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自己分析を導く7ステップ

※当記事は約7分で読めます【約2,800文字】

1. 当記事の目的

自己分析の方法として、様々なワークが世の中にはありますが、それら一つをやったとしても、自己分析は完結しません。

そのため、それらワークの中でも何が特に有効で、どのような流れで活用すると自己分析が完結するのかを当記事ではご紹介していきたいと思います。


2. 自己分析を導く7ステップ

自己分析を完結するためのステップとして、以下7ステップをお勧めしています。

その理由は、

①    MECEの概念:漏れなくダブりなくできているか
②    主観だけでなく、客観的な視点が含まれているか
③    整合性があるか

といったポイントを抑えるためです。

この3つのポイントは、エントリーシートや面接で特に合否の分かれ目となってくるため、就職活動全ての根幹となってくる自己分析の段階で抑えておくことが非常に重要となります。

それでは、上記3点を加味した7ステップを見ていきましょう。


【STEP1】自己分析の目的を明確にする

自己分析を始めるにあたって、何のために自己分析をするのか(=ゴール)を理解していないと、作業の途中で迷走してしまう人がいます。

そこで、まず初めに自己分析の目的を整理しておきたいと思います。

<自己分析で明確にする項目>

(1)長所
(2)短所
(3)価値観=就活の軸(志望理由)

自己分析で明確にする項目は主にこの3つです。

ここでの自己分析はあくまでも就職活動を目的としているため、自身を構成する要素の中でも、就職活動において重要な「長所」と「短所」という区分を予め意識して抽出します。

また、価値観を理解することによって、就活の軸が定まり、それが志望業界や志望企業に繋がっていきます。

つまり、就職活動において、最も重要とされる

①    自己PR(ガクチカ)
②    志望動機

この2大テーマを完成させるプロセスになるわけです。


【STEP2】客観的視点を含んだ自己分析の元となるデータを集める

客観的データを集めるにあたって、

自身の価値観を理解するにはモチベーショングラフの活用
自身を構成する要素の理解は「ジョハリの窓」を使った他己分析

が現存するワークの中で最も有効です。

ただし、出来ればまずは「モチベーショングラフ」の作成から是非実施してみてください。

その理由は、先にジョハリの窓をやってしまうと、その考え方に引っ張られてモチベーショングラフを作成してしまう可能性があり、先入観なく純粋な主観でいったん整理することを目的としています。

そうすることで、「ジョハリの窓」を実施した際に、自身の認識とのギャップを理解することにも繋がり、このギャップの理解は後々大きな収穫となります。

①モチベーショングラフを活用した自己分析

エピソードの時系列整理により自身の価値観を可視化することが目的となってきます。

このモチベーショングラフの実施方法については、以下の記事にて詳しく説明していますので、そちらをご確認ください。

②ジョハリの窓

客観的視点による他己分析を元にして、自己を構成する要素を整理します。

このジョハリの窓の実施方法については、以下の記事にて詳しく説明していますので、そちらをご確認ください。


【STEP3】集めたデータをもとに、就活に重要な3大要素を整理する

・強み(長所)
・弱み(短所)
・価値観(就活の軸【志望理由】)

①ジョハリの窓で抽出した項目から、特に目立った強みと弱みを抽出する。

②モチベーショングラフにおいて、ポイントとなるイベント(事象)において、「自分は何を考えどのように動いたか=価値観」という点に注目する。


【STEP4】3大要素について、「なぜ」の深堀と「なに」の具体化をする

上記、抽出した3大要素について、それぞれ、「なぜそうなのか(考えたのか、行動したのか)」、そして、それらを具体的に象徴する出来事である「何をしたのか」を書きだすようにしてください。

また、このなぜやなにの深堀は少なくとも3段階以上深堀を目指してください。

それ以下の場合、まだまだ本質に迫ることが出来ていなくて、上辺の理由となっていることが多く、面接官に話す際も、説得力に欠ける結果に繋がってしまいます。

深堀の際は、以下の記事でも説明している「MECE」の観点と「ロジックツリー」の活用なども意識して実施すると精度の高い掘り下げが出来ます。


【STEP5】「なぜ」の深堀と「なに」の具体化により、共通点を見つけ出し、エッセンスを洗い出す

深堀が終わったら、それらを俯瞰してみることで、共通点が見えてくることがあります。

その共通点に注目してみることで、「ジョハリの窓」では多くの評価を得た項目が複数あったとしても、それらの相関性や、特に最も自身を構成している根幹となる要素が明確になってきます

そして、その最も根幹となる要素がエントリーシートなどに書く、「自己PR」の内容などにそのまま当てはまってきます。


【STEP6】適性検査による客観的データを取得する

ここまででも、常に客観性やMECEの概念など注意はしてきているものの、先ほども述べたように、自己分析は就職活動において最も重要な核の要素となるため、最後に適性検査を用いたデータと検証します。

そのために、以下のような無料かつ精度の高い適性検査を活用します。

<Point>
矛盾が無いか(整合性)の確認を目的とするため、この適性検査の段階で、素直に答えることなく、いい結果を意識することはやめましょう。
必ず、正直に最初の印象で答えるようにしてください。

〇マイナビの「適職診断MATCH」

毎年、URLが変わりますので、あえてリンクは貼りません。

ネット上で検索していただければ出てきますので、そちらから会員登録だけして受験してみてください。

〇リクナビ診断

こちらもマイナビ同様に、URLが変わる可能性がありますので、検索の上受験いただくようお願いします。

〇ポテクト

大手就職媒体と言われているマイナビやリクナビの適性検査もいいですが、これまでやってきた自己分析のステップと同様、ポテクトは自己評価と客観評価を可視化したアウトプットを出してくれるため、後の検証がしやすいです。

そのため、是非こちらの受験をお勧めします。


【STEP7】ボトムアップ型思考で抽出した自己分析と客観的データを見比べる

最後に、これまで抽出し深堀してきた要素と、適性検査の結果を見比べて、整合性や認識のズレをチューニングする作業をします。

これに関しては、出てくる結果が人それぞれですので、可視化された内容を元に確認してみてください。


3. まとめ

いかがでしたでしょうか。

この手順で自己分析をした結果、「自分自身を構成する要素」、そして「価値観=就活の軸」が見えてきたでしょうか。

ここまでしても、ちょっとよく分からないなどあれば、無料相談も実施しているため、その際はご質問頂ければと思います。

耳たこでくどいかもしれませんが、この自己分析をどれだけ精密にするかで、後の就職活動がグンと楽になりますので、時間をかけて納得のいくまで是非向き合ってみてください。

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