私は母のサンドバッグ

小学3年生くらいの話。なんだか知らないけど突然、母が出生の話をしてくれた。

ばあちゃんからお前は間違って生まれてきた子供だったと言われたそうだ。そりゃ女ばっかり7人目だもんな。でもね。それを小学生の私に言うことではないと思う。小学生がそんな話されてどう思う?存在を否定されて、否定されてきた人から生まれた私はどういう存在?って思ってしまった。あとで書くけれど、私は常に自分に自信がなく生きてきた。何をやっても最後はうまくいかない。うまくいきそうになると自分でぶっ壊す。自分に何が起きてるんだろうと思ったよ。でも昔を思い出している作業をしているうちにだんだん原因がわかってきた。

元妻と別居が始まってから「もう孫には会えない」「寂しい」両親が旅行中に父が「孫に会えないのか?」と言っていたことを私に言ってくる。気持ちが沈んでるのはこちらなのに追い打ちをかける言葉ばかり。最初は申し訳ないという、罪悪感でいっぱいだったけど違った。この人たちは自分の心配ばかりでこちらの心配なんか一つもないことに。自分の憂さを晴らしているだけ。私が子供のころと今はたいして変わっていないのだ。

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