離れて暮らす親の「見守りサポーター」は近所の人。帰省時にメールアドレスの交換を
高齢の親と離れて暮らして働いている方へ。
ゴールデンウィークに実家に帰省したら、近所の人とメールアドレスやLINEを交換しておくことをおすすめします。
「仕事があり、なかなか帰省できませんが、高齢の親のことで何か気になることがあれば、ささいなことでもいいのでメールをください」と、手みやげをお渡しするとスマートかもしれません。
実家は団地だったこともあり、「近所の目」が多くありました。
「お母さんが粗大ゴミの出し方を勘違いして、もめていた」
「廃品回収の日を守らない」など、後からいろんな人に言われました。
「ゴミ出し」は、認知症があることで混乱することのひとつです。
ルールを無視してゴミを出しているわけではなく、曜日の感覚が狂ってしまったり、思い込みでマイルールを作ってしまうことがあります。
何年も経ってからこの話を聞いたとき、「えーーーっ。もっと早く教えてよ」と、心の中で叫んだのですが、よく考えたら、私に連絡する手段がなかったのですよね。
「娘さんに面と向かって言うのは悪いと思った」と言われて、メールアドレスをお知らせしておけばよかったと思いました。
ある日を境に認知症になるわけではなく、
はじめのうちは歳のせいかな?と流してしまうようなことがポツポツ起こります。
生活障害がサインになることが多いのです。
ひとり暮らしをしていた母は、突然倒れたりすることを心配していたのでしょう。固定電話の近くに「私になにかあったら娘に電話をしてください」と私と妹の携帯番号を書いた紙を貼っていました。
親も子どもも、「備えあれば」ですね。