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「英語のハノン 初級」の、好きなところをとにかく語る

「やり方が決まっている」「解説が簡潔」「例文がユニーク!」など、個人的に大好きな点を7つ挙げた上で、4ヶ月の実践を踏まえて語り倒してみます。


こんにちは!毎日趣味で英語を楽しんでいるshumieigoと申します。今回は私の大好きな本「英語のハノン 初級」の好きなところをとにかく語ろうと思います。


(本の概要や、実際に効果があったと感じたことなどは以前下記の記事にまとめています。)

1.やり方が決められている

単語帳や参考者など、それぞれ自身の進め方や勉強法があると思うのですが、この本は初めにやり方を説明してくれています。とても実践的で、ノートなど他の道具は一切不要。(もちろん使ってもいいと思いますが)

どうやって進めたらいいのかな?と悩むことなく、音声データと本さえあればすぐに始められるので、気持ちが楽でした。

またやり方が決まっているとどんどん内容に集中できるようになるのも良かったです。筆者の先生方の過去のツイートを参考に、1日1ドリルで進めました。

2.モチベーション上がる関連コラムがたくさん

この本、最初の「初めに」の項目はあるのですが、「あとがき」がありません。「初めに」の内容的にかなりこだわって作られているのが感じられたので、手に取った当初は意外とあっさりしてるんだな?と思っていました。

でもそのこだわりや、著者の先生方の思いをたっぷり味わえる場所が別の場所にありました。「中級」と「上級」の特設ページに、コラムがたくさん載っているんです。どのコラムも、英語の学び直しを始めた私には新鮮で、読み応えがありました。

私は初級しか終えていませんが、特に上級#7スピーキングと英会話(横山先生)と、中級#6『英語のハノン』音声の聞きどころ〈私的〉ベスト3(中村先生)にとてもハノン欲(?)を刺激されてモチベーションになりました。

(「初級」と「フレーズ編」ではそれぞれ刊行に寄せてのコメントを読むことができます。)

3.「そんなに高いバッグは買うべきでない」想像力をかきたてる例文

コラムで著者の中村先生も述べられていますが、どの文も秀逸で、「想像せざるをえない」状態になることで脳に程よい負荷がかかります。(もちろん、長い文章はその分大変…という単純な難易度の問題もあります)

 『英語のハノン初級/中級/上級』は、文法を口頭で駆使できるようになるための教材ですが、使用されている文は、「文法的に正しい」だけではなく、口に出して違和感のない、また情景をイメージしやすいものにすることにこだわりました。そのため、必然的に修飾語句が多くついたものもあります。もちろん、コロケーション(よく一緒に使われる語の組み合わせ)も多く含まれます。

筑摩書房スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル 英語のハノン 上級コラム #6

修飾語句が多くついている、というだけでなく、そのシチュエーション自体がとてもユニークで、頭に残ります。

「彼女にそんなに高いバッグは買うべきでない」というアドバイスをしたり。「息子がコンサートに間に合うように車を飛ばす母」の説明だったり。時には誰かが「病院からの検査結果が心配で眠れなかった」なんてことも。

もちろん、もっと単純な状況説明のような文もあります。でも、映画のワンシーンのようになんとなくそこにあるムードとか、話者はどんな気持ちなんだろう?どんなようすなんだろう?など想像しながら進めるのが楽しかったです。

4.解説が簡潔で、寝ぼけた頭でも叩き込める

私はハノン初級をほぼ寝起きの状態でやっていました。目が覚めたら起き上がる前にまずイヤホンを耳に入れて、昨日やった音声を流して復習。トイレと水を飲むのを済ませたら、その日のドリルに取り掛かるべくすぐに本を開いてました。

起きて5分とか10分とかなので、正直目が覚めてるかと言われると怪しいところです。そんな状態の脳みそでもするする入ってくるくらい、簡潔で易しい文章でした。時には1ページ以上に渡る時もあるのですが、短い英語の例文を挟みつつなので、そこまで時間はかかりません。

あとはその解説で教わったことをドリルの実践に落とし込んでいくだけです。(そこが大変なのですが!)個人的にはがっつり読み込むタイプの本も好きなのですが、習慣化していくためにはこの簡潔さが本当にありがたかったです。

5.時々「鬼モード」になるネイティブ音声

ハノン初級の音声にはそれぞれ「スロー」と「ナチュラル」があって、私の体感でそれぞれ「TOEICの音声よりちょっと遅い/速いかな」と感じるくらいでした。慣れてくると初見の文でも何を言っているのかわかる時もありました。

ところが、時々ナチュラルで聞くと「…なんて…?」と全く歯がたたない文章があります。例文が一度読まれた後、自分自身で読みあげるための無音の間があるのですが、おそらく例文と同じか、ちょっと長いくらいの時間しか確保されていません。少しでもつっかえると次の音声が流れてきてしまいます。「鬼モード」です。

聞いて、理解して、よし!と思っても、読まれた例文の後に、口だけ開いて最初の言葉が出てこない。え〜っと、あっこれだ!と喋り出した瞬間、すでに次の音声が流れ始める…みたいな感じです。私の場合は3〜5ドリルに1つくらいだった記憶。とにかくすごい苦戦します。

でもその「鬼モード」がたまにあるのが、めちゃくちゃ楽しかったです。録音とかすると面白いです。自分がめちゃくちゃな言葉を喋るところなんてあまり聞けないので…本当に「He's working two part ti△×⚪︎〜wwwwww」みたいな感じです。

それを繰り返し練習していくうちに、スッと言えるようになった時の爽快感がすごいです。達成感というよりも、やっつけた!という爽快感でした。

前日できなかったから、今日も一応やっておくか…と朝にやるとできてた、みたいなこともありました。この「鬼モード」のおかげで毎日繰り返し「とにかくやる」ということの大切さも身をもって学べました。

6.手元に本がなくても音声のみで練習可能

一度めの練習で文法項目をしっかり頭に入れておくと、トラックの一つめの例文を聞いて「あ、これ動名詞のやつだ」と文法項目を瞬時におさらいすることができます。

なので、一旦本を閉じた状態で、ナチュラル音声の速さで言えるようになったら、手が空いた状態で、スマホとイヤホンさえあれば繰り返し学習できます。

これは主婦の身には本当に助かりました。洗濯物をしながら・料理しながら・片付けしながら・子供の寝かしつけしながら(これは頭の中で…)。仕事以外で机に向かう時間が確保しにくいながらも、続けることができました。

家事中だけじゃないです。ドライヤーしながら、朝の身支度をしながらでもいつでもできるので、振り返ってみて「そういえばこの難しかったドリル、またやっておこう」と気軽に復習できるのも嬉しかったです。

繰り返しやることでどんどん身につけられるように、1周終えた今も、毎日40分くらいはドリルを実践しています。

7.学習の成果が体感できる

「できるようになったこと」の記事で詳しく書いているのですが、明らかに自分の体で「変わった!」と感じられるので、どんどんやりたくなりました。(もちろん人によると思いますが…)

単語や表現を学習した後・一旦覚えた後に問題などで出てきた時「これ、前やったやつだ!」とピン!と来る感じがありますよね。そういう感覚が、口の動きや、聞き取る際の理解度で体感できる感じでした。

ハノン以外の文を聞いたり読んだりしたときに「前はできなかったのに、できる」「意味がスッと入ってきた」という感覚が気持ちいいです。


過去に大学受験の時や、TOEIC対策の教材なども使いましたが、こんなに愛着があって語りたくなる教材は初めてでした。毎日の英語学習を楽しく進められるようになったのは、この本のおかげだと思っています。

とにかくこの本への愛を語れて楽しかったです。読んでいただいてありがとうございました!どなたかの参考やモチベーションになっていたら嬉しいです☺️今日、11月1日からは中級も始めました!


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