媒染液でこんなに変わる草木染め(夏休みの自由研究)
草木染めってきいたことありますか?
ファブラボ神戸の中でこどもたちの夏休みの自由研究(やりたいのは大人?)として草木染めをしました。思ったよりもずっとしっかり染まって感動しました。
草木染めは文字通り、草木を使って布や糸を染めることをいいます。よく、ブドウの汁で服について取れなくなってしまうことがありますが、草木染めはそれを布全体にするような感じです。
でも、草木で染めても洗ったら落ちてしまうのでは?そこで、染めた後にそれを定着させるために、媒染液というものを使います。草木で色を染めて、媒染液につけて、定着させる。なるほど、納得しました。
じゃあ、色は草木の種類で選んで、媒染液を変えたら発色とかが変わるのかな?と思いいくつか媒染液をつくって早速試してみました。
ぜ、ぜんぜん違う。。
同じタマネギで染めたとは思えない。上にいたってはカーキ色というんでしょうか。和柄とか迷彩とかに使われそうな色味です。
まあ確かに、ミョウバンは透明に近いけど、鉄のサビから自作した鉄媒染はかなり茶色かったのでさすがにその色が強く出たということか、ってことは、大事なのは草木の色と媒染液の組み合わせ、これがだいじ。
ちなみに色が濃く染まっているところは、事前に豆乳でこどもたちが絵を描いたところです。豆乳がついたところだけ、より濃く染まりました。
今度は、ナスの皮と銅媒染を組み合わせて、布と毛糸を染めました。銅媒染はとってもキレイな緑色なので、組み合わせてどんな色になるのか楽しみです。
ぜ、全然ちがーう。
上の毛糸はすごく鮮やかな薄緑色。下は、薄めのベージュかな。
染めるものによってもこんなに変わるんだ。
草木染めって奥が深い。
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