Vol.11 2022 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展 in
नमस्ते!
淑徳大学 杉原ゼミの鈴木です。
今回紹介するのは、昨年度もお世話になりました、池袋駅メトロポリタン口より徒歩6分の「B-gallery」です!
前回取材させていただいた「B-gallery」の記事URLはこちら!
B-galleryでは、7月12日よりイタリア・ボローニャ国際絵本原画展の関連企画(ボローニャ絵本さんぽ) 酒井りか個展「青の実り」を開催しています。開催期間中は14時から18時まで開廊です。酒井りかさんの展示は、7月24日までの開催となっています。
ボローニャ絵本さんぽについてはこちらから
今回は、B-gallery 内で展示している絵本原画 6 点、ボローニャ入選作 14 点、そして「青の 実り」をテーマにした新作を含む20以上もの作品を鑑賞しました。
『B-galleryについて』
池袋駅から住宅地を進むと、趣深いレンガ道の先、閑静とした空間内にB-galleryは現れます。入り口前にある看板や建物の出立ちはどこか不思議な雰囲気を漂わせ、入館前から期待が膨らみます。
国指定の重要文化財である「自由学園朝日館」の隣に建物を構えていることから、学園を見にきた方がギャラリー内に訪れることも。ふらっと立ち寄るには完璧なスポットです。
『青の実り』
建物内に入館すると、一面の青。
青を基調とした絵画の数々が私たちを出迎えてくれます。絵本には共通して「水」が描かれており、作者の自然に対する敬愛の念や、『青色』へのこだわりを感じさせます。
取材時の気温は30度を超えるほどの暑さでしたが、鮮やかな青の色合いは、熱波を忘れさせてくれるほどに美しく、エアコンや扇風機と言った人工的な涼しさとは違う、感覚的な涼しさを感じ取ることができました。
デザイン系の予備校から一転、形式に沿った技法に疑問を持っていた酒井りかさんは、新しい学びを得ようと海外へ向かいます。新たな学び場、イギリスではプロセスやコンセプトに重きを置いた技法を得ることができたそうです。
海外には絵本の出版社が多く、今回出展している絵本の原画6点はインドの出版社「Karadi Tales」との共作となっています。物語内の時間の経過を青色の濃淡だけで表現しており、その躍動感のある鮮やかさと深みのある色使いならではの穏やかさは、一つの絵本作品として非常に魅力的です。酒井りかさんは元々青色が1番好きであったこともあり、「青」に対するこだわりを各所に感じさせます。
インドには「インディゴブルー」と呼ばれるインド北部発祥の青色があります。自然由来の青色であるインディゴブルーは「青の実り」で描かれる動物達にマッチしており、グローバルな趣を感じさせます。
おわりに
今回もB-galleryさんのところにお邪魔して、記事を書かせていただきました! B-galleryの魅力、酒井りかさんが描く作品の魅力はお届け出来たでしょうか? B-galleryではまだまだ魅力ある個展が開催されますので、是非一度足を運んでみてくださいね。
取材を快く許可してくださったB-gallery長はるこ様、酒井りか様、大変勉強になりました。ご協力頂きまして誠にありがとうございました。
B-galleryご案内
JR池袋駅メトロポリタン口より、JRメトロポリタン口を出て、ホテルメトロポリタンの前のヤマト運輸角を入り、道なりに進み婦人之友社の角を右に曲がると自由学園明日館が右手に見え、その西隣です。(徒歩約6分)