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井上秀二のマーケティング本「一読良談」
はじめまして!
文化マーケティングコンサルタントML251の井上秀二です。
私の簡単なプロフィールは、ホームページをご覧になっていただきたくお願いいたします。。
https://marketing-lab-251.jimdosite.com/
このnoteでは、今日まで私が購入し読んできたマーケティング分野の書籍の紹介をさせていただきます。
<サブカテゴリ>
1.マーケティングの定番書籍
2.最近(2019年以降)刊行された注目のマーケティング関連書籍
3.音楽社会学の定番書籍
<記事アップタイミング>
週1回、金曜日
<構成>
1. 背景情報(イントロ)*購入の目的・いきさつや著者との関係など
2. どんな人に向いているのか?
3. 本書のポイント(3つまで)
4. 感想
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【マーケティング定番書籍】
『開発マンが書いた調査の本 マーケティングリサーチの使い方』
著者:高見健治著
出版社:B・M・FT出版部
第1刷:2020年8月25日
1. 本書を読んだ背景
先日、友人のFacebookタイムラインで知り、即、amazonで購入しました。
デスクリサーチ専門の私ですが、定性調査のプロ集団で構成された「リサーチング・マーケター研究会」の末席にいたりします。
昨年末、その研究会で出た話題ですが、メーカーさんなど事業会社のマーケティングリサーチ担当者の調査会社さんに対する満足度は、トップボックスで一桁なんですよ~(出所:日本マーケティング協会さん)ということでした。
ですので、事業会社のマーケターさんがリサーチをどう考え、位置づけ、活用されているのか? 改めて確認したかったわけです。
2. どんな人に向いているのか?
事業会社、特にナショナルブランドの商品開発部門、マーケティングリサーチ部門の皆さんです。
調査のイロハが抜け・漏れなく網羅されてますので、初心者(年齢に関係なく、初めてリサーチ業務に携われる方)向けと思いきや、各所で細部にわたって重要なポイントが抑えられていたりすますので、経験10年クラスの中堅の方々にも薦められるんじゃないかと私は考えます。
3. 本書のポイント
3-1. データの見方と、きめ細かな知見発見メソードを学ぶことができる。
3-2. コンセプトテストをはじめ、定量調査での自由回答がなぜ大切なのか? など、マーケティングリサーチの基礎を叩きこまれる。
3-3. 売れる商品開発のための基本中の基本、どの指標(購入意向や新規性ほか)をどう視て料理すればいいのか? 決して多くはない枚数の範囲内で、見事にポイントがおさえられている。
4. 感想
事業会社の皆さんの調査会社への不満のうち、私たちが重視している問題点が一か所のみ本書に記されているように思われます。
「多くのグループインタビューが、単なる集団面接になっている」(155ページより)
この問題はこのnoteの論旨からは外れますので、ここではこれ以上記しませんが・・。
埋もれてしまっては勿体ない貴重な本です。
今、ゲットされた方は幸運としか言いようがありません。
以上です
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