「ミスコンとか」 ver.2 :疑問と発見

この前ミスコンに関して文章を書いたんですけど、あれから疑問に思うことができたのと少し発見があったのでまた書きます。前回はミスコンがミスコン外部に与える影響みたいな話をしたんですが、今回はミスコン内部にとどまる話だと思います。

まずは疑問から。
最近、お茶の水女子大の「水コン」だけでなく他大学の出場者の方も、一般的に「美しい」「かわいい」とされていることに自分を合わせるのではなくて自分自身の持っている「美しさ」、それも外見のみならず内面も含めた自分の「美しさ」を表現するという意思表示をされていたように思います。つまりありのままの自分自身として評価されることを望んでいるということなんだと思います（間違ってたらすいません）。

そこで疑問に思ったんですが、ミスコンに出場されている方はなぜミスコンに出場されることに決めたんでしょうか？
ミスコンは多分投票とかで出場者にランク付けが行われる場だと思うんですが、僕は外見だけでランク付けされるよりありのままの自分自身にランク付けをされる方がかなり心にこたえる気がします。外見だけで「お前はあの人よりランクが低い」とか言われても「まあ俺には外見以外にいっぱいいいところあるしな（）」みたいな気持ちになって自分を慰めることができると思いますが、ありのままの自分を表現してあの人よりランクが低いって言われちゃったら逃げ場がない気がしてなかなか辛いような気がします。
それでもなお出場するというのはなぜなんだろうと思いました。

この疑問に関して、少し発見がありました。
今僕の友人2人がミスコン的なものに出場しているのですが、かれらが出場している理由がなんとなくわかったような気がしたからです。
かれらが出場しているのは、おそらくミスコン出場者という影響力をもってなんらかの変化を起こしたいからなのかなって思いました。そしてありのままの自分というものがどう他人から評価・ランク付けされるかっていうのは、かれらにとって大して重要なことじゃなくて、別にどう評価されようが自分がミスコンという場を利用して起こしたい変化を起こすというだけなのかなと思いました。
このスタンスは僕がこの前書いた「自立」というあり方であるように思います。
逆に言えば、僕が上記の疑問をもったというのは僕が「自立」できていないことを示しているわけですね。
面白くてありがたい発見です。

しかしまだ疑問は残ります。

僕の友人たちは上で書いたように考えているような気がして僕は勝手に納得しているのですが、一方で他の出場者の方々は僕の友人たちと同じような意図で出場しているようにはあまり見えませんでした。すなわち、「ミスコン出場者という立場に立って何かしらの変化を起こしたい」という意図をもっているようには見えず、むしろ「ありのままの自分を評価されたい」というところを重要視している感じがしました。疑問についての段落で述べたように、やっぱり僕にはそれって逃げ場なくてつらくね？とか思われます。
なのでまだ「なぜ出場しようと思ったのだろう？」という疑問が完全には解消されていません。