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株式投資はギャンブルなのか?

前回FXはギャンブルに近いと書きましたが、それでは「株式投資はギャンブルなのか?」について考えてみます。

難しい話は置いておいて、株を買ったり売ったりすると儲かったり損をしたりしますね。だからギャンブルと変わりないと思っている方もいるようです。

ギャンブルは勝ち負け(当たりはずれ)が分かった時点で損が確定してしまいます。また、ギャンブルは売り上げの一部を主催者が収益として差し引き、残りを当たりとして分配するため、やればやるほどどんどん目減りしていきます。

株式投資は会社が儲からないと株の値段は下がりますので、買った値段より安くなった時に売ってしまうと損をします。その意味ではリスクはあります。
しかし、逆に言うと安くなっている時は売らなければ良いと言えます。株の値段が買った値段より上がった時に売れば儲かります。これを難しい言葉ではキャピタルゲインと言います。

また、会社が儲かると、株主は利益の一部を配当金として受け取れます。これをインカムゲインと言いますが、これはギャンブルと大きな違いです。

会社によっては株主優待といって、自社の商品や各種割引などの優待を実施しています。これも株式投資の魅力と言えます。

それでも、会社がつぶれてしまったら株は紙切れとなるリスクはあります。
株式投資をする時は、その会社がちゃんと儲かっているか?将来も儲かりそうかを見て株を購入する必要があります。

儲かっているかを理解するためには、決算報告書に記載されている項目の意味を理解する必要があります。そのために株式投資をするには、やはり最低限の投資の勉強が必要です。投資の仕組みを知らないまま、「人に勧められたから」というような理由で株式を購入するのは、ある意味ギャンブルかも知れませんね。

「投資のことはよくわかりませんが、とにかく儲けたいです。」という方がいますが、やはり最低限の投資の勉強をしてから始めることをお勧めします。

2024年から新NISAが始まりますが、乗り遅れまいと投資の勉強せずに始めることは避けてください。最低限でも投資のリスクと新NISA制度を理解した上で始めましょう。数カ月始めるのが遅れたから大損してしまった、または儲けそこなったということはありません。特に新NISAは無期限で運用する事ができます。少し勉強してから始めても、まったく問題ありません。

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