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生成AIで作成したESは、見抜かれる?

こんにちは。埼玉キャリア支援室 キャリアカウンセラーの塚田美春です。
 
埼玉キャリア支援室では、今年も今週末「就活シミュレーション」が開催されます。
「就活シミュレーション」は、就職活動を学ぶ授業、「キャリアデザインV」の集大成として行う就活イベントです。
架空企業「淑徳ホールディングス」のホームページから、エントリーを行い、書類提出、SPI、グループディスカッション、面接など、学生は採用選考の一連の流れを体験することができます。
現在は、応募書類の添削を終えたところ。
(添削は、キャリア支援室スタッフ総出で行っています)
そんななか今回のnoteは、応募書類の生成AI活用について書いてみたいと思います。
 
「生成AIで作成した文章。企業は分かるのか…?」
気になって、知り合いの某大手企業 人事部長さんに聴いてみました。
回答は…、「わかります!」
 
既に業務に生成AIを活用しているため、生成AIを使った応募書類がマイナス評価になることはないとのお話。
「しかし…。どこまで真摯に取り組んだかは判るので、結果的に生成AIに頼ったESは通らない」とのことでした。(判っちゃうんですね)
 
最近では「AI検出ツール」も進化し、生成AIで作成した可能性をパーセンテージで示してくれます。因みにこの文章をツール(無料)にかけたところ、AI生成率0%でした。

就活での生成AI活用については、企業によって考えが異なります。
「自分で考え文章を作成することが大切」とする企業は、まだまだ多い印象です。
企業説明会の際にアンケートと称し文章作成(手書き)を求めるなど、企業も様々工夫しています。
結局は、企業も応募者自身の魅力・個性・能力・意欲を知りたいのです。
皆さんの応募書類は、自分らしさが伝わっていますか?
 
学生を支援するキャリアカウンセラーとしては…。
生成AIはとても便利なツールですが、「書類を効率よく仕上げる」ことで省かれるプロセス(過程)こそが貴重だな~と実感しています。
このプロセスを通して、学生の皆さん自身が変化(成長)するからです。
 
自分の魅力が溢れた、納得できる応募書類を作成しましょう。
 
就活は一人一人異なります。
ぜひこの機会にキャリア支援室の活用法も学び、自ら変化できる人を目指してほしいと願っています。
先輩方も皆、変化・成長し、より納得度の高い自分の居場所を獲得しています。