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RAW現像が劇的に簡単になるLightroomカメラプロファイルの活用方法(説明動画付き)

こんにちは朱門です。遠出をして撮影することが困難な日々が続きますが、そんな時は気持ちを入れ替えて、RAW現像テクニックのレベルアップしておきたいものです。

今回お伝えするのは、Adobe Lightroom Classic CC (LR) やAdobe Camera RAW (ACR)で覚えておくと便利な、カメラプロファイルの活用方法です。

Camera Profile

通常、LightroomやACRでRAW現像を行う際、Camera Profileはデフォルトでは "Adobeカラー"になっていると思います。

スクリーンショット 2020-04-05 8.25.32

撮影時にカメラ側の設定でプロファイルを変更している場合、Lightroomではカメラマッチングにある、カメラ〇〇というプロファイルを選択することで、比較的撮影時に見ていたプレビューに近い色味になります。(完全に一致はしない)

スクリーンショット 2020-04-05 8.26.07

通常はこれらのAdobeが用意している標準のプロファイルを選択して使うことが多いと思いますが、実はこのカメラプロファイルを自分で作って活用すると色々と便利なことがあります。

1. 好きなプリセットをプロファイル化できる
2. 好きなLUTをプロファイル化できる
3. Luminar等の他の現像ソフトで調整した色調をプロファイル化できる
今回はこのうち、1. と2. について説明したいと思います。3.については、また次回に!

その他にも、「色相ねじれを解除できる」という利点がありますが、これについては以前書いた記事があるので、気になる方はそちらも見てみてください。

色相がねじれてしまう話 〜Adobeカラープロファイルのねじれを解く

1. 好きなプリセットをプロファイル化する

メリット
プリセットもプロファイルのどちらも写真に対して一定の調整を適用するという点で同じ機能なので、あまり変換するメリットが無いように思いますが、実はメリットが多いです。

- 適用度合いを調整できる
プロファイルの場合は0-200まで適用度合いを変えられるので、例えばあるプリセットを適用したいけど、ちょっと全体的に抑えたいと思った場合、プリセットだと各パラメータを個別に調整する必要がありますが、プロファイルの場合は、全体を一度に調整可能です。これはかなり便利。

- 適用しても各調整パラメータは変わらない
通常のプリセットは各種のパラメータが変化してしまい、自分なりの微調整を加えると思いますが、プリセット側で既に調整値を振り切ってしまっている場合は、それ以上は調整が出来ません。
プロファイルの場合は調整値自体は変化しないので、通常通りに自由に調整可能です。

- プリセットの調整値を隠蔽できる
どちらかというと、自分のプリセットを配布する場合のメリットですが、プリセットだと調整値がそのまま見えてしまうので、手の内がバレバレになりますが、プロファイルは調整値自体はそのまま見ることは出来ないので、秘伝のテクニックを隠蔽した状態で配布することが出来ます。

とメリットは多いです。実は変換する手順もとても簡単なのですが、なぜか隠し機能になっています。

プリセット -> プロファイル変換の方法

では、早速手順を説明します。今回は説明画像の代わりにこちらの動画を御覧ください。

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