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【ラーメン放浪記:2 武蔵家 明大前店】

※注意
 当初、有名ラーメン店紹介記事にする予定だったのですが、著
 自身に味覚に対する語彙力がないため、エッセイ記事なのかラーメン版
 『孤独のグルメ』にしたいのか著者自体がどうしたいのか決めかねている
 記事となります。ご了承ください。

 京王沿線に住んでいるので毎日通り過ぎるけど、降りない駅の代表と言えば明大前駅。もとろん、駅前にはその名のとおり明治大学の和泉キャンパスがありますが、明大生でもOBでもない社畜の自分にとっては、和泉キャンパスに縁があったのは情報処理のプロジェクトマネージャー試験会場だったくらい。

 そんな自分にとって、明大前駅と言えば映画『花束みたいな恋をした』の終電を逃した菅田将暉と有村架純が出会ったシーン。「トイレットペーパーみたいなかさばる日常品、家の近所のコンビニで買わない?」とか「生の押井守を見れてそんなに嬉しいか? 菅田将暉は『神』と押井守をあがめるが、ひょっとして、『ビューティフルドリーマー』や『攻殻機動隊』しか観ていなくて『アサルトガールズ』を観ていないのでは? 『アサルトガールズ』は本当に酷いぞ」とか「調布駅から歩いて30分の多摩川沿い部屋を借りるんだったら、京王多摩川駅を最寄りの駅にしろや」とか色々と言いたいことがある映画なのですが、その話をすると長くなるので、今回は和泉キャンパスの隣の『武蔵家』の話です。

特製ラーメン 中 にネギトッピング

 『武蔵家』はその名のとおり横浜家系ラーメンの店だ。中野に住んでいたときに武蔵家本店が近所にあったのでよく行っていたが、明大前店は今回初。店内は本店よりもかなり広め。客層はもちろんほとんど学生だ。自分は特製ラーメン中盛りとネギのトッピングで注文。本来であればキャベツをトッピングしたいところだが、売り切れなので仕方がない。

 店員から「お好みは?」と尋ねられ、「カタメ」、「濃いめ」を注文。
自分は家系ラーメンを注文するときは「カタメ」、「濃いめ」がデフォルトだ。

 ほうれん草、のり、チャーシュー、味玉といういかにも家系な具材の特製ラーメンが出てくる。それに、白髭ネギが大盛りに盛られている。まずはゴマをかけ、中太麺を啜り、濃厚な豚骨スープも飲む。新中野本店に比べて、醤油が濃い味付けだ。途中で、擦りニンニクを投入し味のバリエーションを変えてみる。ニンニクと絡めた中太麵もこれまた美味い。無料のライスとあわせて、濃い味のスープも完飲。こりゃあ、血圧がやばくなるな。

 帰り際に明大前駅前でキスをする若いカップルを発見。おそらく明大生だろうか。「あ~。俺も有村架純に出逢いてえなあ。でも、俺、菅田将暉じゃねえからなあ」という不毛なことを考えながら、混んでいる京王線に乗車するのであった。



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サミュエル・L・シュウイチ
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