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どっかの誰かと競い合う日々

元カレに偶然会った。
私に子供ができたことは、LINEのアイコンを見て知っていたようだ。
よかったねー!と満面の笑みを浮かべ喜んでくれた。
しばらく立ち話をしていると
穏やかになったね。と言われた。
独身時代、いや子供ができる前までの私はそんなに尖っていたのか?
確かに、何かと戦っていた気はする。
それが、子育て中の女性なのか独身の働く女性なのか。
私はこうでなければならない思考だった気がする。
でも子供が出来て、全ての時間が子供に向けられるようになった。
予定通りに事は進まないし、自分の趣味や勉強、美容に費やす時間は全くない。病院や歯医者に行くのでさえ、やっとなのだ。
そうなると、もうすべてのことが一旦保留となる。
例えば、そのうち始めたいなと思うことは
マシンピラティスやパーソナルトレーニング。英会話。
美容整形に行って、お顔を少し引き上げたりヒアルロン酸を入れたり。メンテナンスもしたい。
でもこれらすべて、時間に余裕があればこそできること。
子育てをしていると、子なしの時には気がつかなかった諦めをたくさんしなければならない。
こうでなければならない思考は通用しなくなるし
どっかの誰かと競い合うみたいな気持ちもいつの間にかなくなった。

それに、
会社で嫌なことがあっても
保育園にお迎えに行ってかわいい我が子を見ると
嫌なことも忘れられる。
家に帰れば夫がいて子供がいて、そこには笑いがあって。
私の独身時代にはなかったものがある。

自然と心穏やかになり発する言葉も柔らかくなるのだろう。

会社の上司と面談をした。
上司にも最近はすごく笑顔が増えたと言われた。
私自身としてはなんだか、小っ恥ずかしい気持ちではあったが客観的に見てそうなら良しとしよう。
職場の人間関係が悪く雰囲気がよくなく、鬱鬱としていた。
新しく人が入ってくるタイミングで席替えをして欲しいと上司に直談判した。
その願いは受け入れられて隣にいた私を陥れようとしていた暗いおばさんは離れていった。
さらに、担当していた仕事も変わったので性格のきつい人とも関わりが減って楽しく仕事が出来るようになった。

自分では、どんなにつらくとも、いつも通りなるべく顔に出さないように淡々とこなしているつもりだった。
けれど、やはりメンタルの良し悪しは表に出るようだ。

なるべく笑顔でいるように心がけてはいる。
それでも、例えば職場にいる人間が無愛想ならこちらも笑顔で居続けるのは難しい。
いつもニコニコしてる人はどのようなメンタルなのだろうか。教えて欲しい。



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