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JAZZな話し Vol.6 いつまでもお元気でいてください



PARKER'S MOOD / SADAO WATANABE LIVE AT BRAVAS CLUB'85

言わずと知れた日本JAZZ界の牽引者の一人である渡辺貞夫さん。80歳を過ぎてもまだ一線で吹いていらしゃることは、僕にとっては大変喜ばしく、また感服してしまう次第です。

僕の渡辺さんの音楽の出会いはラジオでした。高校時代の話しに遡るわけですが、毎週土曜日の夜となると、部活でどんなに疲れていても、ブラバスさん提供の「渡辺貞夫のマイディアライフ」を欠かさずエアチェックしていました。

当時、僕の後ろの席がブラスバンド部でサックスを歩いていた奴で、月曜日になると、「マイディアライフ聴いた?あの曲かっこ良かったね!」とか話したりしました。当時はフュージョンブームで、渡辺さんもそう言った路線の曲をたくさんご提供されていました。オレンジエクスプレスやナイスショットなんか良く口笛で吹いて登校していましたね。

特にナイスショット好きだったなぁ。ブラバスのコマーシャルでもバックにかかってましたしね。マーカスミラーのベースがむちゃくちゃカッコ良かったです。(その何年後にNYでデビッドサンボーンのライブを聴きに今はなき、ボトムラインに行った時に、マーカスご本人にお会いできたことは僕にとっては宝のような想い出です。)

さて、今回ご紹介しているCDは、カルテットによるアコースティックな演奏です。タイトルがパーカーズムードとなっております通り、渡辺さんのチャーリーパーカーへの敬意と思いを乗せた、白熱したライブ収録盤です。他のメンバーはJAMES WILLIAMS(p)、CHARNETT MOFFETO(B)、JEFF WATTS(Dr)と当時の新進の若手たちです。なかなかの好サポートです。

特にDrのジェフワッツはその後、主にSAX奏者のブランフォードマリサルスと活動と共にしていますね。手数が多いドラマーは僕好みです。

パーカーも演奏してきた、数々の名曲が渡辺さんの伸びのあるSAXがさらに引き立てています。
今聴いてもつくづく良い演奏だなぁを思います。やはりお酒はバーボンロックですね。

渡辺さんの今後の活動、末長いご活躍を期待しています。


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