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言語を学ぶ意義
最近、あるYouTubeを見てから言語を学ぶ意義について考えるようになった。
結論として言語を学ぶ意義とは、時によって一つの事を伝える上で、ある言語の方が他言語より優れている場合があるからと僕は考えた。
このように考えさせられるようになったきっかけとなったのが、この2005年スタンフォード大学で行われたスティーブ・ジョブズによる卒業式スピーチの動画である。
内容も非常に濃く、面白いので一度は見て欲しいのですが、今回は内容には触れずに、僕がタイトルのことについて考えるようになったスピーチの中の1文について語っていきたい。
動画内にこのような一文がある。
you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
日本語訳では、以下となっている。
将来を見据えて点と点を結び付けることは出来ません。後に振り返ったときにしか、点と点を結び付けることが出来ないのです。
ここでは内容には触れずに、文の構造にフォーカスしていきたいと思う。
2つの文は同じ内容を伝えているのに、英語の方が日本語よりストレートに伝えていると感じる。
なぜなのか考えたときに、二つの言語の構造の違いがもたらすちょっとしたニュアンスの違いに理由があるのではないかと考えた。
今回の例を見ると、canとcan'tの位置に注目して欲しい。
英文では、
you can't **connect the dots looking forward;
you **canonly connect them looking backwards.
このように、文頭に並列に位置することで、比較を明らかにしている。
一方で日本語訳では、
将来を見据えて点と点を結び付けることは出来ません。
後に振り返ったときにしか、点と点を結び付けることが出来ないのです。
文末にあり、そして、英文でいうcanとcan'tの比較があいまいになってしまっている。
このことから、この文章を伝える際、英語の方が優れていると感じる。
このようなことは様々な言語でも存在しており、例えば、日本語ではエモいという言葉がある。
上記の文の構造による違いとは少し異なるが、これも言語を学ぶ意義である「時によって一つの事を伝える上で、ある言語の方が他言語より優れている場合がある」に通ずるところがあると思う。
Googleで「エモい 英語」で検索すると、emotional, nostalgic, sentimentalなどがヒットする。
しかし、どの単語もエモいとは少し異なるように感じる。
海辺できれいな夕日を見たときに、"Nostalgic..."とは言わないだろう。
エモいが持つ言葉としての絶妙な有能さ、そして汎用性の高さに驚かせられる。
言葉ではうまく表現できないが、このようなことは他の言語でもたくさんあると思う。
僕はここに言語を学ぶ意義があるのではないかと考える。
最後に、個人的な話になるがnoteをもっとメモのような感覚で使っていこうと思います。今までは自分の書きたいこや考えがまとまってから書いていましたが、これからはテーマだけ決めてから書こうと思います。というのも、考えがまとまらなすぎて書けなくなってしまうことが多くなってきてしまったからです。noteの目的を考えたときに、自分の考えをアウトプットすることが目的であるのに、考えを整理することが出来なくてアウトプットできないと言うようなことになってしまうと、本末転倒だと感じたからです。今までよりもっと日本語や論理がおかしくなると思うが、許して欲しいです。笑これからもよろしくお願いします。