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NISAの積立投資枠で対象の投資信託が買えない?

NISAには成長投資枠と積立投資枠があります。当然ですが積立投資枠で積み立て対象商品の投資信託を積立てることができます。しかし対象商品でも積立投資枠で買えない場合があります。


安くなった時に積立投資枠では買えない?

年明けから日経平均株価は大きく上昇していて、なかなか買いに行くチャンスが無いのですが、マーケットを見ながら、株価が下げた時に日経225やTOPIXに連動する、積立投資枠対象の投資信託を買いに行きたいですね。
気が付いた方も多いと思いますが、たとえ積立投資枠対象の投資信託であっても、それらの投資信託をスポットで購入しようとすると、NISAの枠として成長投資枠しか指定することができません。

積立投資枠は積み立てでしか使えない

積立投資枠を使うためには、積立設定画面で毎月の積立金額と積立日、対象の投資信託を設定しておく必要があります。スポットで購入すると成長投資枠の240万円が使われてしまうので注意してください。

積立購入日に最高値だったら?

例えば、積立設定で指定していた日の日経225等の株価が、年初来の最高値だったとしたらみなさんはどうしますか?
投資の基本は長期分散積立です。その日が年初来の最高値だったとしても、淡々と積み立てを継続するのが王道です。一年後、二年後の株価はもっと高くなっているかも知れません。
ドルコスト平均法の事を思い出してください。高いときには少ししか買えません。万が一今日がその年の最高値だったとしても、少ししか買えないことで高値掴みを最小限に抑えることができます。

積立投資は一喜一憂しない

積立投資は、一度設定したら5年10年はそのままにしておくことが大切です。ドルコスト平均法の力で、知らない間に資産が大きく増えていることが期待できます。
積立投資を始めると、保有している資産の利益が大きくなるとすぐに売る人が多いようです。そのような投資行動が資産形成の上で最大の問題です。ドルコスト平均法のメリットを捨ててしまう事になり、非常にもったいない話です。
新NISAでは無期限で投資ができるようになりました。毎日の株価に一喜一憂することなく、淡々と積立投資を継続しましょう。

どうしても取り消ししたい時

そうは言っても、今日は積み立てを見送りたい場合は、締め切り前であれば投資信託の取引画面で取り消しをすることができます。ただし、その月は積み立ができません。数日後にリトライしたい場合は、積立設定画面で積み立て日を2-3日後ろにずらすことで、再度購入のチャンスはあります。

まとめ

積立投資枠は積み立てでしか使用できません。積立投資枠(120万円)と成長投資枠(240万円)を上手に使い分けてください。



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