『侏儒の言葉』芥川龍之介
われわれはいかなる場合にも、われわれの利益を擁護せぬものに「清き一票」を投ずるはずはない。この「われわれの利益」の代わりに「天下の利益」を置き換えるのは全共和制度のうそである。このうそだけはソヴィエットの治下にも消滅せぬものと思わなければならぬ。(『侏儒の言葉』より)
昨日は参議院議員選挙でした。投票はしましたが、迷いました。
というのは、何十年もの間、「天下の利益」視点で投票をしてきたつもりの自分ですが、「われわれの利益」、いやもっというと「わたしの利益」ですね。こちらの〝重み〟を押しつぶされそうなぐらい感じているわけでして、中長期の「天下の利益」と短期の「わたしの利益」のバランスをつかむことができるのか?
人様のことはいざ知らず、自分はいくつになっても「変わる」余地があるわけで、今、私も〝変わっている最中〟なんですね。
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