『半沢直樹』と同期の存在
『半沢直樹』という作品が放送している。
東京中央銀行の銀行員である半沢直樹が、社内の不正や政治家や他社の悪事を暴いていく作品だ。
前作では作中で、主人公半沢が、同期の渡真利に協力をもらい不正の事実を発見したり、同期の近藤は半沢の奮闘する姿を見て自分を奮い立たせるシーンがあって、ジーンと感動しながら観ていた。大好きなドラマだ。
思い起こせば、自分にも新卒で入社した会社で、同期が20名ほどいた。
ほぼ1クラスほどの人数で、それぞれが研究部や総務や経理部、営業部などに配属されていった。この同期たちとは、研修が終わった後も年に数回飲み会を開催するなど仲良くしていて、退職した今でも関係は続いている。
在職中は同期がいることで、仕事上とても助かったことが多かった。
・仕事の身近な悩みを気軽に正直に相談できる。アドバイザーではなく、共感し合える存在。
・他部署との合同での仕事の時に、他部署に同期がいると担当者と自分の橋渡し的な存在になってくれるため、コミュニケーションが取りやすい。
・他部署に聞きたいことも、同期がいれば気軽に確認できる。
・学生時代までの友人グループでは出会えなかった、自分と異なるタイプや出身地の同期と知り合えるため、考え方の多様性が増える。
企業が新卒採用をしていたのには、同期の存在によって会社への帰属性を高めていたこともあったんじゃないかと思う。
今後は新卒採用がなくなっていく流れになっており、同期がいない人も当たり前になってくるかもしれない。