体臭と謎の病い
アクアチムローションを相棒に乗り越えた苦しみの日々から数年後、私はちょっとした好奇心からまた会社員に戻った。
ぬくぬく気ままなフリーランスをしていた私にとって久々の会社という空間。嫌な予感はしてた。
確かに嫌な予感はしてたけど
やっぱりまた始まった。
またまた汗が止まらなくなった。
ストレスがそのスイッチを押すことには薄々気づいていたけどもう大丈夫だろうという淡い期待が打ち砕かれて私は心底がっかりした。
でも今の私にはアクアチムローションという相棒がいる。
そう慌てることはない。
私は情報を求めた。
今を乗り切れればいいというような対症療法ではなく
一体何が原因で、どうしたら完治するのか
正確な情報が欲しかった。
だからひたすらネットで検索した。
ありとあらゆるブログや記事、海外の論文まで狂ったように読み漁った。
そして私はとある謎の病いの存在を知る。
これが私の転機になった。
その病いの名前は
ピロルリア
おそらく多くの人が聞いたこともないと思う。
ピロルリアとは簡単に言うと化学物質の異常生成とそれに伴う代謝障害でその結果表れる代表的な症状は次のようなものだ。
体臭、口臭、疲労、不眠、うつ、記憶障害、認知症、摂食障害、アルコール依存症、低血糖症、精神疾患、自律神経失調症
身体だけでなく精神まですごく多岐に渡っているなんとも不思議で恐ろしい病いだ。
私に当てはまると思われるのは体臭だけ。
でもこの病いについての記述の中にとても興味深いことがいくつかあったので下に記載したいと思う。
⚫︎ピロルリアの患者はピロールの異常な生成によってビタミンB6と亜鉛を尿中に排泄し重篤な栄養欠乏を引き起こす。
⚫︎ビタミンB6欠乏は貧血、口内炎、皮膚のかゆみ、アレルギー、免疫力低下、精神疾患を引き起こす。
⚫︎亜鉛欠乏は有害重金属等の解毒を滞らせ毒物を体内に蓄積する。体内に蓄積された毒物は血液中に入り皮膚から発散されるため異常な体臭の原因となる。また糖代謝の異常を引き起こし低血糖症の要因となる。
⚫︎低血糖症の主な症状には異常な汗、動悸、ふるえ、痙攣、異常な空腹感、めまい、不安感、精神疾患などがある。
⚫︎色白で貧血気味の女性に多い傾向がある。
思い当たる症状を太字にしてみた。
かなりの共通点がある。
これは!と思った。
私は果たしてピロルリアなのだろうか?
早速検査について調べてみた。
でも、なかった。
日本でピロルリアの検査が出来る病院はどこにもなく
すなわち治療している病院もない。
私はめげた。
しばらくめげた後に重要なことに気づいた。
ピロルリアには治療法がない。
ただしサプリメントの服用によって症状を大幅に緩和出来るということだ。
どうせ治療法がないなら私がピロルリアかそうじゃないかなんて全く重要ではない。
むしろ足りていない栄養が何なのか、それさえ分かればいい。
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ここすごく重要!
続く