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「真の就活を目指し2度目の起業!就活の負を無くし学生の未来を明るく」



止まらない就活の早期化。就活ルールの形骸化。。
大学2年生の頃に内定を獲得する子も珍しくはない世の中になってきました。

もはや「自分がやりたいこと」ではなく「内定」をゴールに就活をしている学生がほとんどなのではないでしょうか。

これらの課題に立ち向かっているのが、株式会社就活ラジオです。
「残りの人生全てを、これからの将来を担う学生たちのために注ぎたい」
強い眼差しで今後の意気込みを語るのは、代表の碓井さん。

今回はそんな碓井さんに、地元富山で起業した背景や、富山で生まれた配置薬のビジネスモデルを反映して生み出した新サービスについて詳しく伺いました。



*プロフィール
株式会社 就活ラジオ
代表 碓井一平
富山県出身。大学卒業後に家業である土木系コンサルタント会社に勤務し、数年後には社長を務める。その後、2019年に地元富山でLabore株式会社を立ち上げ、ゲストハウス寄処(よすが)の運営やアルバイトマッチングアプリの開発を手がける。2022年に株式会社就活ラジオを立ち上げ、就活領域における学生の支援を開始。企業のありのままの情報を、音声を通して就活生に伝える「就活ラジオ」と、学生と企業の良質なマッチングを支援する就活エージェントサービス「キャリアの先輩」を提供


絶望感に包まれた学生の未来を、明るく

ーー2019年に株式会社Laboreを起業したことがきっかけで、起業家の道を歩み始めた碓井さんですが、その頃はなぜ起業されたのですか?

大学を卒業後、家業の土木系コンサルタント会社に入社し、27歳の頃には社長を任されました。そんな時、母校からキャリア教育の一環で学生向けに講演をしてほしいという依頼をいただきました。

私は講演で、これから先10年後の未来はどうなるのか、これから社会に羽ばたいていく若者には大きなチャンスがやってくることなど、働くことに対してポジティブな話を共有したんです。すると学生から返ってきた反応は、予想外のものでした。

「社会に出て活躍できるイメージが湧かない」
「学生の頃に遊ぶだけ遊んだら、あとはもう人生において楽しみなんてなくて良い」
「自分で家庭を築いて子育てと仕事を両立できる気がしない」

そこで出会ったのは、今後の未来を不安に思ったり、働くことに対してネガティブな感情を抱いていたりと、絶望感に包まれた学生たち。自分のこれからの人生を、学生たちのために注ぎたいと決意した瞬間でした。

ーーそれがきっかけで、富山の学生の社会進出を支援するLaboreを設立されたのですね。

そうですね。学生が中心となって運営している「ゲストハウス寄処」やアルバイトマッチングアプリの開発などを手がけていました。学生のインターンシップを多く受け入れて、社会に出ても通用するスキルを身につけられる機会を提供していました。

また、学生の就活支援も行うようになりました。ほとんどの学生は魅力的な仕事がないと言い県外に就職してしまうため、県内企業が採用に苦戦するという課題が浮き彫りに。

これは富山だけではなく全国各地で起こっている現象だと確信し、全国の就活生、中小企業が抱える課題を解決するため、2022年に株式会社就活ラジオを設立しました。


音声を通じて、企業の魅力を伝える

ーー就活ラジオはどのようなサービスですか?

企業のありのままの情報を、音声を通して就活生に伝えるサービスです。
多くの学生にヒアリングをした結果「どこでどのような情報を得れば良いのかわからない」「情報を得たとしても、どれだけ信用したら良いのかわからない」という、情報収集のフェーズで悩みを抱えている学生がほとんどでした。

文章や動画ではいくらでも情報を盛ることができる時代だからこそ、音声という情報の透明性が高いソリューションを選びました。

また、地元には魅力的な企業がないから、と県外に出る学生に対しても、このサービスを通して改めて地元企業の良さを感じてもらいたいと思っています。

ーー就活ラジオ以外にも、新たなサービス「Real Career」を立ち上げられましたが、どのようなサービスですか?
学生と企業の良質なマッチングを生み出すため、就活エージェントとして活動を始めることになりました。就活ラジオでは、どうしても情報収集という就活の入り口の部分しか支援ができませんでした。

確かに情報収集の段階で困っている学生は多くいたのですが、その課題は就活のほんの一部に過ぎず、一人一人の学生を救うことはできなかったのです。就活エージェントとしても活動の幅を広げることで、学生と企業のマッチングまでをサポートしていきたいと考えています。


無理な内定を無くし、真の就活を

ーー他にも様々な就活エージェントサービスがありますが、他とは違うキャリアの先輩ならではの魅力について教えてください。
私は、就活エージェントの闇を知ったからこそ、就活エージェントをすることにしました。
既存のサービスとは異なる、真の価値を提供していきたいと考えています。

既存のサービスのほとんどは、下記のような課題を抱えています。
①採用が決まった場合、企業側がエージェントに支払う手数料が高額である
 →一般的な就活エージェントでは成果報酬型のビジネスモデルが当たり前で、内定・入社が決まった際に一括で年収の30%〜50%を支払います。しかし、入社後にミスマッチが起きて早期に離職しても、数ヶ月経てば返金がない場合がほとんどです。

②内定や入社をゴールとした、無理なマッチングを促される場合もある
 →とりあえず入社させて利益を得ようとするエージェントも存在するため、学生側からすると入社後の活躍を考えずに無理なマッチングを促される場合もあります。

そのため、キャリアの先輩では、下記のようなビジネスモデルでサービスを展開します。
①ビジネスモデル:月額での料金支払いにすることで、コストダウンを可能に
 →富山で生まれた配置薬のビジネスモデルからヒントを得ました。入社から月額で料金をいただくことで、コストダウンが可能となります。

②充実した入社前後のサポート
 →入社前は定期的な面談や各企業ごとに応じた定着サポートを提供します。入社後も定期的な面談を実施したり、他社間交流会などを通じて成長を促すサポートを行います。

ーー内定がゴールではなく、入社後に楽しく働けるかがゴールですからね。碓井さんが目指す未来について教えてください。
これまで、いろいろな考え方や十人十色の素晴らしい才能を持つ多くの学生に出会ってきました。しかし、こと就活に関してはほとんどの学生が同じ就活をやっている気がします。

素晴らしい個性もいつの間にか丸く、尖りが無くなってしまう。さらに、学生は就職先を探すのに苦労しているなか、多くの企業は採用するのに困っています。これが一番不思議なところ。

今の就活のやり方が全て悪いとは言いません。しかし、何かもっと個性が活かされるような、適材適所で良いマッチングが生まれる新しい就活を再定義したと思っています。

そのために本当の意味でユーザーファーストなサービスを作り上げたいです。一筋縄ではいかないと分かりつつ、やり続けることで、その先に新しい就活があると信じています。

▼地方就活を目指しているあなたへ
https://www.shukatsuradio.com/career-senpai-hokuriku


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