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UiPath Friends コミュニティの歩き方

みなさん、こんにちは。
渡辺俊平です。(@ShumpeiWatanabe)
この記事はUiPathブログ発信チャレンジ2023サマーの18日目の記事です。

昨日はよしやんさん(@myoshidan) の記事2本とさおさん(@saosao885)、明日は、ちゅきさん(@Chuki)とUiPath梶田さん (@kajita) の記事をお楽しみに!

このnoteでは、UiPath公式ユーザーコミュニティ UiPath Friends の歩き方として、コミュニティにどのように参加し、その中ではどのような活動が推奨されているのかについてご紹介します。ご自身にあう箇所からご覧くださいませ。


1. UiPath Friends とは?

1.1 コミュニティの概要

UiPathユーザーの有志の方々が運営する非営利のUiPath公式ユーザーコミュニティです。UiPathユーザーが集い、UiPathに関する勉強会やイベントを通じて共に学びを深め、共有し合うことで UiPathを利用するユーザー個人と企業ともに成長を目指しています。これを仕事感なく、楽しみながら取り組めるカジュアルなコミュニティです。

コミュニティのビジョン

1.2 主なコミュニティ活動

UiPath Friendsの主なコミュニティ活動

全体イベントを2~3ヵ月に一回開催し、年に一回UiPath Friends Festivalという年次カンファレンスを開催しています。これに被らない月で地域別やテーマ別で関西、九州や女子部、技術テーマの勉強会を開催しています。また毎月第4土曜日の午前中には、もくもく会を開催しています。
さらに、UiPathグローバルのカンファレンスに参加して、現地からライブ配信を行ったり、7月と12月にはブログ発信イベントでみなの知見を共有し合う催しを行っています。

1.3 コミュニティ活動で得られるコト

参加することで、①Learn: 学びの促進につながります。より良いやり方を学ぶことができ、他の人が今どのようなことに取り組んでいるかを知ることで気づきを得られます。また問題点・疑問点を質問することで解決につながります。②Share: 共有する ことで、自身の学びや気づきをシェアするとフィードバックを得られます。成功体験のみならず、失敗談も共有しあうことで、推進ノウハウから製品毎の技術情報まで自身にも情報が集まりやすくなります。 ③Connect: つながる ことで、社外の自動化仲間が増えます。困ったときはお互いに助け合い、切磋琢磨しあえる素晴らしき仲間が見つかります。バックグラウンドの異なる多様性ある自動化仲間たちと学び合うことから、自身にはない視点や気づきが生まれ、さらなる成長機会につながります。

コミュニティ活動で得られるコト
参加者に聞いてみたコミュニティに参加して良かったこと

2. コミュニティへの参加方法

UiPath Friends コミュニティでは、下記のツールを適材適所で使い分けて活用しています。参加方法について解説します。

UiPath Friendsで活用する主なツール

2.1 コミュニティ登録をしよう

UiPath Friends のコミュニティサイトであるDoorkeeperの下記ページから「メンバーになる」を選択して登録を進めましょう。Doorkeeperを初めてするときは、Doorkeeperのアカウント登録が必要になりますが、メールアドレス登録またはSNS連携が利用できます。メンバー登録が完了すると、今後のイベント案内が届くようになります。

2.2 イベントに登録しよう

まずは、Doorkeeperのタブ「開催予定イベント」から、今後のイベントを探しましょう。各イベントのページから「申し込む」から参加登録が完了します。以降、登録したイベントに関する案内(会場やURL情報など)が開催前に届くようになります。もくもく会は、毎月オンラインで開催していますので比較的参加しやすく、初参加の方も多くいらっしゃいます。

2.3 交流用のSNSアカウントを準備しよう

学びと気づきの共有し合い、社外の自動化仲間とのつながりをつくるには、SNSがとても効果を発揮します。UiPath Friends では、気軽にフォローしあえるTwitterを推奨しています。ぜひイベント参加の前までにアカウントを用意しましょう。またUiPath Friendsの公式Twitterアカウント(@UiPathFriends)もあるため、フォローしましょう。公式アカウントがフォローしている方々は、UiPath Friends の運営メンバー + αのUiPath社員 となりますので、ぜひフォローしてつながりましょう。

2.4 コミュニティ行動規範を確認しよう

UiPath Friendsでは、UiPath ユーザーである参加者が安心してコミュニティ活動を推進し、楽しみながら学び合えるよう、またユーザーコミュニティの発展と成長の実現を支援すべく、UiPathのグローバルコミュニティと同様の行動規範: ガイドラインを設けています。コミュニティのバリュー 3つ (①Be Friendly - フレンドリーに接しよう ②Be helpful - 助け合おう ③Be considerate - 思いやりを持とう) のベースにはUiPathのバリューがあり、推奨される行動と容認されない行動を以下のように定めています。これらを守り、みんなでより良いコミュニティづくりを実践しています。

詳細は、📄 UiPath コミュニティ行動規範 をご参照ください。

2.5 イベントに参加しよう

イベントの当日は、積極的に発信と交流をしましょう。
学びや気づきをツイートしたり、ツイートしている方をフォローして良いねしてみましょう。オンライン配信があるイベントでは、ツイートコメントが見えるようになっていますので、感想やコメントもお寄せください。会場があるイベントでは休憩や交流タイムに、席が隣の方に話かけてみることで自動化仲間が広がりますし、ここでの偶然の出会いが今後思わぬ繋がりに発展したりするかもしれません。
参加後は、イベントからの学びをつぶやくブログに書いて発信してみると、言語化することで学びの定着し、周りからのフィードバックも得られるためオススメです。


3. コミュニティ参加を通じて目指すものは?

3.1 コミュニティロードマップを活用してみよう

自身の立ち位置が今どこにいて、今後どこを目指していくのか? ぜひ考えてみましょう。
特に、参加者側から発表者側にステップアップすることは、とてもオススメです。発表を通じて知識の整理と定着につながり、他者からのフィードバックが得られるし、覚えてもらえるようになります。これが社外の自動化仲間をつくることに最も近道かもしれません。
コミュニティには、初心者から上級者まで専門分野が異なる多様な方々がいらっしゃいます。RPA推進やCoEの視点での展開フェーズ毎の悩み・ノウハウの共有、また自動化する領域の発見の方法、製品毎の活用ノウハウと導入のコツ・ハマりポイントの共有、また運用フェーズでの実践的な経験を共有し合いましょう。自身にとっては当たり前と思えることが、他の人に役に立ったり、初心者ならではの視点が上級者に役立つこともあります。

UiPath Friends コミュニティ ロードマップ

3.2 登壇してみよう

UiPath Friendsのイベントでは、ライトニングトーク (LT: Lightning Talk)として5~10分間の短いプレゼン枠を定期的に設けています。一般公募制になりますが、基本的には立候補いただい方はどなたでも挑戦可能です。(回によってはテーマ指定あり) 応募者多数の場合は、初登壇の方を優先していますので、毎回初めてお話しされる方がいらっしゃいます。初めて登壇するには最も取り組みやすい枠組みです。

3.3 ブログを書いてみよう

開発Tipsやこんなワークフローを作ってみた、推進時のチャレンジや展開からの学び、またはイベントからの学びや感想、LTに納まり切らなかった裏話など、ツイート140文字では足りない情報は、noteやQiitaなどで発信してみましょう。書いてみて初めてわかる自身の理解度や気づきも生まれます。
年2回、7月と12月にブログ発信イベントを開催しているので、周りの自動化仲間と一緒に書いてみましょう。

3.4 コミュニティフォーラム を活用してみよう

UiPath Forumは、ユーザー同士が疑問点について質問し回答し合うオンラインのフォーラムです。日本語でも質問が可能です。製品に関して技術的に困ったことやはまることがあれば、過去に同様の質問がないかを検索し、もしなければ「+ 新規トピック」から質問を上げてみましょう。たまに海外の積極的なユーザーさんから英語で回答が得られることもあり、DeepLやGoogle翻訳などを駆使して確認してみましょう。解決されたら感謝と良いねを忘れないようにしましょう。困っている方の質問を見つけたら、回答に協力してみましょう。

3.5 コミュニティチャンネル Discord に参加してみよう

コミュニティ内でのメンバー間のコミュニケーションに、Discordを使い始めました。地域毎のチャンネルや女子部チャンネル、また特定のイベント参加者向けのチャンネル(Forward VIラスベガス等)を用意します。
自己紹介チャンネルや雑談チャンネルもあるため、まずはテンプレートを参考に自己紹介を投稿してみましょう。また同じ地域の人や同じ興味の分野を持つ人を探してみましょう。(トライアルで試行錯誤中です。)

👉登録リンク


4. その先へ。

4.1 運営メンバーになろう

UiPath Friendsのコミュニティを共に創り上げる「運営メンバー」に応募してみましょう。UiPath Friendsの運営メンバーは、その95%がコミュニティ運営の初めての方です。月一回の全体のコミュニティ作戦会議でに全体方針や計画について検討し、イベントの企画毎に担当メンバーで検討を進めています。イベント時の受付やタイムキーパーから運営枠での登壇、企画リーダーまで様々な役割があり、初めての方には運営先輩メンバーがフォローしてサポートされていますので、心配は不要です。また、運営メンバー間でコラボしながら企画を進めるため、強いつながりがたくさん生まれています。

📄 運営メンバー応募フォーム

4.2 コミュニティアワードを目指そう

UiPath コミュニティでは、①UiPath Japan MVP ②UiPath Friends Lovers の2つのアワードを設けています。①UiPath Japan MVPは一般公募と面談の選考を経て認定となり、 ② UiPath Friends Loversは、コミュニティ運営の行動と実践をもとに選考となります。いずれも日々の行動がベースとなり、日本でトップクラスの活躍、貢献度が高い方が選定されます。資格とは異なる貴重な称号をぜひ目指してみましょう。

UiPathのコミュニティアワード

🏆 UiPath Japan MVP プログラムについて 

4.3 グローバルに羽ばたこう!

日本のコミュニティだけではなく、世界のユーザーと交流してみましょう。米国ラスベガスで開催されるグローバルカンファレンスUiPath Forward がまさにその機会であり、日本人向けの団体ツアーパッケージJapan Tourを活用することで、参加しやすい環境が整っています。世界の自動化事情を現地で体感し情報交換を通じて、日本に持ち帰り社内に展開する。また共に参加する日本メンバーとの交流も計り知れないものがあります。日本版のイベントとはスケールとボリュームが段違いですし、セレンディピティが起きる最高の機会です。ぜひ参加してみましょう!

5. まとめ

コミュニティの歩き方についてご紹介しました。ただしこれが唯一の正解ではございません。ロードマップを参考に、どこを目指していくのか? どのような道を歩いていくのか? どのようなスピードで進むのか? これには人それぞれの歩き方があり、組織の目標や優先度によっても左右されることもあるでしょう。
一つ言えることは、コミュニティに積極的に参画する方、前向きにと組まれる方には成長の機会にあふれています熱き自動化仲間とつながり、そこから新たな視点での自動化アイデアやコラボレーションが生まれることでしょう。まさにセレンディピティが生まれる確率が高くなり、「予想外のことをどのように捉えて行動するか?」これを楽しめるようになると、Accelerate Human Achievement - 人間の新しい可能性、新しい働き方を解き放つことにつながることでしょう。

アフリカのことわざの通り、コミュニティのみんなで遠くに行きましょう!

早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければ、みんなで行こう。
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.

アフリカのことわざ

Let's enjoy your Community & Automation journey! 
最後までお読みいただき、ありがとうございました! 

Top Imange: Jan AlexanderによるPixabayからの画像

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