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これからは学生側が会社を選ぶ立場になっていく?! 学習院大学の2023卒以降の就職活動状況

こんにちは。レオナルド です。

2013年に中等科から大学まで11年間通った学習院大学を卒業し、新卒で4年間をベンチャー企業で勤めた後、独立。

現在2社を経営している31歳です。

noteは久しぶりの更新となりました。

コロナ禍以降、生まれ育った東京から、約1年半ほど福岡の方にホテル暮らしをしておりまして、今月からまた東京に軸を置いています。


<2023年卒の就活が始まる時期>

さて、まもなく、2023年卒の就職活動が始まる時期になっています。

2021、2022の就活は「かなり厳しい」と言われながら、学生側から見るとそれほど難しくなかったというメディアの記事なども拝見しました。

私が就職活動をはじめたのは、ちょうど10年前。

当時とは、大きく「就活の質」が変わりつつあるのではないかなと思います。

当時は、就職氷河期や東日本大震災の影響もあり、会社が欲しい学生を見極める時代でした。

しかし現在は、就活生の立場が強くなっていて、多くの会社や仕事の中から行きたいところを選びやすくなっていると聞きます。

▼学習院大学ホームページ掲載の「キャリア・就職」

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<参照>https://www.univ.gakushuin.ac.jp/career/performance.html

内定率97.7%です。(調べたところ、10年前の2012年は85.7%でした)

起業5人っているのが大変気になります(笑)


この背景のひとつは、おそらくこれからより「若い人材」の価値が高まっていくからだと思います。

国の成長度合いは、人口と働く人の年齢で決まります。

日本の平均年齢は40代後半です。これから大きな成長度はあまり見込めません。

例えば、アフリカや、ベトナムなどの平均年齢は二十歳前後です。

これから体力も知識も働き盛りな若者が多いからこそ、国は間違いなく成長していくでしょう。


日本はこれからより人手不足が進んでいくと思われます。

そのため、これから長く働ける新卒学生の立場は希少価値があがます。

これまでは、企業側がエントリーシートや面接で、学生を選定する立場でしたが、これからは、学生側が企業を選ぶ立場により変わっていくでしょう。


<自己分析の重要度が相対的に下がっていく>

学生側が有利になるということは、相対的に自己分析の重要度が下がっていきます。

本来、自己分析は企業へのアピールでした。

自分のこれまでやってきた得意や、才能、強みを振り返って、

「自分という人間は何ができるのか?」

を深掘りすることで、自分の価値を理解して、企業に採用してもらうために伝えます。

しかし、売り手市場により、企業側は以前より

「誰でもいいから若い人が欲しい」という状態になり、

言ってしまえば自己分析を深めなくても未来がある若者だったらすぐに採用したい。

そんな時代になってきています。

<楽に思えるからこその、落とし穴もある>

一見、学生側からしたら、楽に思えることもあるかもしれません。

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私自身、何十社もエントリーシートで落とされたり、面接で落とされた経験がありますので、もうあの経験は二度としたくないです(笑)

ただ、同時に、その逆境の経験があったからこそ、

・自分の強みってなんだろう? と自分について考える力は今にも生きていて
・粘り強く追求し続けることの重要性 を学び
・自分という人間を採用してくださった会社への感謝の気持ち

そういったことを身に染みて感じることができています。

もちろん、私が苦労したのだから、今の学生も苦労しなさいというのは、それはお門違いです。

ただ、楽な環境から学べることはとても薄っぺらくなってしまい、楽は習慣になります。

長い目で見ると、それはリスクになりうるかもしれません。

特に社会人になりたての、まっさらな新卒生は、最初に選ぶ仕事は間違いなく今度のキャリアをかたちづくります。

私は、独立して経営をしておりますが、知り合いの経営者もみな、最初に就職した会社や仕事の影響は誰ひとり間違いなく受けています。


就職活動がうまくいっても、そうでなくても、

自己分析を内定をもらった後も意識し続けること、習慣にすることは、今後のあなたの人生を豊かにしていくためにもとても大事だと私は思っております。

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