メカニカルキーボードの打鍵音を楽しみたいがためだけの投稿

先日、購入したメカニカルキーボードの打鍵音を楽しみたいがために継続している投稿になります。
毎回この枕詞のような前置きもどうかなと思いつつ、こうしてる間も打鍵音を堪能してることには変わりないのでこれはこれでこのままにしておきます。

最近のことを書きます。
どのご家庭にもありがちかもしれませんが、子供が飼い始めたペットや昆虫、金魚などの世話がいつの間にかお父さんのルーティンになってしまうという現象があると思います。
その現象の名前まではわかりませんが、我が家にもその現象は存在してます。

その現象となってるのは、カブトムシの飼育です。
今年で4期目を迎えました。

オス2ひきメス1ひきのカブトムシを当時3歳の息子が誰かから託
され、現在に至ります。

当時3歳だったのもあり、一人ではまともに飼育できるわけでもないので、一緒に蜜ゼリーなどをあげたりして親子レクを楽しんでいたのだが、
夏がすぎ成虫が寿命を迎える頃には
幼児期のお子さんのご多分に漏れず、関心事はシンカリオンやら、仮面ライダーの世界へとなり、
カブトムシについては父が向き合うアクティビティ、おじさんの密かな楽しみと変貌することになりました。

詳しく調査したり、こだわりし尽くしてるわけではなく、
ホームセンターに売ってるマット(土のこと)の説明書き通りの
育て方をしてるだけではあるのですが

産卵→幼虫→サナギ→成虫を4回繰り返してみると
成虫の状態より、むしろ幼虫の時間の方が愛着を感じられてる気がしてます。

幼虫時代は夏の終わりから春くらいまでなのですが、
基本的にこちらでやること言うのは、ホームセンターで購入したマットと呼ばれる専用の腐葉土を容器の75%くらいに敷き詰め、その中には栄養価が高いと言われる朽ちやすい木などを混ぜて、湿り気を保たせつつ見守るのが基本のタスク。

そうすると彼らは、スクスクと成長して、数週間すると1−2センチ大のクロレッ・のような見た目の(すみません)黒いものが地表に増えてきます。
これが、彼らのフンなのであります。

このクロレ・・いや黒い固形物を容器の2/3くらいの深さくらいの分を取り除いて、新しいマットと交換するのを繰り返すことよって、ほっておいてもしばらくすると彼らは逞しく気持ち悪いくらいのサイズ感になってくれる。

文献によると、熱に弱いとのことでヒトの体温で触れると成長がしなくなったりすることもあるので、触りたいなら軍手などで直接熱が伝わない方策を施してから行うほうが良いらしい。

また、幼虫たちは、通常地中で過ごしてるのですが、地表に出てきてしまうことがあるらしい。それはまずい状況らしく、地中に餌がない状態、つまりは地中に例の固形物だらけのとなってるのが原因のようでこうなった場合は土壌の改善を求めて地表に出てきてる状態とのことらしい。

その場合は早急にマットの交換を行うべきだし、そもそも地表に来させてしまったという事態、由々しきことなのかもしれない。

とはいうものの、初めの1・2期目あたりは
幼虫が地表にいたことがあって、ふと目が合う時があってその時はその時でちょっと嬉しくなってみたりして、幼虫もそういう気持ちだろうなどと呑気に思い込んではいましたが、
これは彼らの切実な動きだったんだと思うようにはしてます。

夜遅くになると、幼虫たちは、ギギギと音を出すことがあります。
幼虫たちが会話してるんだろうなと、思っていますが、これも調べるともしかすると何かのサインなのかもしれませんが、今のところは調べてないので会話だということで、これを聞くと秋が深まってきたなと思ってます。

成虫の時に使っていた大きめの透明のプラ容器にそのままマットの量を増やして育てていて、時折容器側に来てくれることがあったり、数分するとまた別のところに出現してたりしてなかなかアクティブで面白いです。

隣で寝ている子供の激しい寝相と似ていて感慨深いものがあったりします。

という感じで、幼虫の時期は長いので地味ながら見どころが結構あるので好きなのですが、成虫も見どころがないわけでもないのです。

成虫の時期は期間が短めですが、全盛期には毎日のようにゼリーを消費します。
食欲旺盛な彼らに賄いを振る舞う食堂のおばちゃんのような気分で、毎日世話をできるのは手間でもあるが、楽しみでもある。

初期の頃は何故か、毎回、特にメスが箱の蓋を持ち上げて脱走することがよくあって、夜中にバサバサバサと轟音と立てて飛び回ることが頻発した。
夜中に捕獲ができず、朝キッチンの棚のコショウの瓶などにつかまって寝てるの発見することもあった。
そのため家族から多大な苦情を受けることが多かったが最近は天上の高く施錠能力の高い容器に変えたのその心配は無くなった。

成虫は大体は、オスとメスが複数いると繁殖のためか腕っぷしを競いたいのか餌の取り合いをしたり喧嘩ばかりしてることが多いのだが、
秋に近づき、多くの仲間が減って数匹のオスだけになると

仲良く同じ容器のゼリーを食べてる姿を見られるようになります。
しかもお互い嬉しそうに後ろ足を振りながら食べてる感じは、なかなかいい。

幼馴染のおじいさんたちが、モーニングで集いあってる感じは多分こうなんだろうなあと勝手に想像したりして、そのうち自分もそのステージに立てるのかなあと、重ねてみたりしてそれはそれで見どころがあります。

という感じで4期を迎えました。
来期は、サナギにも着目できたらなと思いました。

子供の活動を父親が引き継がざるを得なくなるという現象、
なんという名前なのか不明ではありますがこの現象のおかげで密かな楽しみが増えたのは事実なのでこれはこれでよしとします。

今回も打鍵音を楽しめました。






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