ライフラインチャート【作り方|生成テンプレート】
ライフラインチャートとは?
ライフラインチャートとは、社会人の転職、学生の就活、独立などの人生の節目で、過去を振り返り、自己観照し、自分の理解を深め、今後の人生を考える方法の一つです。
振り返りと作成がしやすくなる、ライフラインチャートの生成テンプレート(雛形)を公開しました。例も用意しました。作り方、振り返り方にもコツがありますので、参考になさってください。
このようなグラフをご覧になったことはないでしょうか。
これまでの人生を振り返って、その年齢ごとに感じていたポジティブ/ネガティブの度合いを数値化し、グラフにしたものです。
これは過去を見つめるための手法です。
前を向いて考えよう、未来を大事にしよう、という考え方もありますが、過去に注目するのは良くないことなのでしょうか。
いいえ、未来を見るためには、まず過去を見ることをお勧めします。
それによって、以下のような効果があるからです。
ライフラインチャート作成を通して得られる効能は?
何を喜び、何が辛いと感じるのか、再確認ができる
あの経験と、この経験、様々あったけど、どれをより大きな出来事として捉えているのか理解が進む
自己理解が進むことで、喜びを増やす行動、辛さを弱める工夫、を始めとして、今後のライフキャリア設計の方針が見えてくる
というわけで、じっくり過去を棚卸しながら作成するための雛形生成シートを作成しました。
従来の方法との違いは?
紙と鉛筆で書く
お手軽に作成するには、紙と鉛筆でも良いのですが、PCに残して継ぎ足すことができませんでした。
エクセルやパワポで書く
何度も書き直すことは手軽にできますが、線の描画が難しくてストレスでした。
ライフラインチャートを作成してみよう
この生成テンプレートは、過去の棚卸しに集中ができ、チャートを描く手間から解放してくれます。
使い方
2つの方法を提供しています。
Google Spreadsheet(アカウントが必要)
Microsoft Office Excel
ファイルをダウンロードする前に、ぜひ下記をご覧になってください。
生まれ年を入れます。年齢と西暦が自動計算されます。
学校や職歴を入れておきます。当時のことが思い出しやすくなります。
指数を入れながら、その理由をメモしていきます。
-100から100で記載していき、0が真ん中です。
数字を入れると、連動してグラフが生成されます。
入力のコツ
あのとき◯◯だったから、このときの数字はもう少し低いかな、と、相対的に数字を入れていくと、自分で作成するグラフに納得感が持てます。
グラフの山と谷や、印象的な所は、吹き出しで、何があった、自分にとってどんな時期だった、を記すと分かりやすくなります。
気づきを文章にしてみてください
作り終えたら、気づいたことを文章にしてみることをお勧めします。
グラフの下部に、書くための欄があります。
利用にあたって
活用シーン
私は、2022年3月にグロービス経営大学院を卒業したのですが、リーダーシップや、自分の志について学ぶ科目もあり、そこで作成をしました。(このファイルは、その際に自主的に作成したものが元になっています)
そのほか、就活や転職のような節目での自己分析、さらに、会社のチームビルディングで相互理解のために活用するのも有効です。人生の節目に限らず、今後の進路を考える場面でも、お勧めです。
よくある質問
【Q】★Spreadsheetの編集権限が欲しいのですが。
編集権限は不要です。自身のGoogle Driveにコピーして利用ください。(readmeに解説があります)
【Q】商用で利用しても良いでしょうか。
自由にどうぞ!できれば、当ページを紹介して頂けると嬉しいです。
【Q】自分で編集して、改善して使いたいです。
ぜひ雛形にも反映したいので、フィードバック頂けると嬉しいです。
ダウンロード
★下記のGoogle Spreadsheetを開く前にご覧ください
編集権限は不要です。readmeというシートに解説を記載しています。それをご覧になり、自身のGoogle Driveへコピーしてご利用ください。
(それでも、編集権限のリクエストボタンを押される方が多くなっています。その場合は、Googleアカウントのメールアドレスから私にリクエストメールが届く仕組みなっており、使い方の返信をしてサポートしています)
Google Spreadsheet版ライフラインチャート(アカウントが必要)
Excel版ライフラインチャート
最後に
立ち止まって過去の自分を見つめる瞬間を、ぜひ大事にしてみてください。
それによって、過去が未来に繋がると信じています。
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連絡先
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