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補助金使って同僚2人で屋久島ワーケーションやってみた

皆さんこんにちは、dotDの遠藤周平(以下:周平)です。今回は「種子屋久 たねやくでテレワーク体験事業」という鹿児島県の制度を活用して福田さんと行った屋久島でのワーケーションについてお話します。今回の記事は、同僚の時田さんにファシリテーターをお願いして実施したインタビューを抜粋して文章で共有します。

台風の影響で引き返すかもしれない屋久島へのフライト(無事到着)

はじめに

ワーケーション参加者の自己紹介

ー それでは、周平さんと福田さんが体験した屋久島でのワーケーションについて色々とお伺いできればと思います。まずは読者の皆さんに簡単な自己紹介をお願いします。

一湊 いっそう海水浴場でくつろぐ周平

🥷周平:私はdotDでBiz Devのメンバーとして企業様の事業推進を支援している28歳独身です。5月からアドレスホッパーとして全国を転々としながらリモートワークをしています。詳しくはnoteを見て頂ければと思いますが、今回はその延長で屋久島で働くことにしました。

▼アドレスホッパー宣言のnote

離島を楽しむ福田です(本人コメント)

👨‍💻福田:私はdotDでDevelopment Divisionに所属していて、共創事業のPM(プロジェクトマネージャ)業務に携わっています。毎日、顧客と会話しながらシステム開発における要件定義から運用までの全てのプロセスをサポートしています。今回、周平さんにお誘いいただいたことをきかっけに、妻子を振り切って屋久島でのワーケーションにチャレンジしてみました。普段は自宅で仕事することが多いので、とても新鮮な体験でした。

ー ありがとうございます。お二人とも異なる境遇なんですね。その点については後ほど深掘りできればと思います。


補助金制度とは

ー では最初に今回活用された補助金制度について教えて下さい。

🥷周平:多くの自治体が企業や移住者を増やしたくて色々な施策を行っている事をアドレスホッパーをする中で知ったのですが、今回は「種子屋久でテレワーク体験事業」という鹿児島県の補助金制度を見つけたのでそれを活用しました。こちらの制度は5日間以上の滞在でテレワークとアクティビティの両方を体験することを条件に、かかった費用の3/4を負担してくれるものです。私のアドレスホッパー生活をdotDの皆さんにも体験して貰いたいと思ったのが利用のきっかけです。

▼鹿児島県による体験事業募集ページ


実施前の懸念点や心境

ー 3/4も補助してくれる制度があるんですね!とても魅力的な制度だなと思ったのですが、実際にこの制度を活用するにあたって障壁だったり懸念される事はありましたか?

🥷周平:そうですねー、一番は「いかに全社員に平等な機会を提供しつつ参加者を決めていくか」という難しさでしょうか。負担する1/4の費用を会社持ちにすると必然的に参加希望者が多くなると思うのですが、その際に参加者の選定基準が難しかったり、参加していない人に対しての不公平感が生じてしまうかなと。なので残りの1/4は参加者の自費という形にして、ある程度の出費を厭わない人を対象としました。また、今回は上限が3名だったので、超過する場合は別機会で他の自治体の制度を活用することを視野に入れてメンバーを選出するなども想定していました。

ガイドの助言を無視してウェットスーツを着用せずにウミガメを探す周平

ー 確かに会社視点となるとそういった公平性という部分についての難しさはありそうですね。福田さんはいかがでしょう?

👨‍💻福田:会社視点では周平さんのおっしゃる通りかなと思うのですが、もう少し個人のお話をすると私は家族がいるので、同じように家庭を持たれている方は「なんで1人でそんな所まで行くんだ」みたいな部分の説得は難しいのかなと思います。あとは屋久島は東京から遠いので移動時間の長さも多少はネックかなと。金銭面については補助金が魅力的である一方で、働くために移動費と滞在費がかかることになるので金銭負担が気になる人もいるかなと思いますね。

ー 福田さんのようにご家庭を持たれている方はより一層ハードルが高そうですね。今回福田さんはどのように説得されたのでしょうか?

👨‍💻福田:今回は、子供が夏休みで妻と実家に帰ることになっていたので「どうせ1人だし好きなところに行ってきたら」という話になってという感じです。普段なら子供も「なんでお父さんだけ!」って不満を漏らすと思うので(笑)タイミングが良かったというのが全てです。周平さんのホッパーがきっかけというのもあり、ある程度日程を絞った上での声かけだったので、このタイミングじゃなかったら逆に私は手を挙げていたか怪しいです。

青と緑に囲まれた夏の屋久島

同僚とワーケーションって実際どうなの

ー なるほど~。日程がある程度絞られていたことが、かえって参加者を絞りつつ条件が合う人を募るという良い方向に作用していたように見受けられます。ちなみに、年齢も所属部署も違うお2人が一緒にワーケーションしたというのが気になったのですがその点はいかがでしょうか?

🥷周平:先ほどもお伝えした通り僕はアドレスホッパーの延長だったので、そこに相乗りする形で参加した福田さんの当時の心境や参加してみての感想は僕も気になります。

👨‍💻福田:そうですね~、やはり自分からワーケーションをやろうという考えはあまりなかったので周平さんに誘ってもらったというのが参加理由としては一番大きいです。あとは、前職のように大きい会社だとなかなかこういう機会も無いので、dotDの社員としてそういう機会に巡り合えたのでせっかくだからやってみようという感じでした。

ー 小さい会社だからこそのメリットとしてこの機会を活用するというのは確かにありそうですね。ちなみに、同僚と住み込みで働くという経験はあまりないと思うんですが、そこに対する心理的ハードルとか期待値みたいなものはありましたか?

👨‍💻福田:周平さんが嫌いと言うわけではないですが(笑)、宿は一緒でも部屋は個室だったので、特に嫌な点は無かったです。むしろ一緒に行動する際に近くにいるのはやりやすかったかなと。

景色を撮る姿が妙に様になる福田さん

ー 逆に周平さんは普段1人で転々としていますが、同じ施設内に同僚がいる事はどうでしたか?

🥷周平:僕は知っている人と会えるのは楽しいですし、嬉しいですね。八ヶ岳にいる時とかも同僚が遊びに来てくれましたし、大阪で会った方もいます。これまで福田さんとめちゃくちゃ密だったわけじゃないですけど、むしろ福田さんの良さをたくさん知れたのでプラスの体験だったと思います。ネガティブなこと言うけど実はそんなに嫌だと思っていないとか。笑


現地での様子

屋久島でのテレワーク

ー 次は現地での様子についてお聞きしたいと思います。まずは仕事面についてお伺いしたいのですが、お2人はもともと仕事上での接点はなかったんですか?

👨‍💻福田:ないですね。別の同僚とお互い繋がっていたりとか、何かのきっかけでWeWorkで一緒にビール飲むとかそれくらいかな。

ー そうなんですね。そうすると、現地ではそれぞれ個別にお仕事をされて、日中は特に会話はされなかったんですか?

👨‍💻福田:そうですね、同じワークスペースにいるので挨拶したり「今日の夕飯どうする?」みたいな会話はしましたが、朝昼晩とご飯が別々の日もありましたね。

🥷周平:打ち合わせの合間に雑談したり、食事中やプライベートでの車移動の際に仕事の話とかはしてましたけど、実務的な話はないですね。

台風の影響で水量が増している日本の滝100選「大川おおこの滝」

ー 初めての2人としてはちょうどよい距離感だったのかもしれないですね。同じプロジェクトに入っていると1日中べったりとにもなるので。

🥷周平:そうですね。逆に、同じプロジェクトだったら合宿みたいな感じでがっつり進められたのかなとか、1週間はべったりすぎて疲れちゃうのかなとかは今後実験してみたいですね。

ー 福田さんは初めてのワーケーションという事ですが、仕事はどうでしたか?

👨‍💻福田:私はそもそも離島が初めてだったりするんですけど、夏の島の雰囲気が予想外で全然やる気が出なかったです(笑)。うなだれる暑さとこの雰囲気で仕事なんかできねーよ!って。

お馴染みのスタンディングスタイルで働いている様子

🥷周平:確かに虫の声が聞こえたりと流れる時間は独特でしたね。

👨‍💻福田:うん、出張先のホテルで仕事をするとかとはまた違った体験だったなと思います。


屋久島での出会い

ー せっかくなのでプライベートな話も聞かせてください!アドレスホッパーをしている周平さんとして、屋久島はこれまで転々としてきた場所と比較すると今回の滞在は何位ですか?

🥷周平:色々な評価軸があると思うので一概には言えないですけど、これまでで一番楽しかったかもしれないです。1つ目の理由は、島で働くの初めてだったのですが、その雰囲気だったり観光スポットとして休みの日に回りたい場所がいくつかあったので単純に楽しかったからです。あとは、いつもは1人ですけど、今回は福田さんがいたので会話したり楽しみを共有できたのが良かったですね。ちなみに、今回は現地で出会った人とも密に交流していたので、そういった意味でも気疲れは無かったのかもしれないです。

ー 現地にいる人とも密な交流があったんですね!

🥷周平:そうです、ちょうど飛行機で帰る予定のご夫婦がいて、僕らがレンタカーで空港まで送りますよとなったんですね。で、その方々が行けなかった場所があるという事だったので一緒に回りながら空港を目指したんですけど、その方を福田さんが気に入ってFacebookを交換したり、帰った後も僕の前で嬉しそうに何回も話してました。(笑)

👨‍💻福田:そんな何回も話してないよ~(照)。まぁたしかに一緒に回っている時にスポットの紹介をしてもらったり、美味しいお店教えてもらったりご飯奢ってもらったりと楽しかったですね。

🥷周平:他にも相部屋になった方と色々と観光したのですが、こういった偶発的な出会いって良いな~と改めて思いました。

ピンポイントで見上げるとハートが見えるウィルソン株

屋久島での体験

ー 屋久島で体験したアクティビティとか、こんな場所良かったよというのを写真も交えて教えて欲しいです!

👨‍💻福田:そうだなー。まぁ最初に浮かぶのは縄文杉ですね。宿を早朝の3:30とかに出て5:00発のバスに乗ったんですけど、往復22kmを10時間くらいかけて歩きました(笑)。写真だと分かりにくいですけど、日本で一番古い屋久杉と言われていて樹齢2,000年~7,000年と言わています。

写真では伝わり切らない日本最古の屋久杉「縄文杉」

👨‍💻福田:あとは福田語録として周平さんに言われていたのですが、ガイドさんをつけながらトレッキングしている人もいて、ちょうど小学校の跡地辺りでガイドさんが説明してたんですよ。その内容を聞き耳立てて私が思わず「へ~」って言ったら皆に笑われたという話があって。笑

🥷周平:そのエピソードを自分で言っちゃう辺りも可愛いですね(笑)。僕も聞き耳立てて話は聞いてましたけど、ガイドを付けている人を差し置いて素で感想を述べている福田さんは本当に面白かった。(笑)

👨‍💻福田:縄文杉に到達する前ぐらいで「俺は疲れたから縄文杉見ないで帰る」と言ったのも福田語録として認定されました。(笑)

🥷周平:3:30に宿を出て4時間くらい歩いてるのに目的の縄文杉を見ないで帰るという決断って逆に凄すぎる!ってな感じで終始爆笑してました。(笑)

ー これがいわゆるネガティブ発言だけど実はそんなに嫌と思っていないというやつですね(笑)。ありがとうございます!周平さんも共有頂けますか?

🥷周平:何枚か写真をご紹介しますね。

写真を撮るまで晴天だった太鼓岩たいこいわからの景色(本当はもっと凄い)

ー なんかジブリの世界みたいですね。

🥷周平:あ、本当にそうで、これは太鼓岩たいこいわって言うところなんですけど、もののけ姫でアシタカが森を見渡すシーンのモチーフになっているみたいです。あと、これは苔むす森って言うところなんですけど、これももののけ姫の白いやつ(コダマ)がいる森のモチーフになったいたり。

苔むす森

🥷周平:あとまぁ、こういう野生の猿がいたり。

そこら中で出現するヤクザル(家族)の毛づくろい

ー かわいい~!狂暴じゃないんですか?

🥷周平:そうですね、道路にいても全然どいてくれなくて、車でゆっくり近づいたら「しょうがないな」って感じでよけてくれる感じです。人間が危害を加えないことを分かってるんですね。屋久島は猿と鹿がたくさんいて人間より多い可能性もあると言われています。


ワーケーションを通して

ー いいですね~!では、そろそろお時間なのですが言い残したことはありますか?

🥷周平:そうですね~、いっぱいありますが強いて言うなら「福田さんは面白い人ですよ」ってところかな(笑)。県の人にインタビューされた日があったんですけど、「2人って真逆ですね。なんで二人で来たんですか?!」ってビックリされるくらい傍から見たら相性悪そうみたいで(笑)。実際僕らは毎回意見が一致する訳でもないんですけど、その違いがストレスというよりも許容して楽しめるみたいな。物凄く楽しかったです。

👨‍💻福田:そうそう、良くも悪くも連れ回してもらって楽しかったです(笑)。縄文杉も行くつもりなかったし、台風の真夜中に海中温泉に連れていかれるとか、島のダーツバーに行ってみたいとなって行ったり。

やっぱり様になる景色を撮る福田さん

ー 最後にこの記事を読まれる方に一言メッセージをお願いします。

🥷周平:職種にもよりますけどリモートワークは浸透してきた中で、僕のようにアドレスホッパーは極端だと思うんですけど、色々な自治体が補助金などを活用して人を呼ぼうとしているので是非皆さんも1週間とかのスパンで体験してみて欲しいなと。自分にとっての働き方とかに影響を与える良い経験になると思います。

👨‍💻福田:ワーケーションする前はちゃんと働けるのかなとか、土日を有効に使えるのかなとか思ってましたけど、結果的に仕事できましたしプライベートも楽しめました。毎日これはしんどいかもしれないけど1年に1回とかそういう頻度ながら続けてもいいかなと思ったので、皆さんも是非機会があれば体験してみてください。

ー 以上、屋久島ワーケーションインタビューでした。

東京へ向かう福田さんと高知へ向かう周平

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▼dotD採用情報

▼「入社時note」遠藤 周平

▼「入社時note」福田 諭


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