厚真を知る一日【人口4000人の町でインターンをする大学生の話_2日目】
今日やったこと
ATSUMNOKI96のmikiさんのお話を
今日は僕らが滞在しているシェアハウス「とけ邸」の管理をされている株式会社とけるの柴田さんのご案内で厚真町で活躍されている方々のお話をお聞きする1日でした。
最初にお話をお聞きしたのは、ATSUMNOKI96のmikiさん。厚真の魅力、どんなプレイヤーが厚真にいるのか、マクロな視点での厚真町のまちづくりの現状をお聞きしました。
mikiさんはデザインのお仕事をされているとのことで、商品開発におけるデザインのあり方、冬の厚真を盛り上げるためにはどうしたらいいのかというプログラムの相談までさせていただきました。
移住者や循環居住など地方が必ずぶつかるであろう問題に早めに向き合って予算を投入する厚真のまちづくり。題あるが、課題の対策にも頑張ってる厚真の取り組みについてしれました。
お話の中で、厚真の事業者さんの商品をいただきました。カンボジアのナッツを厚真の木材で燻製にした商品。ハスカップ、ナラの木、シラカバの木、3つの風味を味わいました。
林業が盛んな厚真。ただ、加工の際に出てくる木材の破片の行き場がないという現状があったとのこと。そこで、出てきてしまうチップを燻材に活用し地元の商品として売り出されているそう。
コミュニティスペース
滞在先から車で5分くらい。新町シェアサテライトオフィスでお話を。
サテライトオフィスには多くの方がいらっしゃり、まちづくりのプレイヤーの多さを感じました。
街の中心地にある施設ichikaraにもお伺いしました。ここは元々布団屋さんだった場所を改装してオフィスとして活用されているそう。
厚真の役場
シェアハウスから徒歩5分あるかないかくらいの距離にある厚真の役場。インターン活動において地域理解は大事な課題。役場の方にもお世話になるのでご挨拶に行きました。厚真の役場の方はみなさん親しみやすい方で気さくに話しかけてくださりました。
美味しいハスカップ
厚真町の名産ハスカップを美味しく食べれるカフェで休憩しました。初めてハスカップを食べたんですけど、めっちゃうまい!あと、ソフトクリーム、パフェ、スムージーなど…バリエーションも多すぎてびっくり。そしてリーズナブル。
ハスカップが厚真の名産品になったのには実はすごいストーリーが。
元々は苫小牧で多く育てられていたハスカップ。工業化が進むことで、ハスカップを育てる場所がなくなるということで厚真町での栽培が開始。
ハスカップ栽培を厚真でされていたある農家さんが本当に甘いハスカップだけを厳選して育て、それを近所の方に「ハスカップを育ててみて」ということで配布されたそう。
苦労して質の良いハスカップを作成したのにも関わらず、「近所の人に配るなんて馬鹿げている」と入れることもあったそうですが、結果的には日本一のハスカップの街までに成長。
個人で儲かるのではなく、地域全体で儲かることが結果的には地域にも自分にも利点となる。石巻でとある事業者さんが言っていたことをふと思い出しました。地域でノウハウを共有することで全国的にその地域のブランドが有名になり、結果的に自社の製品が売れる。
確かに自分が消費者の時、産地は気にしますけど事業者まで気にしたりとかはなかなかないですよね。地域ブランドのあり方をお勉強できました。
移住のまち 厚真
街の案内ということで、フォーラムビレッジを案内していただきました。ここは移住された方が多く住まれている地域というのことです。蕎麦屋さんやパン屋さんもあったり、コンパクトでありながら温かみのある素敵な地域でした。ハンバーグが美味しいお店があるとのことで、ぜひ行きたいな。
林業 厚真
ATSUMNOKI96の中川さんに林業のお話をお聞きしました。めぐみ水産でインターンをしていると水産業ばかり注目しがちですが厚真は林業も盛ん。自然に配慮した林業のあり方、年単位で木を加工する林業の奥深さを感じました。
第一次産業って誰もがお世話になってるはずなのに、その裏にある苦労に目を向けれずに「なんでこんなに高いんだ」と思われてしまうことも。でも、実際に現場に行ってみると「え、これここまで手間かけるの…?もっと楽していいんじゃないすか…?」と言ってしまいたくなってしまう程、手間も時間も思いもかかりまくっている破格の産業だったりしちゃうんです。
近藤さん
厚真の方のご意見をお伺いする1日。最後は近藤さんからお話を。近藤さんは政治にお詳しい方ということで政治的視点からのまちづくりであったり、次にどのような方にお会いしたらいいのかのアドバイスだったり、お話をいただきました。
ここまでたくさんの人にお会いしたのにも関わらずまだお会いするべき人がいらっしゃるとは。
めぐみ水産
インタビューを経て、めぐみ水産に出勤。今日は商品開発のチームの話を多めに。めぐみ水産さんが持っているもので何ができるのか、持ってるものとできること、掛け算で新しいものを作れないか作戦会議をしてました。
道の駅
帰りは近くの道の駅に。視察も兼ねて買い物も兼ねて。まだ北海道に入って2日目。近くのスーパーを理解することも大事です。
今回のインターンは出身地域もバラバラ。これはカエルに珍しいと言っている都会出身の子とカエルでそんなにテンション上がるか?となる田舎の人。こういう風景が見れるのもなかなか不思議。
今日のご飯
今日の気づき
地域のプレイヤー
今日は厚真町の地域のプレイヤーの方に多くお会いした1日。自分自身も将来は地域で活動したいと思っている中、刺激を受けました。
とけるの柴田さんに、ちょっと将来の相談をしてみました。自分が今までしてきたことと、これからしてみたいこと。地域にいつ飛び込むべきなのか。
大学卒業後、そのまま地域に飛び込むべきか。3年程度力を外部で蓄えて戻ってくるのか。地域のプレイヤーになるとしたら、プレイヤーの多い地域で活動するのかそれとも未開の地で挑戦するのか。
地域で活動したいと言っても方法はたくさん。自分のことをもう一度見つめ直さないと。