ただの薬剤師がボディビルチャンピオンになるまで9〜振り返りの重要性〜
こんにちは、ボディビルディングをしている筋肉薬剤師の北川です。
コンテストが終わった後、私は真っ先に「振り返り」をしました。この作業が、次に進むための非常に重要な一歩だったと感じています。
振り返ることで、自分のトレーニングの内容や日常生活の取り組みを客観的に見つめ直すことができました。そして、いくつかの課題が浮き彫りになりました。
まず、トレーニング時間の短さです。これが最も大きな要因でした。仕事の合間を縫って、休憩時間の約40分間にトレーニングを詰め込んでいましたが、やはりボディビルディングという競技においてはこの時間では十分ではありませんでした。筋肉の発達を最大限に引き出すには、もう少し時間をかける必要があったと気づかされました。
次に、増量期の食事管理です。とにかくカロリーを摂取すれば良いという考えで、何でもかんでも食べてしまっていたことが問題でした。正直、増量の過程はかなり苦しかったですし、食事の質よりも量を重視していたため、結果的に体調管理やコンディションにも影響が出てしまいました。
また、トレーニングフォームの問題も大きかったです。特にスクワットのフォームが不安定で、結果として腰に強い痛みを感じることがしばしばありました。これがパフォーマンスの低下にもつながっていたと思います。痛みを無視して続けるのではなく、しっかりとフォームを改善する必要があると痛感しました。
そして、筋量の差です。自分のステージ上での姿を動画で確認したとき、明らかに他の選手と比べて筋肉量が足りないことが分かりました。この差が、そのまま順位に直結していたのは明白でした。
このように、自分の弱点や改善すべき点を明確にできたのは、振り返りを行ったからこそです。もしこの作業を怠っていたら、次に向けた成長はなかったかもしれません。
振り返りをすることで、次のシーズンに向けて具体的な課題を整理し、対策を練ることができました。ボディビルディングだけでなく、あらゆる取り組みにおいて、振り返りの重要性を改めて実感しました。まるで学校のテスト後の見直しのように、どんなに小さなことでも反省し、改善策を考えることが成長への鍵だと強く感じた日です。
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