無い内定が怖い人のための実用就活ハック〜身だしなみ編

皆さん、迫り来る就職活動に戦々恐々していますか。
私はつい最近まで再就職という形で就職活動を行い、なんとか内定を獲得しました。


さて今回の記事は、就職活動で必要な事柄というのがやっと自分の中で言語化できそうなので、私という実例を紹介しながら身だしなみについて触れたいnoteとなります。

今回は普遍的な内容で誰にでも取り入れやすい、身だしなみに関する項目をまとめ上げました。
しかも、フローチャートでどういう段取りで進めていけばいいか、一目瞭然というおまけ付きです。


ただこのnote、内定を獲得するためというより、できていないと一次面接にすら漕ぎ着けられないかもしれない、そんなおぞましい状況を回避するためのものです。
そこだけはご留意ください。

おどかすような文章に見えますが、ご安心ください。
著者の新卒の就活は4年性の8月からスタートし、年明けの1月まで無い内定だった黄金の経歴を持っております。
そんなロクでもない経歴であっても、再就職で東証一部上場企業の事務職の内定は取れましたし、新卒でも設計開発なんて良さげな身分でした。

だからこそ、これは大学生の時点でうだつの上がらない、友達もこれといっていない方であっても十分役立つ記事でしょう。


身だしなみフローチャート
1、フロスとデンタルリンスを毎日使い、口臭を軽減する


2、美容院で髪を短めに切り、鼻毛をブラジリアンワックスで抜いてもらう(男の場合はヒゲも綺麗に剃ってもらう)


3、目指す職種にいそうな雰囲気に合わせて眉毛を整える


4、爪が手のひら側からは見えない長さに切り、爪の間の汚れをなくす(お金があれば専門店で爪を磨いて綺麗にしましょう)


5、毎日朝と風呂で洗顔し、洗うたびに化粧水をたっぷり塗る


6、正しい方法で頭を洗い、かゆくなりにくいようにするかつ、フケを出にくくする


7、身体をしっかり洗い、体臭対策


8、DEUXER3sというワックスを購入し、ワックスを正しくつけるようにする


9、完成!これで会った時の印象で落とされる可能性は激減します!

いかがでしょうか。
これを見て「当たり前にみんなやってるよね?」という反応と「これは負担が大きい」という反応に分かれると思います。

前者の皆様には申し訳ありませんが、身だしなみについては私よりあなたの方が詳しいかと存じます。
このようなnoteをここまで読んでいただきありがとうございます、としか申せません。

ですがこのnoteは、後者の反応をしてしまう方向けなのです。

後者に近い反応をしてしまった皆様、残念ながらあなたのような方にこそ、このnoteが必要になるかと存じます。
フローチャートの解説に入る前に、身だしなみについての原理的な話をしたいと思います。

そもそも、なぜ身だしなみが大事になるのでしょうか?
私なりの答えを申しますと、身だしなみとはマナーです。

仮にフローチャートに書かれていることを一つもできていない人と面接したとしたら、どれだけ実務面での能力があったとしても、私なら落とすと思います。
もちろん、プログラマーのような例外こそありますが、管理職や営業職のような職種であれば間違いなく落とします。

(補足ですが、なぜプログラマーは違うかというと、コミュ力やマナーが求められない、いわば職人的な立ち位置だからです。)

人間というもの、3人集えば集団となります。
そして、集団に所属するということは、集団のルールや掟を守ることから始まります。
人を招くための部屋なら最低限掃除しますし、招かれたのなら居住まいや格好を正すのは当然のことです。

顔のパーツの大きさなどに自信がなくとも、これさえ守っていればどこの身だしなみコードであってもパスできる、というのがフローチャートに書かれた全てなのです。
だからこそ、私は身だしなみをマナーと書き表しました。

それでも本当にやる意義があるか悩む方に、是が非でも覚えておいて欲しいことがあります。

これは量産型とネットでよく笑いものにされる方でも、おそらくできていると思いますし、リア充と呼ばれる方々なら習慣として身についていると思います。

顔の造形ならともかく、造形以外の全ての外見の要素で劣っていたら、何も言い訳ができません。
それに、これぐらいのことに今のうちに慣れておかないと、スーツや革靴のより厳しいマナーに耐えられないでしょう。

慣れるためだと思って、少しずつでも良いので取り組んでみてください。

さて、説教くさい話からは一旦離れ、それぞれの解説をしておきたいと思います。

1、フロスとデンタルリンスを毎日使い、口臭を軽減する

歯を上手に磨くのは意外と難しく、それらを解決するためにもデンタルリンスやフロスに頼らざるを得ません。

特に歯の隙間や、奥歯を綺麗にするにはフロスや専用の歯ブラシがないと大変です。
なので、下記のようなものを使いましょう。

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https://www.amazon.co.jp/GUM-ガム-デンタルリンス-レギュラータイプ-960mL/dp/B0094BKAVA

また、コーヒーやタバコ、ニンニクを好む人は特有の嫌な匂いを発しやすく、口臭がきついのはそれだけ、相手に口臭を我慢させる負担を強いています。

口臭のきつさはなかなか指摘してもらいにくいので、気をつけなければなりません。
そこで、デンタルリンスを使うことで口臭緩和をしておきましょう。

余談ですが、もし口臭や歯の掃除に自信がなければ、歯医者にかかれば歯石除去とフロスを3000円ぐらいでやってくれます。

私も定期的に通っておりますが、長期間放置するほど臭いの元となる食べ残しや歯石が山ほど出てきます。
月に一回程度で構いませんので、やっておけば印象が下がることはないはずです。

2、美容院で髪を切り、鼻毛をブラジリアンワックスで抜いてもらう(男の場合はヒゲも綺麗に剃ってもらう)

男性の場合は髪を短めに切るのがコツです。
フレッシュさが出るだけでなく、あまりワックスなどで整える手間をかけずに、清潔感を演出できるからです。
一次面接で見られるのは「二次面接に案内できる人物か」ですので、元気がありそうでしっかりしていそうなイメージを持たせやすい短髪が良いです。

女性については、あくまでも女性らしさを失わないような髪型にすべきです。
一概にはどんな髪型が良いかは言いきれませんが、あなたが目指す職場にいそうな髪型にするのが無難です。

ヒゲの剃り残しはなんとなく不躾な印象を相手に与えてしまいます。
だからこそ、ヒゲも剃れるような理髪店がおススメです。
定期的にヒゲを剃っていても、すぐにヒゲは緻密に生えてきますから、一ヶ月か二ヶ月に一回は剃ってもらうと良いです。

また、鼻毛は顔の造形によっては見えやすいものですし、見えた時の心証の下がり方はすさまじいです。
ブラジリアンワックスを用いた鼻毛抜きをした後、定期的にエチケットカッターで処理すべきです。

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3、目指す職種にいそうな雰囲気に合わせて眉毛に整える

私は手先が不器用なので、眉毛は専門店でカットしてもらっています。
料金は手軽なところであれば1500円程度で出来ます。

眉毛も第一印象を決める大きなファクターで、手入れされていない眉毛と手入れされた眉毛は一目でわかります。
美容というのは、その人がどこまで気が回るか、という指標でもあるので、整えておくべきです。

眉毛を自力で整えるのはおすすめしにくく、髪の毛と同じで失敗した後のリカバリーが効きにくく、生えなおるまで時間がかかります。
手先が器用だったり、経験があれば構いませんが、餅は餅屋というようにプロにお任せするべきです。

顔の輪郭によって似合う眉毛の形は異なりますが、狙う職種が事務系ならスマートな雰囲気で、営業系ならエネルギッシュな雰囲気にしましょう。

4、爪が手のひら側からは見えない長さに切り、爪の間の汚れをなくす(お金があれば専門店で爪を磨いて綺麗にしましょう)
爪が長いかどうかは、手のひらから見て爪が見えるかで判断できます。

爪の長さももちろん大事な要素で、というよりも自分自身に関わる細かいことに無頓着な人間は、普通は他人にも無頓着と判断されるからです。
最低でも、爪の長さぐらいは整えておきましょう。

金銭面で余裕があるなら、爪を磨いてもらうのも有効です。
手は必ず見られるので、爪が綺麗だとその人の印象は良くなりやすいです。

爪を磨くほど美意識が高いことのアピールは期待値を上げてしまうものの、期待値自体が高くないと通過できないこともありますので、綺麗にできるのなら綺麗に磨きましょう。

また、爪の間の汚れにも注意を払ってください。
掃除の仕方は簡単で、つまようじを差し込んでゴミだけを丁寧にすくい取るように掃除してください。

爪の長さと爪の間の汚れさえ対策できていれば、爪の身だしなみは十分に及第点を取れますので、二週間に一回のペースで構いませんので、爪にも意識を向けてみてください。

5、毎日朝と風呂で洗顔し、洗うたびに化粧水をたっぷり塗る

ニキビをはじめとした顔のトラブルは、洗顔と化粧水と睡眠でだいたい解決します。
これは容姿を良くする、というよりも自己メンテナンスをしっかり行える人物である、というアピールだと思ってください。

何度でも書きますが、人はいくらでも減点要素を見いだせるものです。
綺麗にしておくのは第一印象を良くするだけでなく、入社したらどう働いてくれるか、のイメージアップにも繋がります。

洗顔料はプッシュすれば泡で出てくるタイプのものが使いやすいです。
こういったものでも充分です。

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使う化粧水はあまり上等なものでなくてもいいです。
私は肌ラボの化粧水をドラッグストアでいつも買っています。

大事なのは、洗った後の顔全体に化粧水が染み込むようにつけることです。
洗顔後は、皮膚の乾燥を防ぐために大切な皮脂が落ちている状態なので、放置していると肌に余計なダメージを加えてしまいます。

また、必ずこするのではなく染み込ませるように化粧水をつけてください。
摩擦を加えてしまうと肌を傷つけてしまい、ニキビなどになりやすいです。

6、正しい方法で頭を洗い、かゆくなりにくいようにするかつ、フケを出にくくする

就活ではスーツを着る都合上、フケはとにかく悪目立ちします。
私自身もフケが出やすい性質ですので、痒くならないようにシャンプー、リンスにも気を遣って下記のものを常用していますが、普通はそこまで高級なものでなくてもかまいません。

https://www.amazon.co.jp/コラージュフルフル-ネクストシャンプー-すっきりさらさらタイプ-400mL-医薬部外品/dp/B002TEXCGO

シャンプーの正しい使い方というのも重要で、実はシャンプーは頭皮を洗うものであり。髪の毛自体を洗うものではありません。


正しい手順としては、

1.頭皮に湯が行き渡るようにすすぐ

2.シャンプーを泡だて指の腹で頭皮を洗う

3.シャンプーが残らないように洗い流す

となっています。

シャンプーは頭皮の皮脂を落とすものなので、髪の毛につくと髪のキューティクルが開いてしまい、ゴワゴワになってしまいます。
それをカバーするのがリンスやトリートメントと呼ばれるものです。

こちらにも正しい付け方があり、

1.シャンプー後の水気を切る

2.髪の中央から毛先までに染み込ませるようにつける(頭皮につかないように!)

3.最低でも5分ほど放置し、髪に馴染ませる

4.洗い流す

となっています。

シャンプーもトリートメントも、頭に残らないようにしっかりと洗い流してください。
中途半端にやってしまうと、フケの原因である古い頭皮の角質が頭に残ってしまい、洗い残したシャンプーなどが痒みの原因になってしまいます。

もし不安があるなら、これも美容院であればしっかりとシャンプーで頭皮を洗ってもらえます。
どのように髪を洗われているかをその時に覚えられれば、自宅でもできるようになるはずです。

7、身体をしっかり洗い、体臭対策

体臭のキツさも第一印象を損ねます。

体臭の原因は、基本的に皮脂や汗を皮膚に常在する菌が分解し、酸化した時のものです。
うまく身体を洗えていないと、洗い残しが原因で体臭がキツくなってしまいやすいです。

ここではどうやって洗えばいいか、どこを重点的に洗えばいいか、を書きます。

洗い方

1.ボディソープをしっかり泡立てる

2.強く擦り付けないように優しく泡で洗う

3.泡が残らないように洗い流す

重点的に洗う場所

1.耳の後ろ
汗が出やすい場所ですので、しっかりと忘れずに洗ってください。

2.脇
汗が出やすい上に、脇毛のせいで洗い残しがどうしても出やすいです。

3.背中
洗い方の関係でシャンプーの成分が背中に残りやすいです。
ここも洗ってあげましょう。

4.股間付近
服の構造上、蒸れやすくデリケートな部位ですのでしっかり洗いましょう。

5.足の指
しっかり洗わないと水虫の原因になり、痒くなります。

お風呂の話が続きましたが、それだけ身体を洗うことは大事なのです。
今どきはスメルハラスメントなる概念があるくらいですから、体臭の対策は必須です。

8、DEUXER3sというワックスを購入し、ワックスを正しくつけるようにする

https://item.rakuten.co.jp/b-atla/no3-deuxer3-s/

上記のワックスがタイトルのものです。
このワックスは程良い香りで馴染みやすく、朝付ければ一日中持つという、初心者でも扱いやすい優秀なワックスです。

また、本来はワックスとはドライヤーを使って空気感を持たせてから使うものですが、このワックスであれば、そこまでしなくともツヤを出しつつ清潔感のある髪型にできます。

簡単にワックスのつけ方を解説すると、

1.2〜3センチほどの長さでワックスをとる

2.白さがなくなるまで手が伸ばす

3.側頭の髪の根付近から持ち上げるようにワックスをつける

4.後ろ髪からも髪の根付近から上方向にワックスをつける


5.最後に前髪を含めて全般的に整える

となります。

気をつけるべきは、あまり盛りすぎないことです。
あくまでも就活向けですので、サラリーマンにいそうな雰囲気になるよう収めてください。

正しい付け方がどうしてもよくわからないのならば、YouTubeでワックスの付け方を解説している動画がありますし、美容院の方に質問するのもアリです。

9、完成!これで会った時の印象で落とされる可能性は激減します!

ここまで達成できれば、あなたが第一印象で足切りされることはほぼなくなるでしょう。
身だしなみはいきなりできるようになるものではなく、徐々に身体に覚えさせなければなりません。

自転車ですらいきなり誰しもが乗れた訳ではなく、毎日地道な練習を重ねたはずです。
身だしなみがしっかりしている人達は、ここに書いていることに比べれば手を抜いていることはあれど、お洒落を覚えた頃から身体に馴染ませているはずです。

ローマは一日にしてならずと申します通り、身だしなみも付け焼き刃ではあまりうまくいきません。
どうか一ヶ月はかけるつもりで頑張ってください。

付録
「明日面接なんだけどどう身だしなみを整えればいい!?」という方に

危機的な状況ですので、即効性のある要素のみピックアップしてお伝えします。

1、爪を整える

2、眉毛を整える

3、鼻毛を切る

4、髪をワックスでセットする

5、朝に顔を洗う

6、面接前に歯を磨く

これらさえやっておけば、なんとか見られる格好にはなります。
本当はスーツや靴の手入れも必要ですが、取り急ぎで済ませるにはこれだけで十分です。

そして次からは慌てないように、身だしなみフローチャートの通りに頑張ってみてください。

終わりに
私の身の上話になりますが、学生時代にはここにあるものをろくにできていませんでした。
今振り返ると、これぐらいもできない学生に定時出勤すら達成できるか、と言われると私でも難しいな、と感じてしまいます。

当たり前ですよね。
敬語もまともに使えない人を客先に出せるか、と同じくらいの愚問です。
工場の設計という、外部にあまり関わらない仕事になったのは当然な気もします。

ですが、身だしなみに関してはダメダメな私でも、一念発起してこれらを実践すると「自分の体をメンテナンスできている」という自信が湧いてきて、他のことに気を回せるようになりました。

大手企業の事務という部門でも、顔の造形はともかくとして馴染めている、と自分では思えています。

なにせお風呂にも30分はかけるようになりましたし、毎朝顔を洗って自分の顔を鏡で見て、髪をワックスでセットする、という生活を送っていますから、ここまでやって自信が湧かないわけがありません。

もし本当にコスパが良いのかだったり、やる価値があるのかで悩んでいる皆様に、一言だけ申し上げます。

それは「身だしなみは健康と同じで、じっくり取り組むこと」という類なのです。

まずは二週間ほど続けてみて、効果を実感してみてください。