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私は私、あなたはあなた

皆さんは、
「人に気をつかいすぎて疲れる」
「人にどう思われているかが気になる」
「人の言動が理解できずいらだつ」
と感じることはありませんか?
心理学者のアドラーが「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言するように、人付き合いの悩みは尽きません。今日はコミュニケーションのひとつの視点として、自分軸と他人軸という話をしたいと思います。


”自分軸”と”他人軸”

人とコミュニケーションを取る際には、”自分軸”と”他人軸”を意識することが大切です。他人軸が中心のコミュニケーションでは、他人がどう思うか、他人がどう感じるか、に基づいた言動になってしまい、自分はどう思うのかがなえがしろになってしまいます。その場合、自分の努力の結果としての達成感や充実感、または安心感などが相手次第になることから、いつももやもやとした気持ちを抱えたり、相手に振り回されている感覚に陥ることになります。

その一方で、自分軸ばかりで物事を考えている人は、相手の立場や状況それに基づいた考えを理解できず、「どうしてこの人はこんな言動をとるのだろう?」とイライラしたり、強引に自分の考え方に寄せようとしたりして、関係性がぎくしゃくしてしまうことになります。


”私”という主語を意識する

大切なことは、”自分軸”と”他人軸”というふたつの軸を意識したコミュニケーションをとることです。他人軸が中心になってしまっている人は、まず自分軸を確立することから始めましょう。常に「私はどう思うか」「私はどうしたいのか」と、”私”と言う主語を意識すること。そのうえで、相手の言動を受け入れることで、自分の考えと相手の考えを切り離して考えることができます。

実は私自身も他人軸に寄った考え方をしてきたひとりで、「努力が報われない。。。」と感じることが多々ありました。しかし、この自分軸と他人軸という考え方に気づいてから、できるだけ自分はどう思うのか?を意識的に考えるようになりました。そのために、ふたつのことを実践しています。ひとつは、毎日その日あったことと自分が感じたことを簡単なジャーナルとして記録すること。ふたつめは、ニュースや記事に対する自分の考えや意見を言語化することです。これによって、「他人がどう思おうが、自分の考えはこう」という思考が身についてきます。

人は誰でも自分の人生の主人公

他人軸が強くなりすぎると「依存」
自分軸が強くなりすぎると「自分勝手」になりかねません。
自分軸をしっかりと意識しつつも他人軸も理解する相互尊重の関係が理想的です。

人は誰でも自分の人生の主人公です。私は私の人生の主人公、あなたはあなたの人生の主人公。私は私、あなたはあなたなのです。自分の人生を他人に操られる必要はありませんし、他人の人生に勝手に踏み込んではいけません。大事なことは、それぞれ人生の主人公として生きているということを、お互いに尊重することだと思います。私の考えをはっきりと持ったうえで、相手の考えも尊重する。自分の考えがそれまでの様々な経験や背景に基づいたものであるように、相手の考えも自分の想像もしないような背景に基づいたものであるかもしれません。自分と相手の違いを受け入れ、相手の考えの背景になっていることを少しずつ紐解いていくことで、かならず相互に理解ができるはずです。

お互いが自分軸と他人軸を意識し、私は私、あなたはあなた、だからお互いを尊重しながら歩み寄りましょう。そう考えてコミュニケーションをとることで、対人関係のストレスが多少軽減されるのではないでしょうか?


あとがき

  1. 焼きたてのフィナンシェがとっても美味しいノワ・ドゥ・ブールというお店を知っていますか?新宿伊勢丹、日本橋三越、銀座三越にだけ出店していて、デパ地下にバターと甘い香りを放っている行列必至のお店です。当日はもちろん、翌日でもトースターで少し温めると焼きたてと同じ香りとおいしさ。最近はネットで高額転売する人も出てきているとか。

  2. 先日のワールドカップで、バレーボール男子日本チームはパリオリンピックの切符を手にしましたね!私は学生の時に10年間バレーボールをやっていました。しばらく試合観戦をすることもありませんでしたが(当然自分がプレーすることもありませんが)、息子がバレー部に入ったことでまたテレビで見るようになりました。学生時代に見ていた選手が監督になり、身長2メートル級が当たり前になり、世界ランク5位ととても強くなり、時代は大きく変わりました。何より、会場にあれだけのファンが声援を送っていることが驚き。昔はジャニーズを公式サポーターとして(V6がこれ)会場にファンを集めてやっとうまる時代だったのに。。。

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