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与えられたのなら受けとめよう
誕生日前日、年上の友人に言われた。
「staさんと知り合って3年?か。なんだかここんとこ大人っぽくなったね。」
なんという!私が言われて一番うれしいだろう言葉を!テンションがへへへっと上がる。
「恋のおかげかな?」
うーーんそうなんか?でも確かに、10年(他の人との交際期間もはさみつつ)だらだらしてた片思いが去年あっさりどうでもよくなって、ちゃんと時間がすすみはじめたのはあるかもしれない。
でも、きっとこの半年ちょっと、いろいろ見てきたもの・感じたことがちゃんと血肉になっているんだ。それがほかの人から見ても(彼女は恋の力と浮かれていたが)そうなんだ。
誕生日当日は、「カラオケは絶対この子と行く」な友人と何億年ぶりのカラオケへ。めちゃくちゃ広い部屋に2人きりで、ディスタンスな感じでひたすら歌う。人間、気持ちをのせた声を出すこと、大事だ~~。
終わった後しゃべった。大学時代よなよなチャリこいでカラオケ行ってた時は、いろんな歌を「そうありたい」ってそれを道しるべのようにすがってた、なんとか気持ちだけで立ってたよね。でも当時と同じ歌を歌ってみて、しみじみ自分の実感としてわかるようになったり、切り詰めた狭い気持ちじゃなくてゆっくり「ああ~幸せだなあ~~」って思えたり、ほんとに変わってきたんだなって。つまり、私たちゆっくり大人になれてるんだよね。そんな幸せなことある?って。
何回もしてきた、けど、こんな会話、なんぼあってもいいですからね。
そもそもその友人とも、私がすべての人と縁切った時には連絡絶っていたし、再びつながってからも彼女の芸能志向?に何とも言えない気持ちになって距離を取っていたりもしたのだ。いろいろ流れていい距離感を保てていることが、本当によかったと思う。
その日、朝日がいつもより深く輝いて、風がいいにおいで、目が覚めるほど夜空が美しかった。家族全員が生きていて、祝ってくれた。「何度も言うけど、29年前の今日が母さんの人生で一番感動した日よ」と言われた。
そういうことへのありがとうをどう表せばいいのかわからないけど、これからもぼちぼちやってこう。でこぼこだが、自分に外れたことをせずやってって、いるかわからん神さまが喜んでくれたらいいなと思ってる。やっと1年切った20代、ただの自分のままでぐんぐん大人になっていければいいな。