ビジネス書への3つの関門
ビジネス書
仕事はもちろん、私生活や生き方のヒントもくれる優れものだ。
僕はビジネス書をよく読む。
週1~2冊のペースだ。
一度読んだ本を読み直すことも多い。
でも、数年前までは読むことができなかった。
正確には、ビジネス書を仕事や私生活に活かすことができなかった。
なぜなら、越えるべき関門が3つも存在したからだ。
第一の関門:リスト沼
あなたは良いビジネス書の存在を知ったとする。
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理由は何でもいい。
その本をAmazonで探して、”購入する”を直ぐに押せるだろうか。
ページだけお気に入り登録したり、名前だけメモしてないだろうか。
書店に行ったならば、手に取ってレジに向かえるだろうか。
これが第一の壁だ。
目当てのビジネス書は、あなたの”気になるものリスト”に入り、
一生浮かんでこないこともある。
時が過ぎれば、存在すら忘れられてしまうだろう。
第二の関門:読破までの階段地獄
沼を乗り越え、本を手にしたとしよう。
でも、ここからが本番だ。
この関門は多くの挑戦者を返り討ちにしてきた。
あなたの目の前には、階段が遥か先まで続いている。
段数は200を優に超える。
目を凝らすと、ひびが入っていたり崩れかけの段もある。
各段には脱出用の滑り台がついていて、
いつでも辞められるようになっている。
あなたは、最後まで上り切れるだろうか。
途中で逃げないだろうか。
そもそも、一歩を踏み出せるだろうか。
第三の関門:蜃気楼
階段を上り終えると、目の前にはゴールの椅子が。
困難を共にした本にも愛着が湧いただろう。
片足を引きずりながら、椅子に近付く。
”やっとここまできた”
そんな達成感で一杯だろう。
ひじ掛けに腕を置き、腰を落とす。
その瞬間、あなたは気を失い、奈落の底に落ちていく。
最後にして最大の関門、”蜃気楼”だ。
ビジネス書は読んで終わりではない。
現実世界でアウトプットして初めて意味がある。
そんなこと、わかっているかもしれない。
でも、階段を乗り越えた達成感で忘れてしまうことも多い。
僕がビジネス書を読めなかった理由もここにあった。
ビジネス書への道は想像以上に厳しい。
へこたれたり、投げ出したくなることもあるだろう。
助けてくれる仲間もいない。
でも、そんな困難を越えた先にこそ、
珍しいお宝が眠っているのではないだろうか。
#ビジネス書が好き
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