谷村に教えられたこと【好感度上昇サプリあとがき#4】
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共感と羨望
気が付くと、時刻は19時を回っていた。
上がっていた後編の2話。
私は、ゆっくりとカーソルを合わせる。
その手つきに、一週前の躍動感は無かった。
多量の好感度を手に入れ、別人の様になった谷村。
だが、徐々に綻びが出てしまい、親友や彼女を傷つけていく。
「こんはずじゃなかった……」
そう滲ませる谷村を見ていると、他人事とは思えなかった。
その後、彼はどん底まで落ちることになるが、
最終的には、一筋の光を手にする。
そんな姿を、羨ましく