#171 蹴球部に入るという選択と蹴球部への感謝 (松野稜河/4年)
はじめまして
筑波大学蹴球部4年トップチームアナリストとして活動をさせていただいています、松野稜河と申します。
自分は筑波大学蹴球部という組織に入れたこと、そしてこの環境の中で大学4年間を過ごすことが出来ることにとても感謝しています。
もちろんセレクションなどがある訳では無いため、フレッシュマンコースを経て入る意思があれば入部することはできます。
ただ自分の蹴球部以前の人生を振り返れば蹴球部との接点は限りなく0に近いものでした。
自分のサッカー歴は小学3.4年生ぐらいから始まり、中学生の2年の秋から1年も満たない期間、あと強いてあげるなら浪人期間に予備校で体育専門学群の副選択の種目のためにサッカーをやっていたくらいなものです。
こんな自分がなぜ蹴球部に入ることにしたのかをここでは語らないので、どこかでまた機会があればお話します。
さて今回のテーマである
自分がなぜ筑波大学蹴球部に対して感謝を持っているかについて話していきたいと思います。
まず1つは本当にサッカーをできる質の高い環境があることにあります。
現在はプレーヤーはやっていませんが2年生の終わりまではプレーヤーをやっていました。
その時は自分のプレーをどれだけ向上させられるのかということだけに精一杯であったためそのことには気づきませんでしたが、
プレーヤーを辞め、外部の人との交流を通して、これだけのチームがあり、その1つ1つに対して院生のコーチングスタッフがいて、練習メニューが作られ、試合をできる環境がある。
さらに将来のプロ候補達がなにをやっているのか、プレー面も、フィジカル面もコンディション面も意欲があれば学ぶことができると思います。
今現在トップチームに関わっている中で練習を見ているだけでも選手をやっているならと考えれば自分のプレーに還元できそうなことは山ほどあります。
今いる後輩たち、これから入部する人たちはこのことに真剣に向き合いサッカーに勤しんでもらえればと思います。
次にこれは自分が入部した目的でもありますが、分析の環境がかなり高いのではないかと思います。
これも外部の人との交流が様々にあるなかでより濃く感じたことですが、
プロの現場でも分析をやられていた小井土先生がいることがかなり大きな要因となり、かなり細部までこだわりを持って分析に取り組んでいます。
詳細については省略しますが、今後も日本のサッカー界の分析の一端をになっているであろう組織であり続けられるように邁進していく必要があると思いますが、
アナライズ班、データ班の活動を通して、本当に貴重で濃い経験をすることが出来ています。
ここが自分が蹴球部への感謝を抱かざるを得ない最たるものになります。
そして最後に蹴球部内ではピッチ外の活動と呼ばれることについてです。
アナライズ班、データ班などもそうですが、
そういった有志のメンバーで構成されるパフォーマンスチームではなく、
・部を運営することに必要な局活動や、
・ホームゲームのイベント実施・運営、
・その他の毎年筑波大学蹴球部に依頼をしていただく補助学・運営業務、
・パフォーマンスチームに類しますがYouTube係、
・各チームへの応援、
・少年団へのコーチ派遣
・それらを取りまとめる主務副務の運営
などなど
自分が認識していない部内の活動ももしかしたらあるかもしれません。
これらを遂行するには様々にコミュニケーションを取りながら、かなりの労力を蹴球部のために割いて、想いをもちながら活動をしているはずです。
そのそれぞれの活動をいち大学生という立場でありながら経験させてもらうことのできる環境ということも素晴らしいことだと心の底から思います。
社会に出てからでないと経験できないようなことも多々ありますし、学生だからこそのパワーを持って様々に活動を進められること、仲間を熱く応援できるというのもここだけの経験ではないでしょうか。
上記のようなことが詰まった筑波大学蹴球部に入部する選択をすることが出来た自分は本当に幸せだと感じることができており、それがそのまま感謝へと繋がっています。
浪人をしてでも筑波大学に行くと選択を後押ししてくれた親や予備校の先生方、
本当にありがとうございました。
まずはそんな蹴球部のために、
今シーズンのトップチームの関東大学サッカーリーグそしてインカレの優勝のため、
自分の出来る最大限の貢献をしていきたいと思います。
最後に今いる後輩たち、未来の後輩たちには良い伝統を引き継ぎ昇華させていって欲しいし、
そんな蹴球部の変化の過程を関わってくださる方々は温かく見守っていただけたらと思います。
今後とも筑波大学蹴球部へのご声援のほどよろしくお願いいたします。
筑波大学蹴球部
体育専門学群 4年
松野稜河