【観戦記事】しゅーまい祭3on3
10/9。しゅーまい祭1周年記念!2日目はチーム戦です。
84チーム、252名もの海賊たちが矢向青馬堂書店に集結しました。
前日の個人戦の様子はこちらから。ウタ参入によって変わった世界を見ておきましょう。有料のデータコーナーも環境を理解するのにオススメです(宣伝)。
今日は決勝ラウンドからの戦いをお伝えします。
準々決勝 とり(ウタ)対matsu(紫ルフィ)
準々決勝では強豪が激突することになった。
とりはウタ、matsuは紫ルフィ。
前日の個人戦ではウタの勝率が64%。紫ルフィは49%。ただし、ウタは紫ルフィを苦手とする。相性を覆す秘策はあるのだろうか。
両者1ターン目はパス。とりが新時代からチョッパーを加え、リーダー攻撃時に手札を補充するところから試合は動き出す。
matsuは5キッドが初動。
とりは6000パンチで手札をどんどん増やしていく。matsuは逆光を警戒して5キッドをブロックに参加させられない。手札から身を守ることに。とりはさらにナミからウソップを手札に加える。物量で優位を取る。
matsuは7キッドから7000パンチ。とりは迷わず手札2枚を捨てた。後に4ローで持っていかれるのももったいない。5キッドは立ったままターンを返す。
とりは新時代から逆光を見せる。7ルフィからウタも並べ、盤面を整えた。
matsuは再び7キッドを出す。キッドとリーダーのみを攻撃に参加させ、ライフを3まで削る。逆光が見えている以上、無理に5キッドが突っ込む理由はない。
とりは三枚目の新時代から私は最強を加える。ルフィの攻撃は防がれる。ナミは空アタックから逆光を加える。再び7ルフィからナミを戦線に加える。
ターン終了時にウタの能力で逆光を捨てて7ルフィを起こす。防御は盤石だ。
matsuはクイーンを出してからキッド9000パンチ。これでとりのライフは2。ここで4ローのババ抜きタイム。逆光とイゾウが抜け落ちる。
再びキッド9000パンチ。これはウタが守る。リーダーの7000パンチは7ルフィと1000カウンターで阻む。
キャラとリーダーのパワーで押され気味のとりは仕掛けに行く。
リーダー10000でキッドを狙う。matsuは4ローを差し出す。私は最強でもう一度。これには手から2枚のカウンターが向けられる。
2体のナミがウタとチョッパーを補充し、ターンを返すことに。
matsuは9カイドウ。効果は発動させず。自身のドンを温存する。キッドたちとリーダーで8000パンチを3発叩きこむ。1発は通ってとりのライフが1になったものの、後の2発は7ルフィ&2000カウンターで阻まれた。
ドローしたカードを見て、とりはややうなだれる。ルフィ10000パンチで癌となり続けたキッドを狙うも、クイーンが道を止める。ナミたちの攻撃時に手札を補充すると、ターン終了時にはウタからルフィを起こして攻撃に備えた。
matsuは5キッドを出してから猛攻を仕掛ける。キッド9000パンチでライフは0。カイドウの攻撃はウタ。キッド9000パンチにはルフィを差し出す。リーダー9000パンチはルフィと3枚の1000カウンターで守る。
これでmatsuに2000カウンターがないことが見透かされる。
ずっと守りを固めていた5キッドが、とりを介錯することになった。
「10ドフラずっと待っていたんだけど・・・」
準決勝 毒田(紫ルフィ)対伊茶門(ウタ)
試合前に観戦記事席に誰が座るか譲り合いが行われた。
準決勝進出次点で2勝のヤマモト(クイーン)対1勝のシンゲツ(エネル)も検討された。が、両チームの勝ち頭エース格が観戦記事席へ。
準決勝と同じくルフィ対ウタのマッチアップだ。
伊茶門はボニーを立たせてターンを返す。8キッドで最後は蓋をするタイプのデッキ構築だ。
毒田はブラックマリアでターンを返す。こちらは2コスブロッカーを手厚くし、ミラーマッチを見た構築。
伊茶門はボニー起動から8キッドを加える。そしてリーダー攻撃で手札を増やしていく。
毒田はブラックマリアでボニーを討ち取り、リーダー効果からマゼラン。ドンを縛っていく。
伊茶門はリーダーでマリアを殴り返し、ナミからチョッパーを加える。4ドンしかないのが辛い。
毒田はリーダー能力から7ドンを確保し、再びマゼランとマリアを繰り出す。私は最強から一気にライフを削られるのを警戒した。
伊茶門は少ないドンながらもナミの攻撃から手札を増やし、ブルックからバルトロメオまで展開する。ナミを起こしておく。
毒田は後の憂いとなるバルトロメオをリーダーでKO。マゼランたちが7000パンチで伊茶門のライフを2に削ると、リーダー効果発動から7キッド着地まで進めた。毒田もライフ2。
ようやくまともに動けるドンを確保した伊茶門は、リーダーとナミが6000で攻撃しながら手札を補充していく。
盤面にはウタを追加し、守りも固める。
毒田はクイーンで手札を整えてから、キッドやマゼランたちで伊茶門のキャラをせん滅していく。そして、3体目のマゼラン。
伊茶門の8キッド効果発動までは認めない。
8キッド起動プランを咎められた伊茶門は仕方なく7ルフィからゾロまで並べてターンを返すことに。
毒田は容赦なく7000パンチと8000パンチをお見舞いする。合計5発。
伊茶門も7000パンチは2枚がかりで守り切ったが、手札が都合6枚吹き飛ぶ。ブロッカーウタも失い、ライフはがけっぷちの0へ。
ようやく8キッド起動まで漕ぎつけたが、肝心の手札の消耗が激しい。
マゼラン9000パンチがキッドに向けられると、7ルフィを差し出すしかなかった。
毒田が声をあげて笑う。
次の9000パンチで8キッドの要塞が崩れ落ちると、リーダー11000パンチが伊茶門にとどめを刺した。
決勝 ランドリー(ベロ・ベティ)対てっちゃん(ウタ)
決勝戦の席には吉祥寺からの強豪チーム「きちじょうじ」と「てっちゃんとちぎりパン」が座ることになった。
観戦記事席には「きちじょうじ」のエースランドリーが。予選ラウンド全勝。準決勝で初めて敗北を喫したがチームメイトが窮地を救った。
対する「てっちゃんとちぎりパン」はクイーンを操るヤマモトがシンゲツのエネルを撃破したことで決勝戦に。観戦記事席にはチーム名の代名詞てっちゃんが座ることに。
後手のランドリーがコアラを出すところから試合は始まる。見た目はパワー3000だが、ベロ・ベティでは実質パワー6000で殴り掛かってくる。もしカラスもいれば相手に3000要求だ。
てっちゃんはウソップを出して殴らずターンを返す。
ランドリーの攻撃は阻まれるが、クラッカーを戦線に加える。
てっちゃんはゾロを出して、またも何もせずターンを返す。うかつに殴ってトリガーからキャラがめくれては勝負にならないからだ。
ランドリーはカラスを出すと、リーダー能力発動から一気に仕掛けた。
クラッカーが10000パンチのダブルアタック。これが通る。さらに、コアラとリーダーの6000パンチも通って、てっちゃんのライフは瞬く間に1へ。
てっちゃんはウソップの攻撃でコアラをKO。
ゾロとリーダーの攻撃でクラッカーをKO。
ウタを盤面に出してライフを守れるようにする。
ランドリーはスムージーを2体出していったんタメを作る。
てっちゃんはまずウソップパンチ。これが通る。トリガーからクラッカー。
リーダー5000パンチも通ってライフは2。ゾロの6000も通ってライフは1。トリガーからモーリーが。
「ここまで来たら、行きます!」
相手の手札は1枚。ウタが7000パンチ。トリガーからは何も捲れない。
「私は最強」
リーダーが起き、8000パンチがランドリーに叩きこまれる。
てっちゃん勝利!
だが・・・チームメイト2人が敗れたことで、優勝はチーム「きちじょうじ」に輝いた。
この後、感想戦で大事な検証が行われた。
もしトリガーからキャラを出さなければどうなっていたのか。
ランドリーの読みでは、キャラを出さないと8キッドで完封されてしまうと。コアラやリーダーの6000パンチが通ったことから、8キッドが透けて見えたのだ。
実際にてっちゃんも8キッドを持っていて、そのプランを立てていた。
トリガーからキャラを出して、アタックを誘いこまないと8キッドで確定負けしてしまう。その判断でトリガーからキャラを出すより他なかったといのが感想戦から導き出された結論であった。
エキシビジョン~チーム編成学
今回はチーム編成の座学です。
トップ4の編成を振り返りましょう。
優勝 紫ルフィ、ウタ、ベロ・ベティ
準優勝 紫ルフィ、ウタ、クイーン
ベスト4 紫ルフィ、ウタ、エネル
ベスト4 紫ルフィ、サカズキ、赤紫ルフィ
チーム戦の編成で大事な原則があります。
「チームメイト2人が苦手なリーダーがいたらダメ」
ウタ参入まで王者の組み合わせだった「ルフィ、サカズキ、エネル」の組み合わせが今回ベスト4に残りませんでした。
理由は簡単で、サカズキとエネルがウタに弱かったからです。具体的にどのくらい弱いのかデータを押さえておきたい方は、個人戦の記事末尾のデータワンピ部へようこそ(再び宣伝)。
チーム内にサカズキとエネルがいる場合、相手のウタに66.6%の確率でド有利マッチアップを差し出すことになります。
チームのエネルがウタを踏み、サカズキが紫ルフィを踏んでくれれば、エネルが1敗。サカズキがおそよ5.5対4.5の勝負を勝ってくれて、これでやっと三人目に希望を託すことができます。
万が一チームのサカズキがウタを踏むとこの時点でほぼ1敗。エネルが相手の紫ルフィに当たると、約35%の勝率に運命を託さなければなりません。
有料ゾーンではこんな感じで、いろんなチーム編成を検証していきます。
その後、第三のリーダー候補も見ていきます。
最後に筆者が考える裏ソリューション構成を2つお伝えします。
【優勝編成!】紫ルフィ、ウタ、ベロ・ベティ
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