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【要約・読書記録】みんなが読みたがる文章:ナムグン・ヨンフン(後半)

ご覧いただきありがとうございます。
『みんなが読みたがる文章』についての後半です。
前半部分については、こちらの記事をご覧いただけたらと思います。


1.著者紹介

著者:ナムグン・ヨンフン 翻訳:松原佳澄
大量の本を読み、独学で書くことを覚えた。文章を書きつづけていたら本を何冊か出版。書き方の講義や個人授業もしている。休まず書くことで、一日一日ちがう自分に成長している。「特許 知的財産権で一生稼ぐ」、「ハーバードキッズ上位1パーセントの秘密、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングに集中せよ」、電子書籍で「航空整備士回転翼免許 口述試験対策」など韓国のさまざまな分野で本を出版。ベストセラーおよびステディセラーになった。また、小説や童話で韓国のさまざまな賞に入賞する。

2.内容の要約(後半)

本書では文章を書くための内容をレベル1からレベル7に分けて述べています。今回は、レベル4からレベル7をまとめます。

レベル4 プロが身につけている高度スキル

この章では、「文章をうまく書くための基本の技術」・「専門家になるための文章の技術」・「専門家のもっと上の技術」の3つについて書かれています。今回は、文章を書くのが苦手な私に必要な、最初の基本の技術をまとめます。

<文章をうまく書くための基本>
・かならず短文で書く。簡潔に書く。
・「そして、だから、よって、しかし」などの不必要な接続詞は使わない。
・受動態は使わない。できるだけ避ける
・単語の重複を避ける
・「とても、すごく、きれいな、いちばん/もっとも」などの形容詞と副詞は使わない。もしくは具体的に書く。
・主語と述語はできるだけ近づける
・難しい言葉や専門用語は噛み砕いて書くか、使わない。

みんなが読みたがる文章

レベル5 実力をつけるためにはたくさん読む

この章ではタイトルの通り、たくさん読みたくさん書こうということが示されています。目標設定や日々の習慣が、文章を書く技術を高める根幹を成しています。特に私が影響を受けた方法は、「目次ごとのメモと書評を書いて、作文と読書の両方を手にいれる」です。具体的なやり方としては以下の通りです。

①本を読んでいて意味がわからない単語が出てきたら丸で囲む
②中心になる内容や重要な内容だと思ったら線を引く
③目次ひとつ分の項目を読んだら、目次に戻って空きスペースに内容を要約する
④一冊の本を読み終わったら、本の最後の空白のページに書評を書く
⑤ブログに書評をアップする

みんなが読みたがる文章

さらに、ブログに書くことには4つのメリットがあります。

・読者が生まれ、読者を意識して文章がさらに発展する
・蓄積された文章を見て、満足でき、やる気につながる
・現在の文章と過去の文章を比較して、発展した自分を感じる
・ブログを書き写しながら推敲できる

みんなが読みたがる文章

レベル6 みんなに読まれるあなたの文章

人生を変えたいと思っている人ほど本を書くべきです。
作文の最終目標は本を書くことです。

<書くべき理由>
①知識を整理する
理解していると思っていても、いざ言葉でまとめようとするとまとまらないものです。暗黙の知識を文章にすれば、知識が一目瞭然になり、自分の知識を整理することにもなります。
②他人に自分の話をする
誰かに自分の話をしたい、でも、できない。そういう時は言いたいことを文章にしてみましょう。話を吐き出すことで感情が安定します。言いたいことが多い人は、本を書くのが上手い人です。
③専門家として認められ、新たな道を模索できる
非経済的効果として本を使えば、該当分野の専門家として認められます。コンサルティングや講義もできるようになります。

みんなが読みたがる文章

誰でも本は書けます。初めて本を書く方におすすめの方法として、2つの方法を組み合わせることをおすすめしています。

・自分の知識で書く
・関連分野の本を30~100冊読んで書く

みんなが読みたがる本

自分の専門知識に加えて、戦略的な読書でさらなる専門性を備えると、本を書きやすくなります。

レベル7 チャットGPTを使いこなせば、夢が叶う

チャットGPTを使えば、ウェブ小説・人文書・自己PRなど様々な文章が作れます。チャットGPTを使う時に必要なのは、「書かれたものを見る能力」「調整する能力」です。チャットGPTが文章を書いてくれるとはいえ、自分が望む通り、正確には書いてくれません。自分が追求する方向性に合わせて文章を解体し、ふたたび組み立て細かい小生をしなければなりません。

著者は章の最後にこのような質問を投げかけました。

人工知能に命令されるものとして生きるのか?
人工知能に命令するコンテンツクリエーターとして生きるのか?

みんなが読みたがる本

これらは文章を書くか書かないかで分けられます。

3.新しく知った事柄や気づき

文章を書くことは、自分の人生の可能性を広げてくれるものだと感じました。「どのように読書するか」「どのように書くか」を学ぶことができました。今までなんで文章を書いてこなかったのだろうかと考えさせられるほどです。「文章を書くこと」と「文章を書くための読書」は、どちらも欠けてはならないものです。欠かさずにこの二つを実践していきたいと思います。
また、著者はこの本の中で様々な作家が書いた本を引用し、著者の意見に説得力を持たせていました。自身の主張を支える意見を引用することで、読者に納得感を与えることができるということも学びになりました。

最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。

スキをしてくれるととても嬉しいので、ぜひよろしくお願いいたします🙇‍♂️

不定期ではありますが、今後も投稿していくので、ご覧いただけると嬉しいです。

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