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コンサルタントのキャリアパス・役職名

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コンサルティングファームで働く社員「コンサルタント」は、経験年数や期待される役割に応じていくつかの職位に分かれています。
呼び方は各ファームごとに異なりますが大きく分けて4つに分けられます。

今回はその4つの役職、キャリアパスについて紹介していきます!

アナリスト

アナリストは新卒入社したコンサルタントのスタートポジションになります。中途入社での場合でも、このポジションからスタートする場合があります。
アナリストの仕事は主に情報収集・分析と資料作成です。具体的な業務として、ミーティングの議事録作成、先輩コンサルタントに同伴してクライアントへのインタビュー、各種情報の収集・分析、業務IT系の場合にはプログラミングのコーディングが挙げられます。
基本的には先輩コンサルタントから、「○○について調べといて」のような指示を受け実行して報告するという形を繰り返していきます。
財務アドバイザリー系のファームでは、バリュエーション(企業価値評価)業務を行っている場合、有価証券報告書を見ながら財務モデルを作り、分析することもあります。

職位が低くても、生の情報と向き合って格闘しているからこそ得られるアナリストの”ひらめき”は重要視しされることも多く、ミーティングでは積極的に発言が求められます。そして的を得た意見はどんどん採用されるのです。
実力に応じて前後しますが、一般的には2~4年程度でアナリストはコンサルタントに昇進していきます。アナリストからコンサルタントへの昇進率は比較的高く、7~9割り程度は遅かれ早かれ昇進できるといわれています。


コンサルタント

新卒入社と仮定して3~4年目、及び未経験からの中途入社コンサルタント(社会経験5年程度、MBAホルダーなど)がコンサルタントの職位になります。
コンサルタントになると一般的にイメージされるような仕事をこなすようになります。
プロジェクトの実作業の大半を担当するのがコンサルタントであり、プロジェクト全体において、ある一定範囲の業務をまとめて担当します。
基本的には自分の判断で課題を解決する仮説の構築・検証作業を進めていきます。どういう仮説を立てるか、どういった情報を集めるのか、誰にインタビューするのかなど、すべて任されているポジションです。
そして、ある程度の進捗ごとにチームミーティングやマネジャーとのディスカッションを通じて仮説の軌道修正をしていきます。


・コンサルタント職位で必要な能力

ンサルタントは問題解決の手段をすべて自分で決めるため、「セルフマネジメント能力」が重要になってきます。
業務IT系コンサルタントの場合では、自分でプログラムを組み立てることは稀です。むしろ、担当範囲においてどのような業務プロセスが最適であるかを考え、それを踏まえた上でどのようなシステムが必要かを考えることが中心的な業務になってきます。
財務アドバイザリー系でも、一定の範囲を任されてアナリストを使いながらアウトプットを作り上げていくスタイルになります。

・次の職位、マネジャーになるために

コンサルタントとしてある程度のプロジェクトをこなし経験を積み顧客との折衝能力やプロジェクトマネジメント能力が認められればマネジャーに昇進できます。
年数は個人差も大きいですが平均的に3~4年程度で昇進します。
アナリストからコンサルタントへのステップとは大きく異なり、コンサルタントからマネジャーへのステップの敷居は高くなります。アナリストとコンサルタントの業務内容の違いは難易度の変化によるものが多いですが、マネジャーには別の能力が求められてきます。


マネジャー

プロジェクトを取りまとめ、進行に関して責任を持つのがマネジャーです。プロジェクト全体を見通さなければならなくなるため、求められる能力も大きく変わってきます。また必要とされる専門知識等は異なりますが、マネジャー以上になるとファームの種類に関わらず役割は似通ってきます。
マネジャーの仕事内容を大きく分けると、
1、プロジェクト管理
2、顧客との折衝
3、予算管理

の3つになります。

プロジェクトが開始するとマネジャーは最初にプロジェクトの大まかな方針(検討すべき項目である「what」の洗い出し)を定め、各メンバーのスキルとバックグラウンドに応じて担当役割を割り振ります。
その後も、各メンバーとディスカッションし軌道修正をしていき、進捗が遅れている場合には追加でメンバーを割り振る、担当コンサルタントの変更、自身も実作業に参加するなどして期限内に完了するように努めなければなりません。

クライアントとのやりとりもマネジャーが中心になって行います。
クライアントの期待値を管理し、中間・最終報告会を設定し日々意見交換するなど日常的にクライアントをもっとも接触が多いのがマネジャーです。
さらにプロジェクトが黒地になるように予算管理までしなければなりません。多くのファームでは、一定額以上の粗利を達成することがマネジャーの評価基準となっています。
マネジャーはコンサルタントよりも仕事がハードで責任も重くなります。しかしその分、プロジェクトが成功したときの達成感も比べ物にならないほど大きいといえます。


パートナー

パートナーはその名の通り、コンサルティングファームの「共同経営者」となります。そのため仕事の比重も必然的に大きくなります。
パートナーの仕事は大きく分けて2種類あり、1つは顧客開拓とプロジェクトの受注、つまり営業です。役員に対象を絞ったセミナーの開催や各種書籍出版、個人的な人脈を通してクライアントにアプローチし、提案書を作成しプロジェクトを受注します。各パートナーには売上目標が課せられており、個人の報酬も売り上げ成果に連動することが多いです。
2つ目はコンサルティングファームそのものの経営です。「長期的にその分野に注力してどのような成長戦略を描くのか、他国オフィスとどのようなやりとりをしていくのか、人材をどうやって育成しいくのか」などその内容は多岐にわたります。また、オフィスアドミニストレーション(総務)にも目を配らせることも仕事となります。
パートナーになれるのは、ほんの一握りであり、外資系の場合には昇進の基準もグローバルで統一されていることがほとんどです。狭き門ではありますが、有名企業の経営者と議論を交わしながら次の一手を導き、プロジェクトへつなげていく魅力は何事にも変えられません。
パートナー経験者はみんな「パートナーにならないとコンサルティングの真の魅力はわからない」と述べています。


各4つの役職、キャリアパスはどうだったでしょうか?コンサルタントのキャリアパスを簡単にまとめたもので企業によっては業務内容が多種多様になってくると思いますので一例としてみて頂けるとありがたいです!

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