【面接でノーメイクを怒られた!?】マイナビ出版の書籍に抗議します。
………就活本がすべきは、こういうときの通報窓口を紹介することでは?
追記:回答
2023年11月22日、こちらの抗議について、マイナビ出版より返答がありました。
概要
2023年10月22日、
マイナビ出版発行、岡茂信著「内定獲得のメソッド 就職活動がまるごと分かる本 いつ? どこで? なにをする? '25」(2023年5月31日発行)について、出版社と著者の双方に対して、抗議文を郵送しました。
「内定出る人 出ない人」なる項目の中の「女子学生はメイク術も磨こう」という文章では、冒頭のように、面接官になぜ化粧をしていないのかと問われた挙句、女性が化粧をしていないのはいかに失礼なことが自覚していないのか、という甚だしい性差別発言を浴びせられた学生のエピソードが、「実話」として紹介されています。
そういった性差別の被害に遭ってしまったときの通報窓口を紹介する文章が続くかと思いきや、「だから、女子学生は化粧をしましょう」と、性差別を補強するような指南が続きます。
日本の就活産業において大きな影響力を持つ企業であるマイナビが、このような性差別の事例を手放しに掲載し、それを否定するのでもなく、補強して、書籍として拡散することは、決して許されません。
株式会社マイナビには、2021年6月に、私たちの署名を提出し、「頂いた署名やご意見つきましては、今後のサービス運営および改善に活かしてまいります。」という回答を受け取ったのですが、いまだにサービス運営および改善に活かされている様子が見られないどころか、このような甚だしい性差別を恥ずかしげもなく堂々と展開していることに驚きと呆れを禁じ得ません。
また、文書では、この件の他にも、
・自己PRとして、学生が睡眠時間を削って物事に取り組んだことが、何の注意書きもなく例として掲載されている
・プライベートで人と約束をしていても、急な残業を優先させるべきである(残業しなかったがために会社が倒産したらどうするつもりか、云々)との指南がある
・アルバイトで上司から受けたパワハラとも言うべき事例を無批判に掲載している
・圧迫面接を肯定していると受け取られかねない記述がある
件などについても抗議をしました。
2023年11月22日までになんらかの返事がほしいこと、無回答であっても、本抗議文を受け取ったかどうかだけでも最低限連絡がほしいことを伝えてあります。
抗議文
その他の問題個所の例
・自己PRとして、学生が睡眠時間を削って物事に取り組んだことが、何の注意書きもなく例として掲載されている
・プライベートで人と約束をしていても、急な残業を優先させるべきである(残業しなかったがために会社が倒産したらどうするつもりか、云々)との指南がある
印刷失敗しておりすみません。
上段のはじめのセリフは、「では、B君に質問だ。もしもデートと急な残業が重なったら、どうする?(面接では、こういった質問をされることも)」
下段のはじめのセリフは、「もしも、B君が残業できないために、お客様の困難を解決することができず、会社が信用を失い倒産したとしたら、B君だけでなく会社の仲間全員が職を失ってしまうわけだ。どう?残業とデートを天秤に掛けた時に、残業を優先する必要があることも分かってもらえたかな?」
です。
・アルバイトで上司から受けたパワハラとも言うべき事例を無批判に掲載している
・圧迫面接を肯定していると受け取られかねない記述がある
報告動画も作りました
ここまで読んで驚いた方も多いと思いますが、
問題個所はこれだけに限りません。
報告の動画も作ったので、よかったらご覧ください。
そして、こちらが一番言いたいこと。
1分ちょっとです。
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