昭和に生まれた方なら、覚えているかもしれない。
「高原の小枝を大切に」
というキャッチコピーで大ヒットし、今や堂々たるロングセラー商品でありながら、新しいフレーバーを出し続けているチョコレートがある。
森永製菓の『小枝』だ。2021年に発売50周年を迎えたのを機に、「ヒットの原点」というコーナーで取り上げた。
「小枝」の発売は1971年。戦後から復興して高度経済成長を迎えるまで、洋菓子といえば「カタカナ」のネーミングがほとんどだった。
その中で、突如あらわれた『小枝』。ネーミングを含め、その商品について膨らんだ発想が、時代を反映しているのではないだろうか。ある意味で、今現在の“50年後”にも通ずる思考だ。
(了)
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