病気と向き合う?たたかう?
「病気と『向き合う』のか『たたかう』のか」
といったことがTwitter等のSNSで飛び交います。
皆さんにとってはどちらがしっくりきますか?
もちろん正解はありません。
また、どちらもしっくりこないかも知れませんね。
疾患によって、重症度によって、人生観によって等、
その時々で変わることもあるかと思います。
今の私にとっては、「病気とうまく付き合う」
「病気と一緒にいる」という言葉が浮かびます。
物心ついた時から腎臓病だった私にとっては、
病気でない時を知らないこと、そして今は体調が
比較的落ち着いているからといったことが影響している
のだと思います。
ただ振り返ってみると、手術室に向かう時は強い気持ちを
奮い立たせたかったこともあり、そういう曲を聴いたりして
「病気とたたかう」気持ちだったと思います。
でも「病気とたたかう」「病気と向き合う」
といった言葉自体には実はあまり意味はないのかも知れません。
それよりも、今、自分は自分がもつ病気について
人生においてどう考えるのか、
どういう意味を据えるのかが大切ではないかと思うのです。
それは視点を変えれば、
自分の病気の主導権を握るのは自分だと確認する
作業かもしれません。
自分の人生にとってこの病気はどういう意味を
もつのかを考えることは、並行して自分が大切にしたい
生き方を考えることでもあります。
皆さんの人生にとって「病気」とは何ですか?
※上記記事は以前じんラボのメルマガにも掲載したものです。