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アジアン・ウイスキー
ウイスキーの発祥はスコットランド又はアイルランドだと言われておりますが、次第にアメリカやカナダ、日本でも生産されるようになりました。それらの地域は冬が寒冷です。蒸留後の原酒を樽で長い年月熟成する際は高温多湿な気候は不向きです。そのため、上記の地域以外でウイスキーの蒸留所は建造されませんでした。
ですが、そんな常識を覆えすかのようなウイスキーが、2000年代になってから発売されるようになりました。それが今回紹介しますカバランです。
①カバランとは?
台湾北東部の宜蘭県にある蒸留所で製造されているウイスキーのブランドです。台湾の大手飲料メーカーのキングカーグループが所有しており、2006年から製造開始され、2008年から製品が発売されました。
ウイスキー作りは冷涼な気候に向いているのですが、台湾は温暖な気候故に熟成が早く進むそうです。
そのためなのか年数表記のないウイスキーでもアルコール刺激がマイルドな上に、しっかりとした味わいを感じられます。
②ディスティラリーセレクト
カバラン蒸留所からは既に数多くのウイスキーが発売されて来ましたが、その多くが一本10,000円を超えるために簡単に手を出せません。そこで入門編のために、一本5,000円前後で買えるシリーズとして、ディステリーセレクトのNo.1とNo.2の2種が発売されています。最近になってその2つを試してみたので紹介したいです。
③No.1
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ラベルの色は金のために、エントリーモデルとは思えない高級感があります。南国系果物の香りとマンゴーのような甘味とバニラの風味と甘味、どことなくハーブの香りを感じられます。
④No.2
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光沢のある青色のラベルで不思議な雰囲気があります。それは見た目だけでなく、No.1よりもハーブの香りが目立ちました。南国系果物の香りはマンゴーよりもパイナップルの方をメインに感じることが出来ました。
⑤最後に
双方ともに違いはあるものの、総じてスコッチやジャパニーズ・ウイスキーでは感じられない南国系果物の風味と独特のハーブの香りがあります。個人的にはNo.2の方が好みですが、好き嫌いが分かれると思います。機会がありましたら、BARで注文して味と香りの違いを確かめるのをオススメします。
現状のコロナ禍ではBARに行くことが難しいですが、いずれはBARでディステリーシリーズ以外のカバランを注文して、台湾ウイスキーの魅力を存分に味わいたいです。
今回は以上です。最後まで読んで下さり、ありがとうございました😊