見出し画像

コンサル転職体験談②(大手航空会社、第二新卒)

https://www.movin.co.jp/

大手航空会社から戦略コンサルタントへの転職

大手航空会社から戦略コンサルタントを目指したHさん。「コンサル転職で最も重要なのはいかに自分なりに本気で物事を考え尽くせるかだと思う」とご本人からコメントを頂いたように、面接前に行っていたケース対策で思うような回答が出来ず焦りと不安を感じていたそうです。 約半年にわたる戦略コンサルティングファームへのチャレンジを詳細に書いて頂きましたのでぜひご覧になってください!

名前:Hさん(仮名)
ご年齢:25歳
学歴:有名国立大学
職歴:大手航空会社 → 戦略系コンサルティングファームへ


転職のきっかけ

コンサルタントへの転職を考えたきっかけは、新卒で大手航空会社に勤務して8年弱となるが、人生100年時代残りまだ長い社会人人生を考えた時、一つの産業に特化した人材より、産業をまたいだ幅広い知見を持つ方が今の時代、より社会貢献につながるアウトプットが出せると考えたからです。


人材紹介会社選び

戦略系コンサルティングファームへの転職に実績があるエージェントを探したところ、ムービン含めいくつかのエージェントが見つかったが実際に話を聞いたところ、ムービンが一番、自分の希望する戦略系コンサルティングファームについて具体的で多くの最新情報を持っており、また書類選考からケース面接までしっかりアドバイスをいただけると感じたので、今回ムービンにエージェントをお願いすることにした。


転職活動方法

私の場合、戦略系コンサルティングファーム7社(うち書類選考、筆記試験をパスして面接まで進めたのは5社)を応募し、最初のエージェント相談から最終的に内定を受け取るまで5-6か月ほどを要した。
転職活動としては大きく以下2つである。

1.書籍読み込み
コンサルティングファーム未経験のため、コンサル出身の方が書いた頭の使い方の本や、デジタル化など昨今トレンドになっている関連書籍を時間を見つけて毎日読み進めるようにした。
(もともとムービンから戦略系ファームへの転職なら半年近くは要すると言われ時間は十分あると思い、直接選考で役に立つというよりは、ビジネスマンとしてのスキル向上や実際に転職した後のコンサルタント人生に役立つようにネットのレビュー等を参考に幅広く書籍を探した)

印象的だったものを幾つかあげると
・「イシューからはじめよ」安宅和人著
・「仮説思考」「論点思考」内田和成著
・「コンサルを超える問題解決と価値創造の全技法」名和高司著
・「企業価値4倍のマネジメント」火浦俊彦、ベインアンドカンパニー著
・「意思決定のための分析の技術」後正武著
・「3000億円の事業を生み出すビジネスプロデュース戦略」三宅孝之、島崎崇著
・「勝ち組企業のビジネスモデル大全」大前研一著

2.書類選考、筆記試験、ケース面接対策
具体的な選考対策はムービン大前さんのアドバイスに沿って進めた。

【書類選考】
履歴書と職務経歴書は一度記入した後、大前さんにフィードバックをいただき仕上げた。(選考フロー全体の比重で考えると、書類作成に多くの時間を割くべきでは無いと思うので、自分で盛り込みたい内容を考えたらサクッと書き上げ、エージェントに見てもらうのが効率的だと思う。)
【筆記試験】
筆記試験はファームにより選考に含まれるところ、含まれないところ、またセミナー等の受講で免除などもあるようなのでエージェントから情報を仕入れ、そして各ファームでGMATやSPIなどの形式や出題傾向も例年似た部分もあるため、過去問題をある程度の量はチェックし、自分で解法を出せるか確認して、あとは市販のGMAT/SPI/WEBテストの問題集を解いた。
どのファームでもいかに早いスピードで解けるかが重要だと感じたので、時間を計りながら早く解く練習はしておいた方が良いと思う。

【ケース面接】
戦略系コンサル選考では最重要となるケース面接については、自分で市販の問題集を解くのに加え、ムービン大前さんにいくつか例題を出してもらいメールベースでフィードバックをもらうのと、実際にムービンオフィスに伺い模擬面接みたいなものも実施していただいた。

使用した書籍は、
・「現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」東大ケーススタディ研究会著
・「東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」東大ケーススタディ研究会著
・「過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題」大石哲之著
・「戦略コンサルティングファームの面接試験」マークコゼンティーノ著

ケーススタディを解き始めてから実際に最初のファーム一次面接を受けるまでは3か月ほどかけた。
フェルミ推定だけなら一定量の問題をこなせば短時間で切り口の良い回答が出せるようなると思うが、どうしても性別、年齢セグメント分けなどにしがちだったり、売上2倍問題など打ち手を考える際の打ち手がMECEかつ論理性も十分でさらには独創性まであるものとなるとなかなか納得いく回答ができず、3か月で時間が経つに連れ焦りが出てくる期間であった。
(今振り返ると、焦りから問題数をこなすというスタイルになってしまい、一つの問題を時間をかけて自分なりに考え尽くすという姿勢が弱かったと思う。コンサル転職で最も重要なのはいかに自分なりに本気で物事を考え尽くせるかだと思うので今後転職活動をされる方は焦った時ほどじっくり考えるという姿勢を忘れないでほしい)

実際の選考について

行きたいファームが絞られている場合でも、なるべく複数のファームで面接の回数を重ねた方が良いと思う。
理由は2つあり、

1.一回の面接は1時間ほどだが、その緊張感の中でケース面接をこなすとその1回だけでも考える力がつく
2.実際にファームのコンサルタントに接するため、ファームの雰囲気がつかめる

1.については、毎回面接を受けた直後にしっかり思い出しながら詳細にフィードバックし記入することで、後日ゆっくりケース問題を見返しながら、面接でうまく回答できなかったところを改めて考えたり、面接官のコメントが消化しきれなかった部分も咀嚼することができた。
また、あるファームでは面接最後に面接官からケース回答についてフィードバックをもらうことができ、非常に勉強になった。

2.については、コンサル業界の特性上具体的に何をやっているか情報開示されているものが少ないので、ホームページ等の情報だけでは各ファームの実際の違いが明確には分からなかったが、実際に面接を受けた際に、面接官の雰囲気や話し方、逆質問の回答などファームごとにかなり特色が感じられた。
コンサルはチームで仕事をするため業務領域だけでなくどのような人が働いているか(自分にフィットするか)も重要だと思うので、面接の場でその雰囲気も感じながら私自身、途中で志望順位が変わったりもした。

入社までの過ごし方について

1.今回内定を頂いたファームの特徴であるテーマに関連する内容も含め引き続きコンサル出身著者の本を中心にビジネス書を読み進めていきたいのと、英会話も時間のある今のうちに強化していきたい。

2.コンサルタントの知り合いのつても頼りながら現在コンサルティングファームで働いている人に実際に会って話をしてみたい。

3.8年弱航空会社で勤めて戦略系ファームに入るため、これまでの8年間で事業会社で何を得られたかというところをしっかり振り返り、入社してから謙虚にコンサルタントの業務の仕方を学ぶのと同時に、最初から価値のあるアウトプットも出せるように自分の強みについても改めて見つめ直しておこうと思う。


最後に

コンサル転職にあたり、合否を分けるのは、いかに自力で物事を深く考え抜けるか、ということだと思うが、現職の業務を続けながら限られた転職活動期間でそこの訓練に時間をかけたければ、その他の部分(業界研究、面接情報収集、スケジュール調整など)に費やす時間を減らす必要がある。そのために、そういったサービス全てを無料で提供していただける転職エージェントはぜひ活用した方が良いと思う。(なおかつサービス品質という面で戦略コンサル業界に強いムービンは私にとってはベストパートナーだったと思う)
最後に、半年近くに及ぶ転職活動を通して、出来の悪かった私を叱咤激励しながら最後の面接が終わるまで粘り強く、毎回フィードバックコメントをして頂いたムービン大前さんに感謝したい。ありがとうございました。

以上が大手航空会社から戦略コンサルティングファームへの転職に成功した方の体験談になります!是非参考にしてみてください!

その他の体験談やキャリアコンサルタントの詳細を下記URLからごらんになることができます!

#転職 #転職活動中 #コンサル #体験談

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?