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新卒就活完全攻略(簡略版)



就活スケジュール

【共通】
~大学2年生:企業のリサーチ、模擬面接、Webテスト対策

【サマーインターン】(3days以上を想定)
大学3年生4月:企業リサーチ、選考対策、Webテスト対策
大学3年生5月:サマーインターン応募、ES提出、Webテスト受験
大学3年生6,7月:サマーインターン選考、面接、合否発表
大学3年生8,9月:サマーインターン参加
大学3年生11,12月:サマーインターン経由早期選考
大学3年生1,2月:サマーインターン経由内定

1day,2daysは説明会の位置付けで先着または選考がなく、優遇措置もないことが多い
サマーインターン経由の選考はES,Webテストと一次面接が免除で
二次面接か最終面接から始まることも多く内定が取りやすい
何にせよ1月以降の本選考の練習兼企業分析になるためできるだけ多く受けといた方がいい
目標:20社応募、5社インターン参加

【秋冬インターン】
大学3年生7,8月:応募したい企業を増やす、夏の選考の反省と改善
大学3年生9,10月:インターン応募、ES提出、Webテスト受験
大学3年生11,12:インターン選考、面接、合否発表
大学3年生12,1,2月:インターン参加、インターン経由選考
大学3年生2,3月:インターン経由選考、内定

ほとんどサマーインターンと同じだが
インターン経由の選考までが短いので注意
3月解禁までに内定が出るのはここがラストチャンス
夏より若干難易度が上がる印象
目標:15社応募、3社インターン参加

【早期選考】
大学3年生1,2月:早期選考応募開始、ES提出、Webテスト受験
大学3年生2,3月:早期選考、一次面接、二次面接
大学3年生4,5月:最終面接、内定

早期選考の実施は、外資、IT企業、ベンチャー企業に多いと言われているが、実際は経団連に所属する古参の会社以外だいたい導入しているイメージ
就活ルール(3月解禁)もオフィシャルでは撤廃されているので早期選考が増加する傾向
難易度の割に内定までの期間が短くお得な印象
目標:15社応募、1社内定

【本選考】
大学3年生3月:日系大手解禁、ES提出、Webテスト受験
大学3年生4月:さらに応募、ちらほら一次面接
大学3年生5月:一次面接、二次三次面接、さらに応募
大学3年生6月:最終面接、内定
大学3年生7,8月:残りの選考消化、内定

早期選考までと違い、受験する人数の母数がかなり増えるため
ES、Webテストからのラグが長い(1ヶ月あることも)
そのため、持ち駒を維持する=週に1,2回は面接やグループディスカッションがある状態を維持するように
ちょくちょく応募し続ける必要がある
さもないと、名が売れている企業からどんどん内定枠が埋まってしまい求人がクローズしてしまう
目標:30~60応募、2~4社内定 (インターンや早期選考である程度受けれていればその分減らしてOK)

就活戦略

まずは就活の基本的なところを抑える

  • Webテストの勉強 (主にSPI, 玉手箱) 7,8割取れるまで

  • ES対策を終える(選考対策で扱います)

  • 面接対策を終える(選考対策で扱います)

  • (グループディスカッション,フェルミ推定,ケース面接,圧迫面接は今回扱わない)

上記基本を押さえた上で、各フェーズの目標は🔻

フェーズ①:52社
▶︎ES, Webテスト:70%

フェーズ②:36社
▶︎グループディスカッション, 一次面接, インターン選考:合格率66%

フェーズ③:24社
▶︎二次三次面接, インターン参加:合格率33%

フェーズ④:8社
▶︎最終面接:合格率50%

フェーズ⑤:4社
▶︎内定

つまり、各業界バランスよく4社内定をもらって選びたいのであれば
インターン、早期、本選考合わせて50社~60社受ける必要がある
+就活の基本ができていない時に受けた分は結果が期待しづらいため少なめに見積もる

選考の結果とかをスプレッドシートにまとめておいて、
自分の弱いところとか、あと何社受けたら内定が見込めるとか管理すると
精神的にも、戦略的にも便利でおすすめ

選考対策

ES対策

だいたいどの質問も、汎用質問の形式を変えたものなので、汎用質問で回答を400字で準備しておくことをおすすめする

【ガクチカ】
例:学生時代、1番力を入れていた経験は何ですか?

企業側の目的:「固定化された価値観が企業文化やチームの組織風土に合うか確認するため」
学生側の目的:「自分の経験の中で1番企業文化に適合できる面を強調したい」
評価基準:インパクト✖︎思考の深さ✖︎価値観のマッチ度
構成
タイトル/結論 (50字), その詳細 (100字), (現状分析) 課題特定 (50字), 施策/行動 (150字), 結論の言い換え/仕事で活かす方法/継続性の強調 (50字)=400字
▶︎達成したこと(インパクト)と、課題の絞り方、施策の発想から価値観を表層化させる、それが会社風土に合っていれば高評価

NPO法人で海外インターンシップ事業部統括として、事業成果400%の達成を主導しました。
昨年度成果が出ず、組織からメンバーが離れたことによって弱体化した組織を立て直し、採用から育成、戦略の遂行まで主導したことで目標とする成果を達成しました。
結果としては、昨年度3件だった海外インターンシップ商品の販売数を目標とする15件に成長させました。
主な課題は「組織の中でノウハウの伝達が機能していないこと」でした。
したがって、「徹底的なプロジェクト制」と「プロジェクトリーダーに対する裁量権の譲渡」を通して、自律主体的な組織とプロジェクト内での上級生から下級生に対するノウハウの伝達を加速化させました。
このように、未経験者の割合が多い組織の中でノウハウが循環する組織体系を敷くことで目標とする成果の達成に貢献しました。

【自己PR】
例:あなたの強みは何ですか?

企業側の目的:「志望職種、チーム活動で活きる強みがあるか、そのポテンシャルがあるか評価したい」
学生側の目的:「はっきりとした強みがあり、職種/チームで活躍できる力があることを示したい」
評価基準:明確な強み✖︎それを裏付ける具体的な経験✖︎会社で活きるか
構成
タイトル/結論 (30字), その詳細/肉付け (100字), 強みを発揮した具体的な経験(170字) = 300字
▶︎どのような時に発揮される強みか誰にでもわかりやすく、それが応募職種、会社チームでの活動で活かせそうなら高評価

私の強みはリーダーシップです。
目標に対して最短ルートを描き、仲間を導くことで組織として成果を達成することができます。
この強みが発揮された経験は、、、

【就活の軸】
例:あなたが応募する企業を選ぶ上で重要視している軸は何ですか?
(言い換えれば、業界を選ぶ軸+組織風土+キャリアプラン)

企業の目的:「大まかなキャリアの方向性、学生の志向性を知りたい」
学生の目的:「いくつかある企業選びの軸からこの会社にあるものをピックアップして志望動機の裏付けにしたい」
評価基準:学生の志向性やキャリアと会社の提供できる機会がマッチしているか
構成
就活の軸は○つあります(40字), 1つ目(キャリアプラン軸)(100字), 2つ目(スキル習得軸)(130字), 3つ目(環境/組織軸)(130字), (まとめ) = 400字
▶︎軸が何を示しているか明確、それが会社に合っていれば高評価

私が大切にしている会社選びの軸は3つあります。
1つ目は、多様性に富んだ環境です。違う価値観やバックグラウンドで生まれた人と協働することで自分にない発想や考え方を学び、成長したいからです。
2つ目は、ITを使うスキルを習得できることです。今後のキャリアにおいてITスキルを強みにしていきたいという思いから重要視しています。
3つ目は、経営や組織開発に関わる経験ができることです。より多くの社員を巻き込んで組織の生産性を上げる仕事に就きたいと思っています。
以上が私の企業選びの軸です。

【志望理由】
例:あなたが〇〇社を志望する理由は何ですか?

企業側の目的:「就活の軸に合った他の会社ではなくなぜこの会社を応募したのか知りたい」
学生側の目的:「競合他社に対してこの企業が持つ強みを指摘し、志望理由としたい」
評価基準:就活の軸との一貫性、競合との差別化、企業との整合性
構成
御社を志望する理由は〇〇です(40字), 詳細(80字), まとめ(30字)=150字

 御社を志望する理由は、個社に寄り添い企業の課題を解決するような仕事をしたいと考えているからです。
 将来的に社会をより良くしていきたいと考えています。社会の改善には経済の面から変えていく必要があります。
 御社の多様なプロダクトポートフォリオを用いることで様々なセクターの複雑な課題に対して対応できると感じています。
 以上のことから、企業の課題に寄り添う解決策を提供できる御社を志望します。

面接対策

【一次面接】
例:15分~30分、集団面接の可能性も
内容:ガクチカ、就活の軸、志望理由、逆質問などESの内容に沿って行われることが多い、足切り的な位置付け
担当者:1~3年目の若手社員、面接経験の浅い社員
企業側の目的:「しっかり見るには人数が多いので人柄や態度で絞りたい」
+担当者目線:「二次面接を担当する上司に対して失礼のないしっかりとした学生を渡したい」
学生側の目的:「悪い印象を持たれず終わりたい」
評価基準:減点方式、印象点、品行方正、ESの内容がすらすら出てくる
当日意識すること:質問に聞かれたことだけ、30秒から1分で返し続ける

準備すること:
ESの内容を復習、直近の面接で聞かれた質問に対する回答用意(ワンキャリア使用)、身だしなみ

【二次三次面接】
例:1時間以上なことがほとんど
内容:自己PR、ガクチカに対して深堀りが入る、思考の一貫性が問われる
担当者:現場の小規模チームをまとめるリーダー、経験のある社員
企業側の目的:「能力ポテンシャルや価値観のマッチした学生のみ通したい」
+担当者目線:「次が役員面接なのでシビアに見ないといけない、一緒に働きたいと思える学生を通したい」
学生側の目的:「自分の強みや価値観をアピールしたい」
評価基準:加点方式、強み/価値観が会社にマッチしている、自社で活躍していそうな人材だと認識される

準備すること:
 ESの内容、一次面接の録音を復習
深掘りされても論理関係が崩れないように先輩や友人から指摘してもらう

【最終面接】
例:1時間程度
内容:今までの総復習(変わっていないかなど)、志望度の確認、熱意の確認
担当者:役員、専門の人事、CXO
企業側の目的:「内定出しても入社する気ない子だけ外したい」
学生側の目的:「熱意をアピールしたい」
評価基準:感情と論理で入社意思を訴えかけられたか

準備すること:
ES, 今までの面接録音復習▶︎これまで話したことと齟齬がないか
「御社が第一志望です」って言わなくてもいいけど言える準備だけしておく
他社の選考状況を聞かれた時に言えるようにする(ちゃんとこの会社が本命だと伝わるように調整した上で)
熱意を持っていく

自己分析

基本的に、就活生は自分の情報<会社や仕事の情報なので
自己分析から始めるのは悪手
まずは企業分析や知らない仕事を知るところから

企業分析に対して、自己分析が追いつかなくなってから自己分析開始
基本的には、ESの内容がアウトプットできてたら十分


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