2019年8月の記事一覧
「ベストはさておき、とりあえず!」―繊細で気がつきすぎるすべての人に届けたい「ラクに生きる方法」【武田友紀『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』飛鳥新社】
この本は、「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を書いた本です。
この書き出しが、この本のすべてを物語っている。
おそらく、「気が利く人」や「気がつきやすい人」というのは良い人であるという認識を持つ人は多いと思う。たとえば冷房がよく効いている状況下で「寒くないですか?大丈夫?」と聞かれたり、そっとブランケットを持ってきてくれるという行動に対して「不愉快
目の前の電話が鳴っても、絶対あなたが取る必要はない【HSPの働き方】
先日参加したHSP当事者研究会。テーマはざっくりと「生き方」「働き方」だったのですが、ピンポイントすぎないそのざっくりさで話が結構広がっていきました。
で、そうだその通りだ!と思ったのは、「気付いてもスルーするのってすごく大事だよね」ということ。
とにかく「気が付きやすい」特性であるHSPだからこそ、職場という環境は気がつくところだらけでめちゃくちゃ疲れるわけです。上司の目、同僚のキーボードを
あまりに敏感すぎるとどうなるのか?非HSPの人にこそ読んでほしい「敏感すぎる日常」【高橋敦『敏感にもほどがある』きこ書房】
世の中の5人に1人はいると言われているHSP(Highly Sensitive Person:過度に敏感な特性を持つ人)。これが多いのか少ないのかというのはさておき、そのへんの職場や学校には必ず1人はいる計算にはなる。「うちにはいないけどなぁ・・・」と心当たりがなくても、それはおそらく敏感であることを悟られないようにただただひた隠しにしているだけかもしれない。
課長に怒られている同僚を見て、自分
科学的側面から考える人間の過敏さとは?そして精神科医から見た「HSP」とは?自分の敏感さを違った視点で見たい人向けの一冊。【岡田尊司『過敏で傷つきやすい人たち』幻冬舎新書】
「HSP」(Highly Sensitive Person:過度に敏感な特性を持つ人)にまつわる本は、HSP研究の第一人者であるエレイン・N・アーロン博士の『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』を筆頭として、5人に1人該当する性格の一部である、生まれ持った特性である、という視点で書かれているものが多い。
この本はその「HSP」を、科学的(ここかなり重要)に考察・研究してまとめられ