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Vol.7 絵本さんぽ「Cafe & Gallery Patina」

こんにちは。
淑徳大学 杉原ゼミの町田です!

7月28日(木)〜8月2日(火)に、「Cafe & Gallery Patina」さんで開催されていたイランの絵本展に行ってきました。

今回は、ボローニャ絵本さんぽ2022に参加されている
「Cafe & Gallery Patina」の岩田さんにお話を伺いました。

「イランの絵本展」のポストカード

Cafe & Gallery Patinaとは

東武東上線成増駅から歩いて3分のところにある、
グリーンのパステルカラーが可愛いお店です。

様々なアーティストの方とコラボレーションを行っているので、
行く度にギャラリーやランチメニューが変わり、何度行っても楽しめます。

1階はカフェ、2階はゲストルームになっています。
3階はミニ図書館とTokinoirodoriさんのアトリエがあります。

Cafe & Gallery Patinaさん


Patinaさんは、毎年絵本さんぽに参加されています。
今年は、「イランの絵本展vol.9」Narges Mohammadi(ナルゲス・モハマディ)が開催されていました。

イランの絵本展の看板

Cafe & Gallery Patina
営業時間
コロナ禍の影響により、当分の間
11:30〜17:00迄の営業になります。

連絡先
〒175-0094 東京都板橋区成増3-20-16
電話番号:03-6909-9524

Cafe & Gallery Patinaのホームページより
https://cafepatina.jp/

イランの絵本展


カフェの中で展示されていた『アリババと40人のとうぞく』は、
誰しも一度は来たことのある言葉「ひらけ、ゴマ!」で有名なお話を絵本にしたものです。

「アリババと40人のとうぞく」の絵本

アリババと40人のとうぞく
絵:ナルゲス・モハンマディ 
再話:愛甲 恵子

「ひらけ、ゴマ!」で有名なアラビアンナイトのおとぎ話を、イラン出身の画家が絵本にしました。むかし、ペルシャのある街に住むアリババは、盗賊たちがどうくつに宝の山をかくしているのを見つけます。大喜びで金貨を袋につめ、家に持ってかえったアリババ。ところが、金貨がなくなったことに気がついた盗賊たちが、どうくつの秘密を知ったアリババを見つけ出して殺そうとせまってきます……。
イランの実力派・人気若手画家によってえがかれる、奇想天外な物語です。

ほるぷ出版より
https://www.holp-pub.co.jp/book/b555452.html

カフェでは、絵本の原画がたくさん飾られていて、グッズの販売もされていました。

「イランの原画展」の様子

岩田さんに取材させていただきました

今回、私は「Cafe & Gallery Patina」のオーナーである岩田さんにお話を伺いました。

ー絵本さんぽに参加されたきっかけを教えてください。

岩田さん:「きっかけは、板橋区立美術館の松岡館長から提案があって即決でやることを決めました。」

ー絵本さんぽに参加してから影響を受けたと感じることはありましたか?

岩田さん:「新しいお客さんが来てくれるようになったことです。近所の方はよく来てくださっていますが、美術館の帰りに来てくださる方が増えました。」

ー毎年イランの原画展をやっているのはなぜでしょうか?

岩田さん:「最初は松岡館長から話をいただいて、イランとコラボをすることになったのがはじまりでした。多分毎年変えるつもりだったんだと思うんですけど、楽しくて毎年イランの原画展をやっています。」

ーイランの原画から感じることはありますか?

岩田さん:「歴史の長さや思想が興味深くて面白いなと思います。一夫多妻制や宗教など日本の文化の違いがたくさんあるのを感じます。」

ー岩田さんが思う原画や絵本の魅力は何ですか?

岩田さん:「原画は『アート』『芸術』として見ることができるので、伝えたいことがより伝わってくるのが魅力だと思います。
絵本には物語がありますが、原画はアートとして見れるのではないかと思っています。

また、世界のことを絵本から知ることができると思っています。
テレビやニュースから情報を知ることが多いですが、絵本なら楽しみながら世界について知ることができるのは良いところだと思います。

ボローニャ展では、絵本から世界を知ることができるので、すごくラッキーなことだと思います。
イタリアから送られてくるのはとても恵まれていることなので、もっとみんなに楽しんでもらいたいです。」

ー今後の展望はありますか?

岩田さん:「このビル全体をアーティストたちが住みながら、アーティストのビルにするのが夢です。板橋をアーティストの街にしたいのと、自分がやってみたいという想いがあるからです。」

「イランの原画展」の様子

おわりに

お話しを聞き、世界の文化や歴史を楽しみながら知ることができるのが
絵本ならではの魅力だと学ぶことができました。
イランの絵本は、色合いや人物の描き方など
日本の絵本とは違い、自由に描かれていると感じました。

また、ビル全体を「アーティストのビルにしたい」という
素敵な夢も教えていただきました。

以前、取材させていただいた際に岩田さんと一緒に写真を撮っていただきました。

岩田さん、お忙しい中取材にご協力いただき
ありがとうございました!


以上
淑徳大学 杉原ゼミの町田が担当しました。

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