ロジックツリーは縦と横の関係が重要!
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1. 当記事の目的
ロジックツリーを活用した思考の整理は非常に便利で、ビジネス上におけるあらゆる場面で活用されています。
そんな便利なロジックツリーは、もちろん就職活動においても有効です。
私自身、就職活動当時、志望理由を整理するにあたって、「なぜこの業界なのか?」などを最上位に持ってきて、その理由を下に落とし込んでいく作業をしていました。
このように、「ロジックツリー」は、就職活動に向き合っている学生の皆さんにも是非使いこなしてほしいテーマとなってきますので、よくある使いこなせてない例を踏まえて、活用する際のポイントをお伝えしたいと思います。
2. ロジックツリーを考える際のポイント
(1) MECEの概念
ロジックツリーを考える際、「漏れなく、ダブりなく」という意味の『MECE』を意識することが重要です。
この『MECE』については、ロジックツリーを例に、下記の記事でも詳しく説明していますので、是非そちらも合わせて読んでみてください。
(2) 縦と横の関係
『MECE』以外に、もう一つ重要なのが『縦と横の関係』です。
実は、ロジックツリーを使い慣れていない人の多くが、一度は陥るミスです。
この縦と横の関係が成立していないものは、ロジックツリーとは言えません。
この縦と横の関係について、当記事では詳しく見ていきたいと思います。
3. 縦と横の関係について
縦と横の関係について、理解がしやすいように、当記事では食べ物を例に考えていきたいと思います。
しかし、食べ物にすると分かりやすくても、実際には、以下で説明するような縦と横の関係について、正しく整理できていないケースを現場では多く見かけます。
したがって、前例を糧にして、同じミスをしないように、是非ここで理解を深めていただければと思います。
(1) 縦の関係
図のように、上の区分が「肉」となっているのに対し、「りんご」が下位の要素に含まれていることに違和感を感じるのではないでしょうか。
このように、縦の関係として、正しい分類をすることが重要となります。
(2) 横の関係
図のように、並列となっている「コンテンツ(内容)」を見ていくと、「鶏肉」、「豚肉」、「りんご」などの中に、「果物」という、本来もう一つ上位の区分となるべきものが入り混じっています。
こうして見てみると分かりやすいですが、現場においては、見事に雲隠れして、紛れ込んで整理されている事例を多く見かけます。
このように、横の並列の関係についても、同じレベル感で並んでいるかを意識することが重要となります。
4. まとめ
以上のように、ロジックツリーを活用する際には、ポイント(注意事項)として、『MECE』および『縦と横の関係』を抑えた形で正しく整理できていることが非常に重要です。
就職活動において、グループディスカッションや自己分析・業界/企業研究などに活用する際、是非当記事でご紹介したポイントに気を付けて取り組んでみてください。
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