その場所からしか見えない景色
おはようございます。
ようやく花粉症が落ち着いてきて、本当の意味で過ごしやすい季節になってきました。
ただスギのピークはすぎたとはいえヒノキはこれからだそうで、そっちの方のアレルギーに目覚めないか心配ではあります。
なので本当なら予防した方がいいんでしょうけど、天気のいい日にマスクせず自転車を漕ぐと気持ちいいんですよね〜……。笑
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さて、白鳥の湖の余韻に浸っていたいのは山々ですが、カンパニーはさっそく次回公演「蝶々夫人」に向けて動き出しています。
「白鳥」のときは、経験済みの役ということで頭を使わなくてもリハーサルがスムーズに進んだのですが、今回は全てが初めてなので最初から脳みそ全開で臨んでいます。
新しい振りをもらっているときは、やっぱりワクワクしますね。これからどう自分のものになっていくんだろうという高揚感に近いものがあります。
またInstagramの方でサラッと告知させていただきましたが、毎夏Kバレエスクールのパフォーマンスのなかで披露されているカンパニー準団員による作品の振付を、今年は僕がさせていただくことになりました。
なので今年はゲストダンサーとして横浜校、振付家として本校/大宮校(大宮は教師としても)のパフォーマンスに関わらせていただくことになります。忙しくなりそうですが、今からワクワクしています。
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というわけで、準団員作品のリハーサルも並行して始まっています。
準団員とはいえ、ほとんどの本公演にも出演している紛れもないプロフェッショナル。スクール生の作品リハーサルとは事情が違います。
また、「この16カウント好きに踊ってー」くらいのモノを除けばまともな振付経験は今までなく、僕にとっても初の試み。0からすべてを作り上げていくプロセスは難しいけれど、とても刺激的です。
そんなリハーサルですが、当然ながら普段のリハーサルと違う点がひとつ。
そう、僕が先生側だということですね。
普段踊る側としてしかリハーサルに参加していないので、いまだに非常に違和感があります。
そこでやっぱり感じたのは、見える景色が全然違うということでした。
物理的な話ではなくて、立場というか心持ちというか、そういうお話。
普段見ているバレエマスターやミストレスの仕事ぶりから、この仕事の大変さは察するに余りあるもので、いろいろ分かっていたつもりでしたが、それでも想像していたものとはやっぱり違っていました。
実際にダンサーの前に立って指示を出したりお手本を見せたり、質疑応答したり、踊りのチェックや注意をしたり、そういうことをやってみて初めて見える景色がそこにはありました。
そのおかげで、スクールとはまた一味違う指導者側からの見え方や考え方、ダンサー側がどうあるべきか等、その一端をまた知ることができたような気がします。
キャリアを積んできていろいろ分かったことが増えたようで、やっぱりまだまだ足りないことだらけだと痛感しています。
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なので、やはりどんなことでも一度は経験しておくべきだと思いました。
仮に「どうせこんな感じでしょ?」と想像し易いことであったとしても、やはり現実にはちょっと違っていたり、思う通りにはいかないことが必ずあるものです。
その場所、その立場からしか見えない景色がある。
だったら、チャンスがあるのなら、いろんな場所に立ってみて、いろんな景色を見て、いろんな見聞を得て……そうして初めて多角的に物事を見られるダンサー/指導者に、ひいては立派な人間になれるのかな、なんて。
そんなふうに今は感じています。
まだまだ振付は始まったばかりですが、さっそくこうやって自分の知らなかった世界を見ることができて。
こんな機会をいただけたことにとても感謝しています。
というわけで引き続きがんばっていきたいとおもいます。
本校や大宮校での準団員作品、ぜひ見にきてくださいね。詳細はKバレエスクールのInstagramにて。
ではでは。