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宅建を合格するまでの5つのステップについて説明します
宅建の受験を検討されている方で、
「何から始めたらよいかわからない…」
と悩んでいる方はいませんでしょうか。
今回は宅建の受験を検討されている方に向けて、どういった手順で合格ラインに達していくかについて簡単にお話ししようと思います。
STEP1: 教材を決める(〜試験日3ヶ月前)
まず重要なのは、使用する教材を決めることです。
通信教育、オンラインスクール、予備校などの選択肢がありますが、自分に合った価格やカリキュラムで選ぶのがポイントです。
どの教材を選んでも基本的には大丈夫ですが、避けるべき勉強法が2つあります。それは、
独学で勉強する
無料の教材を使う
独学のリスクとしては、理解が不十分なまま進めてしまう恐れがある点が挙げられます。自分では理解できているつもりでも、実は誤解している可能性があります。特に法律系の試験では、細かい用語や解釈の違いが得点に大きく影響するため、独学はおすすめできません。
また、無料の教材の問題点は、質の低さにあります。無料で提供される教材は、内容が薄いことが多く、学習者のモチベーションも上がりにくいです。その結果、合格に必要な学力を効率よく身につけるのが難しくなります。
そのため、有料のオンラインスクールや予備校を利用することが最善の選択肢となります。数万円の投資は必要ですが、プロが作成した質の高い教材や、経験豊富な講師の指導を受けられる点で、合格の可能性が格段に上がるでしょう。
STEP2: 基礎を固める(〜試験日1ヶ月前)
試験日が残り1ヶ月を切るまでは、基礎を徹底的に固める時期です。
この時期は、試験勉強の「コア」となる期間であり、知識の土台を作り上げることが最も重要です。選んだ教材やカリキュラムにしっかりと沿って進めていれば、基礎力は着実に身についていくはずです。
大切なのは、インプット(理解)とアウトプット(練習問題)を徹底的に繰り返すことです。理解を深めるためには、問題演習を活用して知識を実践的に使える形にする必要があります。
宅建試験の場合、全範囲を少なくとも3周以上繰り返すことを目標にしましょう。これにより、知識の定着が飛躍的に高まります。また、同じ問題を繰り返すことで、頻出ポイントを効率よく押さえることができます。
STEP3: 暗記作業(試験日1ヶ月前〜)
試験日まで1ヶ月を切ったら、細かい内容をひたすら暗記するフェーズに移行します。
宅建士試験では、細かい数字や表、法律用語の定義などが頻出です。これらはただ理解するだけでは不十分で、暗記していなければ点数につながりません。しかし、逆に言えば、この時期に暗記を徹底することで、点数を大きく伸ばせるチャンスがあるということです。
宅建士試験は、暗記がものを言う試験です。この直前期こそが、最終的な合否を左右する最重要期間といえます。焦る気持ちもあるかもしれませんが、落ち着いて暗記を進めることで着実に得点力を高めていきましょう。
STEP4: 市販の模試を受ける(試験日1ヶ月前〜)
暗記作業と同時に取り組むべきなのが、市販の模試本の活用です。
市販の模試本は、本番さながらの形式で構成されており、試験本番を想定した練習が可能です。問題の難易度も、直前期に取り組むのに最適なレベルに調整されています。そのため、暗記作業の成果を確認する絶好のツールとなります。
模試を受ける頻度の目安としては、だいたい10日に1回程度が理想的です。このペースで模試に取り組むことで、知識の定着度を測りながら弱点を洗い出し、試験本番に向けた総仕上げが効率的に進められます。
また、予備校が実施する模試を受けるのも有効な選択肢ですが、私自身が宅建を受験した際は、市販の模試だけで十分に対策ができました。市販の模試本はコストパフォーマンスが良いだけでなく、自宅で気軽に取り組める点もメリットです。
模試本を最大限に活用し、暗記作業との相乗効果で本番に万全の状態で臨みましょう。
STEP5: 直前の追い込み(試験日2週間前〜)
直前期は、最後の追い込みの時期です。
暗記作業を進める一方で、何度繰り返しても覚えられない重要事項を紙に書き出し、重点的に暗記しましょう。こうすることで、記憶が定着しやすくなります。特に、数字や条文、頻出の論点など、試験で問われやすい箇所を重点的に暗記してください。
この追い込み作業は、試験当日の直前まで続けることが重要です。試験会場に到着してからも、書き出したメモを見返しながら暗記を続けると、ギリギリまで得点力を伸ばすことができます。
また、試験数日前には法律の改正点を暗記することも重要です。
改正点は試験で狙われやすく、点数が大幅に変わってくる可能性があります。
最後の最後まで粘り強く取り組むことで、試験本番の自信につながります。直前期は追い込みが勝敗を分ける時期。全力で駆け抜けましょう!