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私とクイズ

これまで、Qさま・東大王の番組レポートや自作クイズを投稿してきましたが、そもそも私がなんでクイズについて書いているのか、という話をしていないことに気づいたので、今更ですが話をしようと思います。

私がクイズと出会った(?)のは小学生のとき、多くの皆さんと同じように、クイズ番組を見ていた一人でした。それでも周りの友達よりクイズ好きだなというのは自覚がありました。

『IQサプリ』(クイズというよりひらめき・謎解きに近い)『世界・ふしぎ発見!』『タイムショック』『トリビアの泉』(クイズ番組ではないが雑学が得られた)あたりが最初だった気がします。

中学生になると、『Qさま』『クイズ!ヘキサゴンII』『ネプリーグ』を見始め、この頃から「クイズに正解したい!」という気持ちが強くなり、親が先に答えを言うと怒っていたという記憶があります(笑)

それと、中学2年生くらいの時期に、クイズや雑学といったものへの意識が変わったできごとがありました。

国語の定期テストで、2月の旧暦の呼び名を答える問題が出ましたが、私は答えがわかりませんでした。(答えは「如月」)

テスト範囲をきちんと勉強できていなかったということもあると思いますが
クイズ番組を普段から見ていたのに、こういうベタな知識を答えられなかったことがすごく悔しかったんです。
しかも、友達とテストを見せ合ってみると、自分よりも学力が下の人たちが結構正解していたのです。これはショックでした。(当時の自分の気持ちを正直に表現するとこうなります、最低な言い方ですね…)

そんな一問をきっかけに、よりクイズ番組を熱心に見て、分からなかったものはメモするという習慣になりました。

高校生になり、『ミラクル9』『高校生クイズ』を視聴するようになります。ここでテレビ越しに出会ったのが、伊沢拓司さんです。2011年、灘高校との決勝は特によくおぼえています。

残念ながら自分がいる高校にクイズサークルはなく、出たいとか、仲間を集めようという気持ちはありませんでした。テレビ越しに見るのが楽しかったのです。でも、高校生クイズで出た問題や答えをおぼえるということは趣味としてやっていました。

そして大学生。私は信州大学に入学しました。「もし信大にクイズサークルがあったら入ろうかな・・・」という淡い気持ちを持ちながら4月を過ごしていましたが、新歓を見回っても見つからないし、掲示板のチラシにも見当たりません。「やっぱりないか・・・」と諦めかけたとき、最後にここだけ見ようと思った掲示板の端に「信州大学クイズサークル」の文字を見つけました。

とりあえずメールで連絡をとり、初めて活動に参加しました。そこで聞いてみると、クイズサークルがなかったので、医学部の3人が立ち上げようと思ってチラシを出したみたいでした。

初めて触る早押しボタン、あのテレビで見ていたクイズに自分が参加している・・・すごく不思議な気持ちでした。これが競技クイズとの出会いです。人数は少なかったですが、日々の活動はとても楽しいものでした。新しいことがどんどん知れて、しかもだんだん押せるようになっていったからです。

abcやstuといった大会にも参加するようになり、実力はまだまだでも、競技クイズという世界観に浸る時間は格別でした。

クイズに強い後輩も入ってきて、大人数でやるようになるなかであることに気づきます。

「これって相当努力しないと勝てないんだ」

当たり前のことかも知れませんが、それを実感し始めたのです。「勝ちたい」という気持ちが強ければ、そこから努力すると思うのですが、自分はそうではありませんでした。

「勝つ」ためにクイズの勉強をして正解するより、「趣味や自分の体験で知ったクイズのために得たわけではない知識」で正解できたときの方が喜びが大きいことに気づいたんです。だったら、その喜びを感じられるクイズの楽しみ方をしよう!と思い、そこから競技クイズ用の勉強はほとんどしなくなりました。

問題提供&参加をした長野市オープン↓

そんな感じだったので、私の競技クイズにおける成績で特筆すべきものはありません。運良く、第2回長野県クイズ交流会で準優勝したくらいでしょうか。そして、大学卒業・院進とともに競技クイズから離れます。

(一方、テレビ界では『東大王』が始まり、今まですべての放送回を視聴しています。引き続き『Qさま』『ネプリーグ』『ミラクル9』『世界・ふしぎ発見!』などのクイズ番組も楽しく見ています)

競技クイズから離れた後、私とクイズの関わりがどうなったかというと、一般向けにクイズイベントを開催し始めました。当時進路に迷って大学院を休学し、居候していた長野市のコミュニティスペース『tsunagno』で初めて開催しました。

コンセプトは「五感の幅を広げるクイズ」。クイズをやってこられた方なら共感いただけると思いますが、クイズは、人生の解像度を広げてくれるものであり、さまざまなものに出会ったときの感情のバリエーションまで多様にしてくれるものだと思うのです。

Amazon Kindleでクイズ本も出しました(内容は販売当時のものなので、現在は答えが変わっているクイズもあります)

今もそういう想いを持ちながらクイズを観て楽しんでいます。

それから、縁あって「QUIZ BANG」というメディアでライターをしております。よかったら見てください。(一応フリーライターです)

そして今、また早押しボタンを押したいな〜という気持ちが高まりつつあります。東京中心にクイズができる場所も増えてきたので、行ってみたいな〜とも思いますし、機会があれば一心精進に載っている大会に参加してみたいなとも思っています。

この記事を読んでくださっている方、もしクイズの場で出会いましたら、ぜひ声をかけてください。

それから、長野県のことに特化したクイズサイトを作ろうと思っています。長野県でずっと暮らしてきて、私は長野県のことが大好きなので、そんな長野県愛が詰まった、県内の人にはより長野県の良いところを再認識してお国自慢したくなるように、県外の人には長野県ってこんなところもあるんだ!面白い!行ってみたい!と思ってもらえるようなものを作れたらと思っています。なんとか今年中にオープンできたらとは思っているのでお待ちください。

以上、私とクイズとの関わりでした!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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宮川周平 / sharing love 探究者
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