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5分でわかるコンサルティング業界

今回は本当にざっくりとコンサルティングについてまとめさせていただきました。コンサルってなんだろう?って思っている方に是非見て頂ければと思います。

そもそもコンサルティングとは?

コンサルティングとは一般的に「企業の様々な経営上の課題を明らかにし、解決する助言をする」ことを指し、コンサルティングファームで活躍するコンサルタントは、ヒト、モノ、カネ、情報、制度、仕組み、システムなどあらゆる要素が絡み合う経営課題を様々な視点から総合的にとらえ、複雑で困難な経営課題の解決に取り組んでいます。
具体的には中立的な立場で所謂上流領域である企業の中長期の戦略立案から新規事業戦略策定、M&A、現場での業務オペレーション改善まで、企業の収益が上がるように支援しています。

現在人気職種の一つとなっている「コンサルタント」

コンサルタントといっても戦略、IT、人事、財務アドバイザリーなど様々な領域に特化したコンサルタントが存在していますが、すべてのコンサルタントの役割は企業の様々な経営上の課題を明らかにし、解決策を提示し、その実現を支援することです。

コンサルティング業界の市場規模は年々成長しており、現在は1,800億円から4,000億円程度と言われています。アメリカのコンサルティング業界の市場規模が6兆円から10兆円程度と言われているので、日本やアジアにおいては、これから大きな成長が期待されている業界といえます。

コンサルティングファームの種類

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戦略系コンサルティングファーム:
欧米に本社を置く外資系が多く、経営戦略を得意としている。大企業や外資系の顧客を中心にグローバルに展開している。

IT系コンサルティングファーム:
ITを活用した業務改革やシステム導入などを得意としている。

人事系コンサルティングファーム:
人事制度や育成・研修、年金など人事部門が抱える課題に特化。

金融系コンサルティングファーム:
財務アドバイザリーやM&Aなどのコンサルティングを提供している。

シンクタンク系ファーム:
大手金融機関が立ち上げたファームで、官公庁向けのリサーチや経営・ITコンサルティングを提供している。

総合系コンサルティングファーム:
あらゆるテーマで戦略~IT、実行までのサービスを一気通貫で提供している。Big4を母体とし大規模ファームでもある。

国内独立系コンサルティングファーム:
日本で独自に発祥・進化を遂げ、主に中堅・中小企業を対象に幅広いコンサルティングを手掛けている。

コンサルタントの役職と仕事内容

コンサルティングファームは多種多様にありますが、コンサルタントの基本的な役職、仕事内容は変わりません。まずは役職(キャリアパス)から見ていきましょう。
各職位の呼び方はファームごとに異なる場合がありますが、基本的に以下の4つに分けられます。昇格については各ファームで決められた基準によって決められています。

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パートナー
(ディレクター、ヴァイスプレジデント、プリンシパルなど)
パートナーの大きな仕事は案件の獲得(営業)とコンサルティングファームの経営です。パートナーだけがコンサルティングの真の魅力を味わえるポジションです。

◆マネージャー
(プロジェクトマネジャー、マネージコンサルタントなど)
プロジェクトの管理、顧客との折衝、予算管理が仕事の中心。プロジェクト全体に責任を持つポジションです。

◆コンサルタント
(シニアアソシエイト、アソシエイトなど)
コンサルタントには、実作業+マネジメントスキルが重視されます。仮説を立てて検証していくことが大きな仕事です。未経験からの中途入社の場合はこの職位からのスタートになることが多いです。

◆アナリスト
(アソシエイト、リサーチャーなど)
アナリストの仕事には地味なものが多いが、現場にもっとも近い役割を担う。新卒入社の場合コンサルタントキャリアのスタートととなるポジション。中途入社の場合でもこの職位からスタートすることがあります。

基本的に明確な所属部署はなく、プロジェクト毎に編成されるチームに参加してプロジェクト内の業務を担当します。そのため、プロジェクトごとに一緒に働く上司や同僚が変わることや、海外や地方へ出張して働いたりすることもあります。

コンサルティングプロジェクト(コンサルタントの仕事)

コンサルティング案件はパートナークラスの営業や、直接ファームへの依頼、競合他社とのプレゼンテーションで受注が決まります。

◆プレゼンテーション
企業のおかれている状況、問題の背景、解決へのアプローチ、取組体制、プロジェクト期間など、プロジェクトの提案書を作り、企業の経営層へのプレゼンテーションを行います。プレゼンでは複数のコンサルティングファームとコンペを行うこともしばしばあります。

◆案件受注
クライアントに提案を受け入れてもらい正式にプロジェクトを受注します。ここでコンサルティングファーム側でメンバーが選出されプロジェクトチームが組まれます。また同時にクライアント側でもプロジェクトメンバーの選出を依頼し、社内の推進役を務めてもらうようにします。

◆キックオフ・ミーティング
チーム発足後、全員で集まり顔合わせと、プロジェクト全体の体制、スケジュールなどの確認を行います。

◆インタビュー・仮説
問題解決の仮説構築のため、クライアント社内や社外の専門家にインタビューをしたり、データ収集をし材料を集めていきます。問題解決に向けて仮説を立て、検証するサイクルを繰り返し、クライアントとも議論しながら進めて行きます。

◆課題解決方法の決定
これまで集めた情報・データを基に最終的な課題解決方法を策定していきます。チーム内で議論し最終的に提案すシナリオを固め、中身を充実させてから最終報告、提案に臨みます。

◆提案・実行支援
最終的な結論を経営層に報告・発表します。この報告が終われば、ひとまずプロジェクトは終了です。近年では策定した課題解決方法を実行するため、クライアントと一緒に実行支援まで行うコンサルティングスタイルが多くなっています。クライアントに成果が出るよう定着に向けて改善を図りながら支援していきます。

コンサルタントの仕事の魅力(まとめ)

コンサルタントにおける魅力は人それぞれかもしれませんが、
・若いうちから経営というテーマの仕事が出来ること
・誰もが知っている企業の経営支援が出来ること
・プロジェクトを完遂したときの達成感
・顧客からの感謝

といったことに、やりがいや魅力を感じる方が多いです。

また、
・海外案件などグローバルに活躍できる機会
・高い年収
・身に付けたコンサルティングスキルを生かした更なるキャリアアップの可能性

なども大きな魅力のひとつでしょう。

近年日本でも「コンサルティング」が浸透し2000年当初から比べると案件の量や、規模、コンサルティングファーム自体の数も非常に多くなりました。
現状、ほとんどのコンサルティングファームでは積極採用中で、コンサルタントへのキャリアをお考えの方にとっては、非常にチャンス化と思います。

その他詳しいコンサル情報も見れますので是非ご覧ください!

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