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【日経リスキリングから④】エコ意識・ツイッギー・脱カタカナ名――時代に乗った森永製菓『小枝』(ヒットの原点)

日本経済新聞社の日経電子版にある「日経リスキリング」(掲載時の名称は「NIKKEI STYLE」)に書いた記事です。この日経リスキリングに残っている、ロングセラー商品の歴史的な背景を探る「ヒットの原点」シリーズからご紹介していきます。

昭和に生まれた方なら、覚えているかもしれない。

「高原の小枝を大切に」

 というキャッチコピーで大ヒットし、今や堂々たるロングセラー商品でありながら、新しいフレーバーを出し続けているチョコレートがある。

 森永製菓の『小枝』だ。2021年に発売50周年を迎えたのを機に、「ヒットの原点」というコーナーで取り上げた。

森永製菓のチョコレート菓子「小枝」は、2021年に発売から50年を迎えるロングセラー商品だ。軽やかなパフと香ばしくて食感のよい小さなアーモンド粒を内包した長さ4センチほどの小さなチョコバーには、子供から大人までファンが多い。近年は「いちご」や「メープル味」などのフレーバー商品の人気も高く、「コロナ禍」の巣ごもり消費を受けて販売数も伸びているという。どのような経緯で誕生したのか――。

(↑リンク記事のリードから引用)

1971年の発売から、来年で50周年を迎える森永製菓のチョコレート菓子「小枝」。チョコの中にパフとナッツ(アーモンド粒)を入れてサクサクとした食感が楽しめるようにしたうえ、小枝のように見える斬新さでロングセラー商品となった。商品設計の面で優れていただけでなく、その時々で人気のフレーバーを取り入れたり、他業種とのコラボレーションも進めたりして、ファンを飽きさせない試みを重ねてきたのも、長寿商品の理由だ。

(↑リンク記事のリードから引用)

 「小枝」の発売は1971年。戦後から復興して高度経済成長を迎えるまで、洋菓子といえば「カタカナ」のネーミングがほとんどだった。

 その中で、突如あらわれた『小枝こえだ』。ネーミングを含め、その商品について膨らんだ発想が、時代を反映しているのではないだろうか。ある意味で、今現在の“50年後”にも通ずる思考だ。

(了)

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