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ただの薬剤師がボディビルチャンピオンになるまで14心が折れかけた経験 その1
こんにちは、ボディビルディングをしている筋肉薬剤師の北川です。
今回は、ボディビルにおいて一度は心が折れかけた経験についてお話しします。2023年7月9日からの約1年間、「勝つ」ことだけを考え、日々トレーニングに励んできました。食事、トレーニング、休養と、できる限りのことをしてコンテストに向けて体を仕上げ、ほぼ完璧な準備ができたと思っていました。ところが、コンテストの2週間前に、予想もしなかった試練が訪れたのです。
なんと、感染性胃腸炎にかかってしまい、2日間は全く動けない状態に。体重は54kgで順調に推移していたのが、一気に52.8kgまで落ち込んでしまいました。下痢による水分の減少、発熱や発汗によるエネルギー消費の増加、食事が摂れないために進むカタボリック…。肉体的にも精神的にも、極限に追い詰められた2日間でした。
トレーニングもできない、予定通りの食事も摂れないこの状況で、正直かなりの焦りと不安が襲ってきました。でも、そのときの僕を支えてくれたのは「過去の悔しさ」。前回の大会での負けが本当に悔しくて、「どうしても諦めたくない」という強い気持ちが湧き上がってきました。
できることが限られた中でも、可能な対策はすべて実施しました。
• 水分補給:OS-1を使ってしっかり水分を補給。
• ビタミン補給:消耗しやすい水溶性ビタミンを欠かさず摂取。
• アミノ酸補給:EAAやBCAAを使い、筋分解を少しでも防ぐよう努めました。
結果的に、筋肉量は多少減ってしまったかもしれませんが、過去最高の絞り具合でコンテストに臨むことができました。苦しかったこの時期の経験は、ボディビルだけでなく、今後の人生の糧として心に刻まれています。自分を追い詰め、諦めずにやれる限りのことをやりきることがどれだけ大切かを、心の底から実感した貴重な経験となりました。
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